若手指揮者インタビュー!山上孝秋 3/3今回の公演に向けて
2021年7月5日(月)に開催される「若手指揮者と特別編成オーケストラによるトライアウト・コンサート2021」には4名の若手指揮者が出演します。
公演を控えた6月下旬、オンラインインタビューを実施!プロフィール文だけではわからない。それぞれの素顔を探るべく、制作担当がインタビューを行いました。
第1弾は、山上孝秋(やまがみ・よしあき)。
《twitter:https://twitter.com/conductor_yoshi?s=11》
彼は今回の公演でベートーヴェン:交響曲第7番を指揮します。
前回までの記事はこちら:
1/3 指揮と私編(https://note.com/tryout_concert/n/n4a1795328b75)
2/3 プライベート編(https://note.com/tryout_concert/n/nce1674faef9b)
—今回の公演へ参加しようと思ったきっかけを教えてください。
普段、指揮の学生とかはピアニストを相手に指揮をしたりとか、そうでなかったらアマチュアオーケストラさんのところで振る経験をするんですけど、そのふたつではやっぱり得られないものってあるんですよね。
プロフェショナルのひとが集まったところで弾くっていうのは、緊張感の高さとか、本当に細かいニュアンスの作り方とか、そういうのはやっぱりそのプロの集団の中でしか味わえないことだと思いますし、勉強したかったことです。
―今回はお客様に入っていただいての“公演”ですね。
私自身も多分そうだし、オーケストラの皆様もそうだと思うんですが、お客さんがいるといないとではやっぱり違うと思います。やっぱり誰かが聞いてくれる、いてくれるからこそ、モチベーション、テンションの違いというものはあります。
正直なところ、お客さんがいないと、リハーサルなのか、本番なのかがちょっとよくわからない感じになると思います。でもお客さんが、きちんときいてくださる方がいると、モチベーションや空気感がガラッと変わります。
—今回の公演の意気込みを教えてください。
もちろん自分の音楽をうまくオーケストラに伝えることができたらと思っています。
オーケストラの皆様は、プロとして活動されているので。それこそもう何百回と演奏してきた曲だと思います。特に僕が指揮するあのベートーヴェンの交響曲第7番は、本当に色んな指揮者と演奏した曲ではないでしょうか。だからそこから、オーケストラの皆様から私の方に、“こういう音楽だ!”っていうのものをいっぱい教わりたいなとも思っています。
そして今回はお客様も入っての公演。聞いてくださるお客様にこの曲はすごく楽しい曲だなと少しでも思ってもらえるような音楽を、オーケストラの皆様と一緒に作れたらいいなと思っています。
公演が決まってからずっと緊張しています。そしてオーケストラのメンバーを見ても緊張します。
頑張りますので何卒宜しくお願いします!
—ありがとうございました!
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