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緊急事態宣言下のアナログ的過ごし方 ヒントになる本の紹介

今日はnoteさんのお題
「いま私にできること」に挑戦。

こんな時こそ、誰かの役に立てればと。

数少ない我が家の本から、今だからお役に立てそうな本を紹介してみる。

家にいる時間が多い今、何をして過ごすか分からない人、ネタも尽きてきた人もいるかと思う。

そんな時にお勧めしたいのが、
「子供と楽しむ101のあそび」という本。

(トップの写真のは我が家にある同本から抜粋)

注意事項

始めに断っておくと、これは1998年初版。20年以上も前のものだから、今のようなデジタルな遊びはない。

いたってアナログ。つまり、懐かしい=既に知ってる事も多い。簡単なものもあれば手間と時間のかかるものもあるかもしれない。それに地味なものも。

ゲームやアプリのような目新しさや刺激、派手さはない。

ここ数年多くみられる知育的な遊びでもない(少なからず知育的効果はあると思うけど科学的な目線で書かれた本ではない)

だから、今時の遊びをしたい人、遊びの知育的効果を知りたい人、刺激を求める人にはお勧めしない。

ちなみに、遊びの対象年齢としては0歳から小学校低学年まで、とあるけど、中には高学年でも、中高生でも、大人でもできることもいくつかある。

でも、私の個人的な感覚なので、実際そんなに遊べないじゃないかと思われてもご容赦ください。

むしろ、
楽しいかどうかではなく、
これをどうやったら楽しめるか、
楽しい部分は何か、
という目線で読んで、実際に遊んで見てほしい。

おすすめポイント

アナログが好きな人、あまりお金をかけずに遊びたい人、子供にテレビやゲームばかりさせたくない人には参考になると思う。

家の中でできる事も紹介されている。

あと、タイトルは「子供と〜」だけど、遊びの種類によっては夫婦でも楽しめて、夫婦関係が良くなりそうなことも割と書いてある。

例え一人暮らしでも、いろんな意味でやった方がいいこと(=遊び感覚でやってみれば以外と楽しいこと、生きる上で大切なこと)も紹介されている。

だから、子供とだけでなく、夫婦でも、一人暮らしでも楽しめて、役に立つ内容と言えそう。

紹介される遊び(行動)の中に、
親子関係、夫婦関係、人間関係、
1人の人間としての大切なことがあるように思う。

本の構成

もくじは、遊びの種類別だったり、場所別だったりのカテゴリがあり、その中に具体的な遊びの名前が1から101まで番号が振られて書かれている。

本編では各遊びを1ページ or 見開き2ページのイラスト付きで簡単に紹介。

あまり手取り足取りではなくざっくり説明。
細かい事が気になる人はネット検索かな。

で、どんな遊び(行動)があるか。

101個の遊びを場所と年代別に何個あるか、
数えてみた。

それと、遊びのカテゴリー、男の子用に我が家の事例、女の子用に自分の昔の遊び、大人用に自分がやったこと、やってみたいことも添えてみた。(子供は親とすること前提。)

家の中でできること

今は何と言ってもこれだろう。意外にたくさん。

乳児 21  触れ合い遊び、キック、うつ伏せ・寝返りの練習、子守唄、語りかけ、抱っこで家の中探検、窓の外を見る、腰が座ったらおんぶ・肩車、高い高い、鏡、新聞紙ビリビリ、絵本の読み聞かせ


幼児 70  上記プラス、手遊び歌、わらべうた、貼り絵、手先を使った遊び、五感を刺激する遊び、あやとり、折り紙、粘土、つみき、紙ひこうき、絵描き歌、本気エビカニクス、ままごと、ごっこ遊び(戦隊モノ、仮面ライダー、ウルトラマン、忍者、侍、海賊、パイロット、のりもの、)、仮装、なぞなぞ、おてて絵本、雑巾がけ競争、窓ふき(泡スプレー遊び)、お風呂掃除という名の水遊び、トイレ掃除(2〜3歳の頃大好き)、料理(サラダ、漬物)、小さな家づくり(布団、ダンボール、机、シーツなどを使って)、空箱などの廃材工作、工作(割り箸鉄砲、ぶんぶんごま、お面)、読み聞かせ


小学校低学年  86 上記プラス、ルールのある遊び、しりとり、マジカルバナナ、あっち向いてホイ、叩いてかぶってジャンケンポン、わなげ、パズル、トランプ・ウノ、オセロなどボードゲーム、柔らかいボールでキャッチボール・ドッジボール・バレーボール、風船バレー、相撲、腕相撲、指相撲、手押し相撲、いろんな髪型アレンジ、塗り絵、迷路、セロテープマニキュア、弟妹の世話、料理(ご飯を炊く、卵料理など簡単な加熱料理)、お風呂掃除担当、乾いた洗濯物を畳んでしまう担当、読書会、読み聞かせ、


小学生高学年 60 上記の他、難しいボードゲーム(チェス、将棋、囲碁)、クイズ、アルバム整理、家族写真を家に飾る、料理(麺類、親子丼、りんごをむく)、組体操、ブレーメンの音楽隊の再現、繊細な工作、洗濯物を干す、流行りの歌の歌詞を紙に書いて覚える、イラスト、一緒に読書タイム、


中高生・大人(複数人)30 下記プラス、イラスト対決、早口言葉対決、だじゃれ対決、歌を歌う、テーマトーク、ペアストレッチ、交代でマッサージ、読書会、写真整理、思い出話、みんなの良いところリストアップ競争、


中高生・大人(1人で) 25 不用品処分、掃除、料理、洗濯、布団干し、読書、勉強、写経、ボールペン習字、健康習慣(食事運動睡眠)を取り入れる、筋トレ、サーキットトレーニング、ストレッチ、ヨガ、顔ヨガ、太極拳、写真の整理、写真を飾る、お香、アロマキャンドル、間接照明、自分の良いところリストアップ、人の役に立つ、瞑想、理想の未来を想像する、1日を振り返る、日記・記録をつける

外でできること(大都会編)

コンクリートジャングルの街を想定。人があまりいない時間帯と場所で、出来る限りの対策はした上で。 家だけど外を感じるベランダでできることも入れてみた。

乳児 10 ベビーカー・抱っこ紐・腕抱っこで散歩(神社やお寺)、語りかけ、水遊び、ベンチでお茶タイム、


幼児 32  上記プラス、ベランダ・玄関掃除、階段・歩道橋を登る、シャボン玉、乗り物(車、電車、新幹線)を見る、ちょっとした段差をジャンプする、建物の材質を触って感じる(コンクリート・石・れんが・木・金属・プラ)、カラス・鳩・スズメを見る、雲の形から想像する、影遊び、人の役に立つ


小学校低学年  36 上記の他に、有名な建物を見る、なるべく遠くまで歩いてみる、家からよく行く場所までの歩数を数えてみる、歩きながら写真を撮る、影踏み、各種鬼ごっこ、グリコ、ダルマさんが転んだ、靴飛ばし、かくれんぼ、チャンバラ、水鉄砲、自転車、縄跳び、雨の日の散歩、夕日を見る、


小学生高学年 16 上記の他に、家の周りの地図を作る、バドミントン、リフティング、スケボー、キックボード、夜の散歩、夕日・月を見る、

中高生・大人(複数人)13 下記の他に、迷子にななってみる、素敵なデザインを探す、夜の散歩、早歩き競争、どこかのベンチでお茶タイム(水筒にコーヒーやお茶を入れて)


中高生・大人(1人で) 9  玄関・ベランダの掃除、ベランダガーデニング(花、観葉植物、バーブ、野菜)、散歩、道のゴミを拾う、自転車、雨の日の散歩、高いところから眺める、ベンチに座って眺める、朝日・夕日・月を見る、人の役に立つ

外でできること(田舎編)

田舎や自然が身近な場所ならできることがけっこうある。都会でも、河原や小さな児童公園があればできることも入れてみた。

乳児 10  都会編の他に、緑の中を散歩、原っぱに敷物を敷いてねんね・寝返り・お座り、外でお茶タイム、


幼児 42  都会編の他に、原っぱに裸足で立つ(グラウンディング)、砂遊び、泥遊び、水遊び、石拾い、落ち葉広い、どんぐり集め、たこ揚げ、かけっこ、各種鬼ごっこ、虫を探す、魚・ザリガニを探す、公園や川原でお茶タイム、ソリ、里山を歩く、ピクニック、ままごと、ガーデニング、木登り、川遊び、砂浜遊び、野原に寝転ぶ、

小学校低学年  46 都会編+上記の他に、ドッジボール、キャッチボール、サッカー、フリスビー、虫取り、星空を眺める


小学生高学年 27  都会編+上記の他に、バレーボール、バスケットボール、


中高生・大人(複数人)24 都会編+下記の他に、森林浴、キャッチボール、バレーボール、


中高生・大人(1人で) 19 都会編の他に、広い空を眺める、海・山・川・湖・田畑の景色を眺める、魚・野鳥・蛍を見る、木々の緑や花々を眺める、湧水に触れる、星空を眺める、星座を見つける

まとめ

今日は「子供と楽しむ101のあそび」という本を紹介と、場所と年代別の遊びをカウントをしてみて、意外とどんな場面でもやれる事はあると気づいた。

久しぶりに開いた本だけど、この中のいろいろな遊びをこの2ヶ月余りの間に我が家の息子たちとしていたことに気づいた。

子供達はもちろん、大人の私も楽しんでいる。


楽しめるかどうかは、遊びの内容もあるけど、

親の私の言葉のかけ方や、親としての在り方、

自分の考えが影響していると思う。


その点で改めて勉強になったのは、この本の最後の方で紹介している5つ。

・掃除を楽しむ
・みんなの(自分の)良いところを見つける
・目を閉じてたのしいことを
・1日を振り返る
・人の役に立つ

もはや単なる遊びではなく、それぞれのページには今の大変な時期に大人にも参考になることが書かれていると思う。

そしてこれを「あそび」として紹介する出版社 童話館さんが大好きである。

というわけで、「いま私にできること」として
この1冊をおススメする。




#いま私にできること

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