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FIFAワールドカップ・欧州予選 グループC 第9節 イタリアvsスイス プレビュー

サッカーを愛する皆様、こんにちは。
くろだといいます。
ワールドカップ欧州予選アーカイブ計画として、僕は「#W杯欧州予選グループC全部見るマン  」として今回は佳境となったグループCの天王山ともいえるイタリアvsスイスのプレビューを大急ぎで書いていこうと思います。
もう、試合が明日の早朝に迫っていますが!!!

前提のおさらい

両国とも勝ち点は14同士、得失点差でイタリアがかろうじて首位に立っている状況。
イタリアとスイスの前回対戦はスコアレスのドローも、直近の対戦成績は2勝4分けでイタリアが勝ち越している。しかも、今回はイタリアのホーム。

両国メンバー

イタリアはヴェラッティが負傷で選外となったものの、リーグで好調のトナーリとボベガを招集。試合展開次第では出場があるのかどうか期待したいところ。

スイスはジャカが結局復帰が間に合わずに選外も、ワールドカップ欧州予選を通じて戦ってきたメンバーはほぼ出そろっている格好。前節で出場したシャチリをどう使うかに注目の試合となります。

見どころ1.スイスサイド:「握りに行くか、隙を窺うか」

前回対戦時は後ろに比重をかけた布陣でイタリアの攻撃を受け止めてから目の前に広がる広大なスペースを活用しようとしたスイスでしたが、キエッリーニのパフォーマンスの前に最後までゴールを割ることができませんでした。

この試合時点ではシャチリがいなかったため、イタリアの配置に対してポジティブ・トランジションを阻害された後に貯金を貯めて攻撃に移ることができませんでしたが、シャチリを起用できる今節での役割分担に注目したいと思います。
前回対戦と同様にイタリアの攻撃を受け止めてからの反撃に活路を見出そうとするならばリトアニア戦のように中央に構えるのではなくフリーマン的にポジティブ・トランジション時に起点になる動きが求められるでしょう。
そうなったときに、前線でフィニッシャーもしくは中継点として機能できる選手の起用が想定されます。
前回対戦時にイタリアのセンターバックにやり込められたセフェロビッチは今回選外となっており、リトアニア戦で広範囲で動きながら前線の流動性を担保していたエンボロが起用されるような気がしていますが、sofascoreの予想スタメンではザルツブルグのノア・オカフォルが最前線に収まるとしています。

このオカフォルという選手、まだ21歳と若くサイズがある選手という趣のプロフィールとなっています。プレー集を探してみても見つからず、ザルツブルグ・ウォッチャーな方がいらっしゃればぜひ情報を聞いてみたいものです。

話は少しそれてしまいましたが、前回対戦時と同様に受けてカウンターに商機を見出そうとするならば、前線で起点となれる選手が望ましく、カットインタイプのツバーやワイドで活躍できるシュテフェンを活用できる状況を引き寄せる事がメインのタスクとなりますが、キエッリーニとボヌッチの協力センターバックを前にしてどの程度仕事ができるのか、という部分は要注目だろうなと思います。

逆に、スイスがボールを握って試合を支配することを選択した場合はシャチリの相棒となる中盤の人選が大きな注目ポイントだろう、と思います。
前節のリトアニア戦ではソウとフロイラーが中盤の底で支え、トランジション時にシャチリだけでなくワイドへの配球を見せながらリトアニアの反撃の芽を摘む仕事を全うしていました。
sofascoreの予想スタメンではザカリアとフロイラーが選ばれていましたが、前から圧力をかけてくるであろうイタリアに対してボールを握った時にどのような振る舞いができるのかに注目です。

みどころ その2.イタリアサイド:「中盤の人選、どうなる?」

今回はヴェラッティが負傷により選外となりましたが、おそらく中盤の構成はジョルジーニョ・バレッラ・ロカテッリという前回対戦でも見られた布陣となると思われますが、試合を動かしていきたいときにどうするのか、という部分で頭を悩ませるのではないかと思います。
前回対戦時と同様、中盤の密度を担保しつつスイスのポジティブトランジションにストレスをかけて自由を奪っていくことが想定されますが中盤の、特にインサイドハーフを交代したいとなった時にどのような手が考えられるのかどうか、に注目したいところです。

イタリアは前線のキャラクターがイメージしやすく、交代策が想像しやすい部分がありますので、場合によってはインシーニェを中盤に下げて前線の交代で賄ってしまう可能性もあります。その際に気を付けたいのがトランジション時に中盤で圧力をかけそびれた時のシャチリの危険性をどう減衰させようとするのか。sofascoreでは最前線にベロッティを予想スタメンにしていましたが、プレスバックや中盤の密度を助ける動きをできる前線がいることが望ましいかもしれません。

なんにせよ、イタリアは戦い方自体は大きく変えることなくスイスを迎え撃つでしょうし、勝利を収めることができればワールドカップ出場へストレートインする可能性も高く、ホームでの試合ということもあって相当の熱量で試合に臨むことでしょう。もしかすると、試合にかける熱量が運動量を担保してくれるかもしれません(不確定であやふやな予測)

さいごに(なにはともあれ楽しもうぜ!)

グループC全部見るマンを始めたときは「まぁ、言うてもイタリアが余裕で出場を決めるやろ(鼻ホジー)」していましたが、試合が進むにつれて想像以上に面白い展開になってきて驚いています。
ようやくやっとちゃんと見ることになったイタリア代表はどのポジションにもタレントが揃っており、バックラインには多少の不安はありますがそれでも期待感がなくなることのないチームだと思います。

スイスにしても、名前を知っている選手は限られていましたが観戦を進めているうちに期待の若手も見つかりましたし、なによりボールを握ることにチャレンジしているチームを見るのは非常に楽しいものがあります。
ロングボール!フィジカル!ってチームも見ていて楽しいのですが、やはり好みに近いタイプというのは良いものです。

今節は、白黒がつけばそのままグループの趨勢が大きく傾く試合ではありますが引き分けようものなら最終節までワールドカップ出場権の行方が分からない状況となる非常にヒリヒリする試合となりますし、なにより自分の好みのタイプのチーム同士の対戦、楽しんでいきたいと思います。

試合開始は日本時間の13日AM4:45から配信開始!
頑張って寝坊しないように強い気持ちでいようと思います!


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