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読めない空気、読まない本

メンタルが不調になると、普段から読めない空気がなおさら読む気がなくなり、無気力に平素な時間を消費してしまう。気力のON/OFFは普段から切り替えが下手なのだが、鬱々とした時には尚更その傾向が強くなる。

それは別に慣れているし、構わないのだが、心身が不穏な状態だと音楽は聴けるが、読書をしても内容があまり頭に入ってこない。普段からインプットの精度が低いのに、混沌期にはそもそもの活字の取り込みが困難になってしまう。

無理に言葉を詰め込んでも、私の頭はフォアグラのように膨らんではくれぬし、大好きな読書を作業にしてしまうのは悲しいから、大切に大切に物語を読み進める。調子の悪い日に無理にこなす必要はない。論文書くわけじゃないしね。

こうして自分で書いた文章は読めるし、エッセイの類は読める時が多いから、物語に対しての対応だけが過敏になって難しくなっている可能性もあるが、、、。

空気は読むものでなく、吸うものであるという概念から、あまり空気を読まなくなったけれど、人生なんていつ終わるのやもしれんのだし、多少は好きにさせてもらいたい。

物語を読むことが難しくても、自分の物語は紡いでいけるわけだし、調子が悪い時のリアルも格好つけずに書いていきたいと思う昨今。

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