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組織人事観点で語る「同棲の秘訣3ヶ条」

この記事は、Boulder Advent Calendar 2020の9日目の記事です。

自己紹介

こんにちは。こんばんは。はじめまして。森朝香です。

初めましての方もいるかと思いますので、簡単に自己紹介を。

【簡単に今までの人生を紹介】
福岡生まれ中高6年間女子校育ち、その後、同志社大学に通い、新卒でリンクアンドモチベーションにて中小ベンチャー向けの組織コンサルタントを経験、現在は”人生を味わう瞬間を作る”という想いの元、フリーで産業カウンセリング、キャリアカウンセリングを行ったり、組織立ち上げの支援をしております。

Boulderでは、R&Dの部門で、ストレス度合いが高い従業員様に対してのソリューション開発をしています。そして私自身も、カウンセラーとして、ウェルビーイングを実現しながら働くための従業員様のサポートを行っています。

今回は、寿司職人(VPoE)の加藤さんからお誘いを受け初アドベントカレンダーに記事を投稿します!🍣

寿司食べたい


同棲はWell-beingに繋がる

突然ですが、皆さん同棲についてどんなイメージをお持ちでしょうか?

「同棲をすると、結婚のタイミングがわからず婚期を逃す」
「学生カップルが、社会人で同棲をすると別れる」
「結婚の前に同棲するなんて!順番が逆だろ!」

なんて思われてる方も多いと思う。

なかなかにリスクがある中で、私がなぜ、何度も同棲にチャレンジをするのか。

それは、同棲がWell-beingに繋がると感じているからだ。

 Well-being はPERMAという5つの構成要素に成り立っていると言われている。PERMAとは構成要素の `Positive emotion` (ポジティブな感情), `Engagement` (エンゲージメント), `Relationships` (良好な関係性), `Meaning` (意味・意義), `Accomplishment` (達成) の頭文字を取って命名されている。

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この中で、同棲をすることによって、`Positive emotion` (ポジティブな感情), を感じやすくなったり、`Relationships` (良好な関係性),が生まれたり`Meaning` (意味・意義)を感じることができると考える。

私は、人と共に暮らすことで、Well-beingを感じられ、より人らしく生きれるのではと考えているのだ。

あくまでも持論ですのでご了承ください。

(実は昔、前職でクライアント企業が、新人のモチベーションについて相談をいただいた時、社員寮を作ることを提案したこともあるくらい、従業員が、ひとり暮らしをせず、誰かと共に暮らすことは、自己認知が進んだりと、組織にとっても良い影響があると感じている。特に地方から出てきた新入社員には、都内での一人暮らしはネガティブに作用することが多そう)

同棲に失敗した過去と現状

私は今まで3回、同棲にチャレンジをしてきた。東京のOLでも、同棲を1度でも経験したことがある人は3割しかいないらしく、我ながら、人よりも多く同棲については、経験を重ねてきたと思っている。

だがしかし、私自身、失敗に終わった同棲もある。

大学より3年ほどお付き合いしていた方と、社会人になり東京で同棲を開始したのだが、同棲をしてなんと、1ヶ月で同棲解消した笑

同棲中に相手との関係性が上手く行かなくなると、精神的なしんどさを痛感した。それに加えて、同棲解消する際にも体力的・金銭的ダメージが襲ってくる。

同棲を開始することは簡単だが、同棲を解消しようとすると、もう地獄なのだ。今となっては良い笑い話だが・・・。

このように、同棲はリスクも伴うのだ。

この記事では、同棲の良い面も悪い面も経験をしたことがある私だからこそ気づけた、同棲が上手くいく秘訣をご紹介したいと思う。

秘訣を考える中で、これ、組織も一緒だ!とかカウンセリングでも大事な観点だ!などという気付きもあったため、共に解説をしていこうと思う。

同棲を長続きさせるための"3ヶ条"

1:現状の関係に甘えない

同棲をしているという関係性に甘えず努力を挑戦をするというスタンス

どうしても同棲に慣れてくるとだんだんと関係性に甘えてしまうのが人間だ。しかし、誰と一緒に過ごすか、という観点では、常に競合がいることを忘れて欲しくない。それは、家族や友達かもしれないし、他の恋人候補かもしれない、ということだ。

資本主義の社会と同じで”一緒に生活をしたい人”として毎朝選ばれ続けることが重要なのだ。そのためには、常に努力をし挑戦すること。

これはサイバーエージェントが組織風土の中で大事にしている

「挑戦と安心のバランスがとれた文化」と似ていると思う。

”ここにいていいんだ”という心理的安全性が保たれた中で、初めて挑戦や努力ができるのだ。


2.自分と相手が同じ人間だと思わない

同一視をせず、自分と相手は違うということを忘れない。

人は、どうしても長く一緒にいると、同一視してしまいがちだと思う。頭では、相手と自分が違う価値観を持っている、他人であるということは分かっているが、近い関係性になると、「なんで私の考えを分かってくれないの!」と、自分の普通を相手に押し付けてしまいがちだ。

これをすると途端にコミュニケーションが上手くいかなくなる。

あくまでも、”他人”であり価値観が違うことを理解することが重要だと思う。

これは、カウンセリング中に一番大事な基本姿勢となる”傾聴の姿勢”にも通ずるところがある。人は、通常、個人の中にある、自分や物事についての見方や感じ方の枠組みを通して自己や世界をその人独自の見方で理解をしていると言われている(内的照合枠という)。

できるだけ、内面的な話を傾聴するときは、この内的照合枠を外して、”まずは一通り傾聴をする”ことを大事にしている。(めちゃ難しい)

3.苦手なことは無理しない
本当に苦手なことは無理せず、頑張らない。

これは関係を長続きさせるためにとても大事だと思う。仕事にも得意な作業と不得意な作業があるのと同じように、同棲生活でも、人それぞれ得意な作業と不得意な作業があると思う。

例えば今同棲している彼は、”洗濯物を畳む”という仕事が本当に無理らしい。畳もうとすると、途端に気持ちが折れてしまうらしいのだ。私からすると、洗い物なんかと比べれば、洗濯物はテレビを見ながら畳めるし、家事の中では比較的簡単で好きな仕事だ。

そこで、彼は一切洗濯物を畳まなくていい!というルールを決めた。不得意なことを頑張るより、得意なことを頑張った方が楽しいと思うし、そもそも、彼は洗濯物ができない人ということをお互いに共通認識を持っていると相手に求めなくなるので、こちら側も楽な気持ちで、畳まれていない洗濯物をみることができる。

(多分ルールがないと、なんでここに洗濯物出しっぱなしなの!と怒ってしまうと思う)

これは、人材育成においても同じことが言えると思う、比較的日本企業は、弱みやできないことを改善することが成長だという定義で捉えられていることが多いと思う。

ピーター・ドラッカー氏のも著書「マネジメント」で以下のような言葉を残している。

何事かを成し遂げるのは、人の強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを成し遂げることなど、到底できない。

無理に頑張るよりも、強みを尊重し適材適所で、仕事を割り振りしていくことがポイントだと思う。

ここまで、完全に個人の経験に基づく同棲の秘訣3ヶ条を書いてみたが、いかがでしたでしょうか?

Well-beingを感じられ、人間らしい繋がりを感じる生活のヒントになると嬉しい。

自戒を込めて、これからもこの3ヶ条気をつけていきたいと思う。


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