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寄りかかって生きていきたいという話

私には、ある悪癖がある。
隣を歩いている人を壁側にどんどん追いやってしまうことだ。
道の真ん中を歩いていたつもりが、相手側に近づいていってしまうため、「ごめん、もうちょっとそっち歩いてくれる?」といつも言われる。

生き方にも、同じ傾向があるような気がしている。

私は、大事な人と毎日会おうとは思わない。
友人であれ、恋人であれ、ずっと一緒にいると疲れてきて、無意識につよくあたってしまう。それが原因で恋人との関係が悪化したことは幾度となくあるし、友達と旅行していても、帰って一人になりたいなあと思うのである。
だが、一人でいたいだとか、一人が好きだと思っているわけではない。むしろ、恋人なんかは毎日でも一緒にいたいと心では思っているのである。仲良くいたつもりが、無意識に相手に些細な負担を負わせてしまい、それが相手を疲れさせ、「ごめん、ずっとは面倒みられない。もうちょっと距離をおいてくれる?」みたいな文脈のことを言われる。

他人には他人の人生ややりたいこと、やるべきことがあり、もちろんそれを尊重したい。だから、やりすぎないように、最近甘えすぎだなと思ったら、今の自分が負担になっていないか相手と話をしたり、距離を置いたり、気をつけているつもりなのだが、まだまだなようだ。私には、私の人生ややりたいこと、やるべきことの認識が希薄だからかもしれない。何年後にこれだけの成果を上げたい、や、留学したいなどの目標をもっている人はぶれないので、道をまっすぐ歩けるのだろう。




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