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模倣犯の劣化コピー

電車内での傷害致傷事件のニュースが続く。先日の小学生がODをした事でドラッグストアでの購入がさらに面倒になるように、次は駅構内での任意検査や、包丁購入時の目的確認なんてものまで出てくるのかもしれない。ネタでもなんでもなく。

私は警察の横暴な職務質問が嫌いだし、任意なのにそれを告げないアンフェアさに吐き気がするが、昨今のような事件が続けば、それを許容するような危険な空気が醸し出されていくのかもしれない。気持ち悪い。

安全のために、治安のためにと個人の権利がガリガリと削られていき、不信感と疑心暗鬼ばかりが張り巡らされていく。それで凶事が必ず防げるならまだしも、行きすぎた不安は不穏を呼び、より陰惨な事件が起きてしまうのではなかろうか。

犯罪発生率は昭和に比べて減っているというデータもある。少し古いがデータリンク。

にも関わらず、凶悪な事件をピックアップして、危険を煽る事でメリットを得る人がいるということなんだろうな。備えあれば憂いなしとは言うが、人をコントロールして恐怖を煽る手法を選択しているメディアもあるような、、、。

あまり陰謀論に走りたくはないが、あきらかにメディアが煽る傾向は感じるし、それによって触発された人が模倣犯となり、雑な劣化コピーの事件を増やしているように感じるんだよな。

悲しい事件は増えないほうがいい。だから、必要以上に危機を煽ったり、事件を煽るような報道はやめてほしい。それが、新たな事件を引き起こしても責任なんか取れないのだから。

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