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樹々🌳草花🌷動物🐈虫たち🦋 水💧風🌪️雲☁️空☀️大地⛰️星々💫 私たちは皆ひとつの大きな輪…

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樹々🌳草花🌷動物🐈虫たち🦋 水💧風🌪️雲☁️空☀️大地⛰️星々💫 私たちは皆ひとつの大きな輪🪽🫧

最近の記事

ムースの転位行動

去年読んだ本「極北の動物誌」の中に、面白い描写があった。 舞台はアラスカの森の中。発情期のムースの雄同士が鉢合わせるとどうなるか。 お互い睨み合い一発触発の空気の中、なんと。 勢い良くそこら辺のエサ(草)をムシャムシャ食べ出すらしい…! おい、そんな事してる場合か! 隙を見せたらやられるぞ!と言いたくなるが これはムースのいわゆる転位行動だそうで 「闘いたい!」「逃げたい!」という 相反する本能の中でで葛藤した結果、全く関係ない″エサを食べる″という行為をしてしまうら

    • 樹々が紡ぐ縁

      樹々は人よりも長く生きる。 人の言葉の全てを犬や猫の動物が完全には理解しないように、 人もまた自分より寿命の長い樹々の全てを理解することが出来ない。 出来ないけれど、樹々には確かに人間の能力や想像の域を遥かに凌駕した叡智やネットワークがある。 成熟した樹々は明確に意志を持ち、我々よりも大きな視座を持っている。それぞれが独立したひとつの生態系を成し、調和のもとにさまざまな命を次世代へそのまた次世代へと繋げていく。 そして恐らく、どういう訳か、互いに遠く離れた樹々同士でも(

      • 深海の調べ

        眠れない夜にはいつもドビュッシーを聴く。 素潜りの世界記録を叩き出し、 「グランブルー」という映画のモデルにもなった フランス人ダイバーのジャック・マイヨールは ドキュメンタリー映画・地球交響曲の中で 「ドビュッシーの音楽は深海の調べ」と言った。 そして、光の届かない深い海の底ではオーム(宇宙創造の音)が確かに聴こえるのだとも。 そんな映画を見た帰り道、 ビル群の遥か彼方から確かにイルカの声が何度も聴こえた。 電車に乗りイヤホンでアラベスク第一番を聴く。 深海に潜っ

        • 空の上の教室

          夢を見た。 私は子どもだった。 木造りの教室に、同じくらいの年齢の子供達がいて ちいさな長机と長椅子に行儀よく座っている。 私は机には座らず、教室の隅で床に座っていた。 黒板の前には教師が立って 他の子供たちに向けてなにか授業をしている。 どうもここは空の上にあり、子供たちは これから地上へ赴くために必要なことを学んでいるようだ。 床に座った私に、白髪の髪の長い老父が 模型のおもちゃのようなものを見せながら何か説明をしている。 なんとなく授業についていけない、落ちこぼ

        ムースの転位行動

          夜明け前の北斗七星

          今朝の空。 夜よりも空気が綺麗なのか それとも夜明け前の空が1番暗いという言葉通りなのか 普段よりはっきりと見える北斗七星。 年齢を重ねるにつれて 古い記憶から少しずつ薄れていくけれど 何故か星にまつわる記憶だけは その時の情景まで全て鮮明に思い出せるのが不思議。 幼少期、母と手を繋いで歩いている冬の夜道で オリオン座の星並びを教えてもらった時の胸高鳴る喜び。 兄と2人、夏休みの夜中にベランダの柵によじ登って 何時間も星を見ながら話していたこと。 星の瞬きを見ながら、平

          夜明け前の北斗七星

          アルクトゥルス

          夏は窓から差し込む朝日で目が覚めていたのに、 起きて1時間経ってもまだ太陽の気配がない11月の朝5時台。 東の窓を開けると、目の前にひとつ光る星。 iPhoneのアプリ「星座表」をかざしてみると うしかい座の1等星【アルクトゥルス】とあった。 アルクトゥルスと言えば… 少し前に夢から目醒める直前に 「アルクトゥルス」という言葉が刻み込まれるように 何度も何度も頭の中に響き続け 目が醒めても強烈にその響きだけが残っていた事がある。 それまでアルクトゥルスなんて知らなかっ

          アルクトゥルス