#31 音が足りない。
私達が活動する吹奏楽倶楽部は、通常12〜13名程度で活動している。『りんりん』がハンドベルで出演予定の福祉施設のイベントに吹奏楽でも出演予定なのだが、主要メンバーが数名、どうしても都合がつかなくなってしまった。
『困った、音が足りない💦』
各楽器パートに1人ずつしかいないような小さなウチの楽団で、数名離脱してはもはや演奏は成立しない。今回はクラリネットとアルトサックスが不在となり、もはや致命的😨だ。
足りない音を他の管楽器で補うことはいつもやっているが、これにも限界がある。でも団長であるウチの夫は、せっかく頂いた依頼を断りたくないのだ。
『キーボードを2台使って音を足そう。』
2台?おそらく1台は私の実家の姉に頼むつもりなのだろう。姉は当楽団メンバーではないが、以前にもキーボードでお手伝いを頼んだことがある。和音とベースラインを足すだけで、演奏にちょっと厚みが出るのだ。それであと1台は?
・・・主人の視線が私を指名しているっ!?
『えー、わたし何十年も🎹おろそかにしてるのに、もう人前でピアノなんか弾けませんが?』
『メロディ弾いて音を足す程度でいい。音不足の時にはホルン吹いてるより、キーボード弾いてる方が断然役に立つし。』
・・・言わんとすることはわかるけど、日々花形トランペットの影となり音楽を支えているホルン吹きを『役立たず』否定されてるようで(そう言われたわけではないのだが)ちょっと気分を害した😠🧨でも音が足りない時には、キーボードの方がメロディも和音もベースも一手にカバーできるのは確か。
こうして、私の🎹猛練習の日々が幕を開けてしまった💦
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?