Connecting the dots④:大いなる自然の中のちっぽけなわたし
小さい頃「世界不思議発見」を毎週家族と見るのが楽しみで
「ミステリーハンターになりたい!」と本気で思っていました。
そして高校を卒業したら
「国内も国外も沢山旅をしたい!」と思っていた私は
大学入学後
何を思ったのか
川下り=ラフティングのサークルに入部しました。
ラフティングとは
空気でふくらますゴムボートに乗る
川下りのことで
競技大会もあり
れっきとしたスポーツです。
私は競技としての川下りよりも
ツーリングの川下りが好きで、
行く先々で川を下りながら
温泉に入って(だから日本は最高!)
その地方の名産品を食べて
キャンプをする
のが大好きでした。
授業期間の週末は
多摩川や荒川で練習。
GWや夏休み、秋休みを使って
全国の川を下りました。
北は北海道の釧路川から
本州では
利根川
長良川
天竜川
保津川 など
そして四国の
吉野川や四万十川。
そういえば、
沖縄西表島にも行きました!
(が、川を下るタイミングで
ゴムボートが壊れていることに気がつき断念。
それでも、ヒルと戦いながら
マングローブの森をトレッキングして
滝に打たれる体験は格別でした)
川は生きもの
そう、
川は生きています。
その日その日で表情が違います。
台風直後増水して荒々しい姿の時もあれば
雨が降らず水量が減り岩が露わになっている時もあります。
増水している中、川を下って
船ががフリップ(転覆)して
ぽーんと水中に投げ出されたことも
一度や二度ではありません。
実は、私、泳げないんです笑。
「泳げないのに
よくやってたよな
無謀だったな」
と我ながら思います。
(ライフジャケットは着用してますが、もちろん)
幸い落艇しても
なんとか船にしがみついて
先輩に引き上げてもらって
危機一髪!安全確保できたおかげで
今もこうして生きていますが
「自分は何て無力なんだろう
人間ってちっぽけだな
大いなる自然の下で
人間ができることなんてホントに少ししかないな」
ということを
船から放り出されて
ぶくぶくぶく
水の中で煽られた
ちっちゃなわら人形みたいになっている時に
心底感じたのは
今も鮮明に覚えています。