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リーダーには絶対に必要なスキル

先日、初イベント、ここみちサロンを開催しました。
「コーチングって何ですか?」というタイトルで、ちょうど良いサイズで開催できて、皆様にもご満足いただけたようで安心しました。(アンケート結果等詳細は、開催報告をご参照ください)

私もとても満たされる体験でしたが、実は開催までは全く心穏やかではありませんでした。
というのも、実は、メルマガで開催案内をした後しばらくお申し込みがゼロで、各種SNSで投稿してみても、全く状況は変わらなかったので。

「6席くらいはすぐに埋まるんじゃないか」などという考えが甘かったことを思い知らされまして、楽観的な私もさすがにサーっと暗い影が襲ってきて、焦ったり、不安になったり、気持ちが沈んだり、気にしないようにしたり、自分を慰めてみたり、軽々に企画したことを後悔したり、もう中止してしまおうかと思ったり、いろんな気分を味わいました。

それで、思い出しました。
リーダーに絶対に必要なことを。

それは、「助けを求める」こと。

私が10ヶ月の濃密なコーアクティブ・リーダーシップ®・プログラムの中で得た数多くの学びの中で、かなり上位に来るものです。

昔は、これが、本当にできませんでした。

だって、「助けて」と言うことは、「そんなこともできないのか!」と言われたり、馬鹿にされたり、ダメな人だと思われたりするだろうと思っていたから。
それはとても恥ずかしいことだから。
自分一人ではできないのだと白状するに等しいから。
自分にはその能力がないのだと、自ら認めることになるのだから。

確かに、助けを求めた時に心無い言葉を浴びせる人はいますが、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉もあります。
詰まるところ、プライドが高かった私は、「私は自分で何とかできる!」と頑なに頑張っていたのだろうと思います。

昔よりは成長したであろう今も、まだ恥ずかしい気持ちはあります。
イベントの人集めに苦労しているのを知られるなんて。
企画や告知のセンスや人気がないって自ら知らしめているようなもの。
そんな自分が受け入れられない。

でも、学んだことを現実に活かす知恵はついておりました。
なので、恥とか言ってる場合ではない、と正気に返って、知人に周囲の人へ案内してくれるようにお願いしたり、Facebook上でも「助けてください!」とシェアをお願いしました。
また、当日の運営も、書店を応援してくれているコーチ仲間にお手伝いをお願いしました。

想像をはるかに超える方々が協力してくれて、私にはこんなに温かい仲間がいたのかと、嬉しい驚きを感じる体験でもありました。
そのご紹介でお申し込みに弾みがついて、私自身もまた個別にお誘いするエネルギーも取り戻しました。

この「助けを求めること」。
完全な主観ですが、大企業にお勤めの方には苦手な方が多いような気がします。特に真面目な方。
「どれだけ自分ができるか」ということを証明しながら組織のヒエラルキーを登っていくというパラダイムの中では当然のことなのかもしれません。

けれども、自分一人でできることにも限界があります。
自分の視野が狭くなっている時も判断力が鈍る時もあります。
課長や部長や社長や首相や大統領も、誰だって、全知全能ではありませんし、時に盲目的になり、判断を誤ることはありますから。
そんな時に、周囲を信じて頼り、助けてもらいながらも、進むべき道を前に進むことができる。
人や組織への影響力が大きくなるリーダーには、周囲を路頭に迷わせないためにも、非常に大事な資質です。

日本は「他人に迷惑をかけない」とか「恥」の文化があるのも影響しているかもしれませんね。
例えば、海外では有能な経営者がコーチをつけるのはとても普通のことですが、日本ではコーチの助けなんかいらない、という誤解をお持ちの方も少なくないようです。

ちなみに、窮地に陥った時、恩を着せるでもなくすっとご自分にできることをやってくれるのは、自らもいろんなチャレンジをしたりしている人であることが多いです。
どんな規模であれ、新しいことを始める時の大変さやその尊さを、身をもって知っているから、応援してくれるのではないかと思います。
助けを求める人を馬鹿にしたり冷ややかに見ていたりする人は、本当に我が身をリスクをさらすリアルなチャレンジをしたことがない人かもしれません。

ということで、当日いただいた感想と写真を少しまとめました。
ご報告がてら、共有させていただきます。

もし、同様の内容にご関心ある方は、TwitterLinkedInのダイレクトメッセージ、またはここみち便りへの返信や、ポッドキャスト・独立後のリアルへのお便り等でお知らせください。

今度企画する時は、少しは参加したいという方がいるのを確認してから企画しようと思います。学びました。笑。

さて、今日は誰に、何について助けを求めますか?

◆今日のカバー写真は、大好きなお菓子・きびだんご。桃太郎も鬼退治には犬・猿・キジの助けを借りましたね。

この記事は、2023年7月26日配信のここみち便りをリライトしたものです。
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ご参考:
今回の学びの元になったコーアクティブ・リーダシップ・プログラムは、次回は2023年12月からスタートです。

●プログラム概要はこちら:


●私の参加体験記はこちら:


●こちらの過去記事もどうぞ:


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