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頑張るよりも、ベストを尽くす

プロのコーチとして独立して思うのは、「毎日一生懸命生きているなぁ」ということ。
会社を辞めて3年半になりますが、それ以来、いつも何か新しいことを試していて、同じことを繰り返しているという感覚になったことが、まだありません。
コーチング・セッションは毎回違うし、CTIジャパンでコーチング技術を学ぶ方々向けのワークショップをリードしている時や、企業や学校から頂くご依頼案件も、いつも新しい体験です。

セッションやワークショップの最中は、汗をかきかき、大笑いし、時には涙も流したりして。
クライアントさんや受講者の方々が刻々と変容していかれる場に立ち合わせていただけるのは大きな喜びで、人の可能性をいつも感じさせていただきます。

そんなふうに仕事をさせていただきながら、日々、学ぶことが沢山です。
どこまで準備しても至らないことがあるし、こうしようと思ってもそのとおりできないことが山のようにあります。
ああ、あの時ああいう関わりをすればよかった、あそこはもっとこうできた、など、悔しいポイントを挙げ始めたらキリがありません。
そもそもナマモノである私たちの仕事は何が起きるかわからないので、万全な準備などしようがないとも言えるのですが。

でも、「今の私にできるベストを尽くした」とは言い切れます。
「全身全霊でやっている」とも言えます。
逆に言うと、そう言えるように、それぞれの仕事の前後や最中に、自分を整えたり、意識を張り巡らしたり、思い切った関わりをトライしてみたり、リカバーしたりしています。


ベストを尽くすとは、どういうことか。

私のバイブルの1冊である「四つの約束」には、こんなようなことが書いてあります。

「どんな状況でもただベストを尽くす。それ以上でもなく、それ以下でもなく。どれがベストなのかといえば、自分自身を裁かなくなるまで行動している状態。自分を裁くことがなければ罪の意識を抱くことも自己処罰も必要ない。ゆえに、自分を正当化する必要もない」

ドン・ミゲル・ルイス著 「四つの約束」 第五章  P61より抜粋


今の自分に備わっていないものは、出せない。
無いエネルギーは出てこない。
それを無理して頑張って、出そうとするのではない。

けれども、今の自分にあるものは全部出す。
自分の全てをその場に投げ出す。

それができたときは、清々しい。

仮に結果が満足できないものであったとしても、次に向けて、前を向いていることができると感じます。

コーチングのクライアントさんも、CTIジャパンの受講生の方々も、私の出来・不出来ということよりも、この私自身の在り方から何かを感じ取ってくださるようです。
遊びで始めたポッドキャストの収録ですら、同じです。

この道に終わりはないので、多分、どれだけ経験を重ねても、毎回、自分なりのチャレンジが出てくるのだと思います。
どのステージにいても、そのときの自分にできる最善のことをしていきたいなと、と思います。


皆さんは、いかがですか?

ベストを尽くしていますか?


では、また!

◆今日の写真は、最近の散歩から。植物は常に出し惜しむことなく、自分を咲かせますね。

この記事は、2021年8月25日配信のここみち便りをリライトしたものです。
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●本記事の参考図書。全ての方に是非とも読んでいただきたい本です。



●そんなに一生懸命になったことって最近ないわ、という方は、CTIジャパンでお待ちしています!
大人になってから、自分の全神経を使ったり、「できない〜!」と悶絶する機会は貴重と思います(^^


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