17年熟成の贅沢「HUNTER×HUNTER」

時が来た。苦節17年。ほぼ未読だったハンターハンターを美品で全巻108円でコンプリートできる時。 それが今だ!!!

2015年初夏・・・始まりは一軒のブックオフからだった。目を疑った。初版発行が90年代なはずのハンターハンターの1桁の巻が108円コーナーに日焼け研磨無しで並んでいるではないか!? 10巻〜20巻も美品でちらほら。比較的最近の巻は以前から美品で落ちてはいたが、初期の巻は少なくとも5年前まではボロボロの物しか無かった。 手に取ってみると発行年は2012年・・・! そういう事か・・・ アニメ化だ。再アニメ化で2012年に大量に売れたと思われる物が、大量にブックオフに流れ、アニメ終了後はアニメ特需高価格でもなくなり、ダブつき、最終的に美品のまま108円棚に落ちてくる・・・その時が来たのだ。

ただ、この時確保したのが初期〜中期巻中心で計12冊。一度は短期間での勝利を確信したのだが、ここからの旅が一筋縄ではいかない事などこの時は知る由が無かった。こだわった確保の条件は次のとおりだ。
①発行年は原則2012年以降(巻末の広告ページにナルトが入ってるもの)
②研磨本でないこと(多少の日焼けはOK)
この条件を徹底した結果、その後の確保ペースは1軒1〜2冊に落ちる。
残り10冊くらいのピンポイント探しになってくると無収穫の回も。
まだ甘かったのか・・!最初の店舗がたまたまビギナーズラックだったのかもしれない・・

1巻〜10数巻が揃った時点で我慢できず読み始める。なんだこれは・・・想像以上の神漫画じゃないか。。。この時点でまだゲットできていない足りない巻に対して、260円コーナーや新品購入という悪魔の誘惑が頭をよぎる・・・いや、ダメだ!! 108円美品コンプリートの美学や!!でもあっさりとその巻を読みたい誘惑に負けて260円棚に手を出す。。しかも2010年発行で研磨本!!恐ろしい・・これが人を狂わすハンターハンターの魔力か・・ だが、その翌日に寄った店舗で、同じ巻が研磨無しの2014年発行で108円!! なんということだ・・・こんな悲しい事があるだろうか・・
迷い苦しんだ結果レジに向かう手を止める事はできなかった。非研磨本へのこだわりだ。とまあ、いろいろドラマがあった約3ヶ月の旅を経て、見事4000円弱で全32巻(現時点で)を美品でコンプリートし、一瞬で読了。

内容はね・・改めて語るまでもないでしょう。間違いないですよ。約17年分を一気読みの贅沢。確実に2015年に読んだ漫画で断トツNo.1(笑)
いやあ、ここまでとはね。

そしてこの2016年初夏、連載再開、待望の33巻発売と嬉しいニュースが。
やっと祭りに乗れました。32巻を読んでからたった数ヶ月で33巻を読めていいのでしょうか(休載続きの連載をリアルタイムで追っていた方には頭が下がる思いです)無論、33巻からは発売日新品買いです。人生の大きな楽しみがひとつできました。

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