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大人も受けたいお金の授業?高校で金融教育が必修化!

子供に対する金銭教育の必要性は以前から議論がある。社会での経験が少ない若者が、多重債務者にならないためだったり、詐欺等の被害に遭う可能性を下げられるようにと目的はさまざま。お金の使い方、お金を失わない注意点、お金を借りることのリスクとリターンなど大人でも知りたい内容だが、金銭教育の重要な部分とは何なのか。

お金について学ぶと聞くと、何を思い浮かべますか?経済について?モノの値段の付け方?いや、家計簿の付け方?無駄を削る節約方法?株式、不動産のような投資?実際はどれも正解だと思う。ただもっと単純に考えたら、どうやってお金を得るか、お金を得ることについて必ず付いてくるどのように稼ぐのかも大事ではないだろうか。

従来お金を得るためには、企業に雇用されることにより、労働の対価の給料という形でお金を受け取ってきた。就職して労働するというイメージは『働く』の中でも一般的でしょう。

一方で、近年では個人事業主やフリーランスのように企業に属することなく、個人の仕事の成果に対して報酬を直接得る働き方が身近になってきた。企業に就職して労働し、給料という固定給をもらうのに対し、自分の仕事の難易度や稼ぐシステムによって変動する報酬を得るため、成果給(近しい意味では歩合制)と考えることができる。

こうやって考えると働くにも種類があるのが分かる。お金を得るというだけでも稼ぎ方、もらい方、増やし方と、学べることはありそうだ。

人がお金を得るにはどのようなものがあるのか?考えられるものを挙げる。

1.身体を使うからお金がもらえる=労働の対価

2.時間をかけるからお金がもらえる=時間の対価

3.成績が良いからお金がもらえる=優秀であることへの報酬

4.生きていくためにお金がもらえる=生活保障

5.感謝されることをするからお金がもらえる=貢献に対するお礼

  ※奪うや盗む、一時的に借りるは除いた。

労働の対価や時間の対価という考え方のみで考えると、人の得るお金は限定的になる。なぜなら、人が働ける量や投入できる時間には制限があるから。この2つの考え方では、人の生産性は低くなりがちといえる。

生活保障は、資格があれば必ずもらえる確実なお金だが、他人のお金が税金を介して再配分されるだけで、生産性は無い。

生産性という観点では、優秀であることへの報酬や貢献に対するお礼は、ほぼ無限である。一方で払う人の主観的な判断により、確実ではない。確実性が低くなる(不確実性が高まる)が、大きくお金を得られる可能性がある。

自分の行動だけで結果が出せるお金儲けから、それに他人の評価が必要となるレベル、さらに感謝されることが求められる高レベルまであるが、生活保障は自主性の無いお金のもらい方となる。

良い悪い、許容できるできないだけではなく、「どうやって貰いたいか」が関係してくるお金を得る方法。金融教育と聞くと身構えてしまうが、大人にとって身近にある「働く」、「お金を得る」について考えるだけでも学びになりそうだ。

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