絶景かな、宇和島城&武将になりきり!?甲冑体験
こんにちは。うわじま市民ライターのわたがしです。先日、「宇和島城で甲冑を着て、特殊メイクをしてくれたりプロの写真家が写真を撮ってくれるイベント」があるとのことで参加してきました。
*このイベントは2023年10月下旬に行われたもので、現在は終了しています。
宇和島城とは
宇和島市の中心部の小高い丘の上に築城されている城で、市民からは「お城山」と呼ばれ親しまれています。立派な石垣と優美な装飾の天守が特徴。現存12天守の一つでもあり、国内外から多くの観光客が訪れます。
イベント開催の経緯
今回のイベントの主催は、世界的に活躍しているフォトグラファーやヘアメイク、空間デザインのスペシャリストが所属するLEAM Japanで、宇和島市観光物産協会と共催。構想は何年もあったものの、今回やっと実現したそうです。
LEAM Japan代表である水野 謙治さんは宇和島市在住で、過去には写真館や結婚式の前撮り等で宇和島市内で活動されていました。今では世界的なフォトグラファーとして活躍されていて、同じ市民としてとても嬉しく思います。
当日の様子
今回は対象年齢が設定されていたため、8歳の長男のみ体験させることにしました。5歳のころに七五三で着物を着て写真を撮ったのが楽しかったようで、本人も楽しみにしていました。
予約時間に宇和島城の敷地内にある城山公園へ行き、受付を済ませて順番を待ちます。一つ前のお兄さんは金色の甲冑を着て顔に特殊メイクの最中。どう見ても刀で切られたようにしか見えない出来上がりに感心しました。
長男は特殊メイクはせず、子供用の甲冑を着て撮影し、宇和島城のふもとにある「観光情報センター シロシタ」でプリントされたものを受け取るプランにしました。
↓シロシタはこんな施設です。
いざ撮影!
手早く着付けしていただき撮影へ。城山公園に特設されたテントが簡易の撮影スタジオになっていました。黒のスクリーンをバックに何パターンか撮ってもらいます。
顔は隠しています。ちょっとまぬけになってしまいましたが雰囲気は伝わるでしょうか。武将になりきっています。親(私)も大興奮でカメラのシャッターを切りました。この日一番親バカだった自信があります。様になっていましたよ、わが子ながら。
スクリーンでの撮影終了後、せっかくなので城山公園周辺で甲冑を着たまま写真を撮ってみました。
素人の撮影ながらそれなりに撮れているのは、やはりレプリカではなく築城当時の石垣があること、また大切に守られている自然やそれが織りなす光の情景があってこそなのだなと感じました。
ちょっと天守まで
撮影を堪能したので甲冑を脱いで返却し、その後は天守まで登ることにしました。宇和島城は標高約73mの丘陵地に築城されていますが、その道のりは平たんではなく、なかなか大変でした。
石段はひとつひとつの段が大きく、私は結構一生懸命に登りました。それに対して子どもたちはすいすい登っていきました。道中、観光客らしき女性グループとすれ違いましたが「腰が痛い」「明日は筋肉痛だわ」と言いながらも楽しそうでした。
最後の石段を登ると広場の奥に天守が鎮座しています。天守が見えると、ああ、やっと着いたと達成感でいっぱいになりました。実は大人になって天守まで登ったのは初めてでした。子どもの頃は、宇和島城は小さくてパッとしないなあ…なんて思っていましたが、今ではこぢんまりとしながらも美しい立ち姿に惹かれます。
子どもたちに促されて天守の中まで入りました。三階建ての天守の中は階段が急でちょっと大変。でも晴天も相まって景色がとてもよかったです。
撮影地としての宇和島の可能性
宇和島は海と山に囲まれた土地ですが、こうやって改めて景色を眺めると他にはない場所だなと感じました。市街地の後ろに1,000m級の鬼ヶ城山系が控えてる景色って、なかなかユニークでしょう。
観光シーズン真っ只中の今、市内でカメラを提げている観光客の方を多く見かけますがその気持ちがわかります。空が広く、まちの真ん中にお城があり、海も山も撮れる宇和島は絶好の撮影場所だなと感じました。当たり前に過ごしているこのまちでも、カメラのファインダーを通して見ると世界が違って見えることもあると気付きました。
今回は甲冑体験と宇和島城をきっかけに「宇和島の景色のよさ」を再確認することができました。これからもカメラを持って積極的に出かけていこうと思います。
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