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デトックスには酸と苦

皆さん毒素を溜めてませんか?

何が毒素になるかというと、食品添加物や化学調味料、体内での代謝の時に作られるアンモニア、摂取した薬などがあります。

こういった毒素は肝臓で解毒しています。毒素を摂りすぎたり、溜めすぎたりすると肝臓の働きが過剰になりすぎたり、弱ったりします。

肝臓は、血流、感情、靭帯や腱の張り具合、爪、目のコントロールをしているのでそこに関連した症状が出やすくなります。

沈黙の臓器

体内に入った毒素は肝臓で分解します。

《肝臓の主な働き》
・毒素の無毒化:体内の代謝でできたアンモニアや薬などの有害物質を無毒化する。
・代謝:
摂取した栄養素を変換して貯蔵したり、それらを分解してエネルギーを作る。
・胆汁の生成と分泌:
脂肪の吸収を助けたりタンパク質の分解を助ける。コレステロールを排出するのにも役立つ。

この他にも、東洋医学的な肝臓の働きは、自律神経に関与したり、ストレスの代謝もしたり、血流の分配をコントロールしたりもします。

肝臓はたくさん仕事があり、常に働いていますが痛みを出さず音を上げないので『沈黙の臓器』と言われています。

そんな肝臓も働きすぎたり疲れたりします。その時には、痛みなどは出ませんが体にサインは出ます。

【肝臓からのサイン】
目が疲れやすい
イライラしやすい
肩が凝る
口が苦く感じる
神経が過敏になる
焦りやすくなる
爪がもろくなる
筋肉がつりやすい

いずれかのサインが出ている場合は肝臓の働きが過剰だったり、弱って疲労が溜まっている可能性が高いです。

肝臓を助ける

肝臓が疲れている場合は解毒だけでなく、他の働きも弱まります。代謝も下がるし、胆汁の生産も少なくなったり過剰になったり、血流も悪くなるし、自律神経も乱れたりします。

基本的にほっとくと肝臓は働きすぎるので休ませることが必要です。

休ませ方は簡単で『早寝』することです。

夜10時までには布団に入りましょう。肝臓は【寝ている間に血液を貯蔵し、きれいにする】という役割もあるので、夜更かししたり睡眠時間が短いとそれがおろそかになります。血液は体を動かすための燃料なので、きれいにしておかないと、汚い燃料で体を動かすことになります。血液の質が悪いと、疲労が取れにくかったり、肩こりが慢性化してきたり、爪がもろく割れやすくなったり、髪の毛がパサついてきます。

その他に肝臓の働きを助ける方法もあります。【酸味】を摂る事です。

肝臓の働きを正常化させるには酸味が効果的。次の食材がおすすめです。

梅干し、酢、レモン、トマト、リンゴなど

解毒の補助

基本的な解毒は肝臓で行っていますが、東洋医学では【苦味】があるものは体内の不要な毒素を外に出す働きがあります。

ゴーヤ、レタス、ゴボウ、フキ、アロエ、茶葉など

そしてこれらの食材は熱を治める役割もあるので、夏場の熱い日や頭に熱がこもって汗をかいているときは積極的に摂りましょう。夏バテの予防にもなるので覚えておきましょう。


体に毒素を溜めると、肝臓の負担が蓄積され、いつの間にか体に不調が出てきます。肝臓からのサインが出ている方は、きちんと休ませましょう。

肝臓は沈黙の臓器なので、気づくのが遅れると疲労の蓄積が多すぎて回復に時間がかかってしまいます。

そうするとサインとして出た症状が慢性化します。そうなる前に『解毒』をしっかりできるようにしておきましょう。


Amanoteでした

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