3-2.音のツボについて2『トランペット ハイノート本 ~美しい High Bbで奏でるために~(仮)』
前回の記事では「音のツボ」がどのようなものかをお伝えしました。
今回は実際に音のツボを出す実践編です。
コントロールより耳を使う
音のツボに限ったことではなく、このような話題になるとどうしても「奏法」を優先し、意識をからだの使い方に集中させてしまうことが多くなってしまいます。
しかし、演奏において最も大切なのは「自分の音がどう聴こえているのか」を判断するためのイメージの強さと、自分の音を聞く耳です。
ですから、音のツボにしっかりと当てるためにもまずは、
「どのような音がツボに当たった音なのか」
「これからどのような音を出そう(目指そう)としているのか」
といった具体的なイメージを強く持ち、そして音を出しているときには、からだの使い方ばかりに意識を捉われずに、必ず聴こえてくる音を耳で捉えて、奏法とリンクさせ続けるように心がけけてください。
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