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自然への入口はじめの一歩 子どもと一緒にガーデニング 第2回

<東京都清瀬市、東久留米市、西東京市、新座市で配布中の地域情報誌「りあん lien」で連載中の「子どもと一緒のガーデニング」のweb版です。>

ガーデニングには自然と仲良く暮らすヒントがいっぱいです!自分も楽しみながら、子どもたちを自然の入口に連れて行ってみませんか?
「でも初心者だし、なにから始めていいかわからない…」という方に提案! はじめの一歩は「一鉢のハーブ」から始めてみませんか?

ハーブというのは、薬や香料に使う草の総称で、種類はたくさん。その中でも、鉢からちぎってそのまま食卓に飾れるセリ科のイタリアンパセリをご紹介します。

1.材料 

●イタリアンパセリの苗
●好みの鉢1鉢(直径15~20㎝くらいの大きさ)
●培養土 ●肥料 ●鉢底網 

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2.作り方

①鉢底の穴を土がこぼれないように鉢底網でふさぐ
②培養土を使ってイタリアンパセリを植える。
③肥料をあげる

※植え方の詳細は、第1回と変わりません。こちらをご覧くださいね。

3.育て方

●置き場所 1日に日が3時間以上当たる屋外。
●水やり 1日1回、朝に水をあげる。土の表面を触って、乾いた感じがしたら、鉢底から出てくるまでたっぷりあげる。鉢皿に水を貯めるのは根腐れの原因なのでNGです。

4.使い方

普通のパセリと違い、イタリアンパセリは香りも味もマイルドなので、そのまま料理の上に飾って食べることもできますし、切ってサラダなどに混ぜ込むこともできます。

5.子どもと一緒に

スーパーで買ってきたものを食べるのが当たり前の今、それがどこでどう育って食卓にやってきたのか、体験する機会がなかなかありません。今の季節ならミニトマトなどもお勧めですが、収穫まで時間がかかり、うっかり枯らしてしまうことも。自分で植えて、育った葉っぱを切って、料理に飾るだけという気軽さという点ではイタリアンパセリはお勧めです。この体験の先に、食べ物がどうやって育って、お口に入るのかを、子どもにお話ししてあげてください。

◎キアゲハがやってくる?
 食草という言葉を知っていますか?蝶の子どもの芋虫は、食べる植物が決まっていてそれ以外は食べません。キアゲハの場合はセリ科の植物が食草なので、イタリアンパセリを育てていると、ある日、芋虫を発見することがあります。芋虫だ!と慌てずに、子どもに環境教育ができる絶好の機会ととらえて、子どもとじっくりお話をしましょう。葉っぱを守るためにキアゲハの子どもを処分するのか?あるいは芋虫の成長を見守って葉っぱをしばらく諦めるのか?など説明して、子どもの考えを聞いてあげてください。

幼い時のこういった体験の積み重ねが、自然への興味を子どもの心の中に育んでいきます。

とても小さな、簡単なことですが、意外なほど子どもの記憶には残りますから、ぜひ、お試しくださいね。

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