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自然への入口はじめの一歩 子どもと一緒にガーデニング 第4回

<東京都清瀬市、東久留米市、西東京市、新座市で配布中の地域情報誌「りあん lien」で連載中の「子どもと一緒のガーデニング」のweb版です。>

ガーデニングには自然と仲良く暮らすヒントがいっぱいです!自分も楽しみながら、子どもたちを自然の入口に連れて行ってみませんか?

大好きな果物を育てて、花を咲かせ、実が大きく育っていくところを子どもに見せてあげませんか?一緒に、観察できたら、子どもの目がきらきらすること請け合い!食べられるガーデニングの一歩めは「イチゴ」にしてみてはどうでしょう?

1.植え付け方

イチゴはコンテナでも簡単に育てられます。ベランダでも庭でも、楽しみながら挑戦してみましょう。

植え付けるコンテナはどんなものでもいいです。ただ、苗の根をしっかりはらせることが大切なので、深さは10cm以上、1株あたり直径は20cmは取れるように考えて用意してください。

植え付けは、イチゴの根が伸び伸びと育つことができる良い土に植えてあげてください。根が育つことで、株が丈夫になり、良い花、良いイチゴをつけてくれます。

土は、市販の培養土や、土を子どもとブレンドして自家製培養土を作っても楽しいです。土をブレンドする方法や、植え方は1回目で詳しく書いてありますので、見てみてくださいね。1回目は花の苗を使っていますが、土のブレンドの仕方、苗の植え方は基本的には同じです。鉢だけ、上にあるように、気持ち大きめの鉢を選んであげるといいでしょう。

2.花が咲いたら受粉させてみよう

植えてしばらく経つと、つぼみができて、花が咲きます。イチゴの花はとても可愛いので、咲いたら子どもに声をかけて観察してくださいね。

そして…肝心のイチゴは花のおしべの花粉がめしべに付くことで、実ります。これを受粉(じゅふん)といいます。普通は蜜蜂などが来て、受粉を手伝ってくれます。が、これを子どもと一緒にやるのも楽しいのです。綿棒でちょちょっと花粉を撫でて、めしべに付ける。それだけです。「蜜蜂さんの代わりにやってみようね」とか「蜜蜂さんがいるから美味しいイチゴが食べられるんだよ」などと語りかけながら。

3.甘いイチゴを育てる方法

受粉したら少しずつイチゴが育ち始めます。お日様に当たることで、光合成をして、甘くなります。ですから、イチゴを甘くするためにも、コンテナを必ずよく日が当たるところに置いてください。ベランダなどでも場所によって日の当たり方が1日の間に大きく変わります。1日観察してみて一番よく当たる場所を見つけてみてくださいね。

4.ワンポイント知識

イチゴの表面の粒。なんだと思いますか? 実は、タネなんです。発芽させて栽培するのはちょっと難しいようなのですが、熟れていそうなタネを残しておいて、蒔いてみるのも楽しいかもしれません。

幼い時のこういった体験の積み重ねが、自然への興味を子どもの心の中に育んでいきます。


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