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ソムリエ試験対策ここだけは! オーストリア概論① ~プロフィール・歴史・ブドウ品種など~

〇プロフィール
・白ブドウが全体の約70%を占める
・生産量の8割が国内消費
ホイリゲ = 新酒
→オーストリアでは新酒が尊ばれている
ブッシェンシャンク = ワイン生産者兼居酒屋
・ワイン生産地は東に集中し、ニーダエスタライヒ州ブルゲンラント州だけで、全栽培面積の88.2%を占める

〇歴史
・18世紀、マリア・テレジア息子ヨーゼフ2世により、ワイン生産が積極的に奨励
→オーストリアのブッシェンシャンク・ホイリゲ文化の開花を導く
1860年、クロスターノイブルク修道院においてブドウ栽培とワイン醸造の学校と研究所を開設
→世界最古の醸造学校
1907年、オーストリア最初のワイン法制定
・1985年、ジエチレングリコールが添加されたルスト産ワインが発見
・1986年、DAC制定というワイン法修正
2003年、ヴァインフィアテルDAC発足

〇気候風土
大陸性気候で降水量が少なく、ドイツに比べて温暖
北からの冷たい風、東にあるハンガリーのパノニア平原からの乾燥した暖かい風などが大きな影響を与える
北緯47~48°で、フランスブルゴーニュ地方とほぼ同じ緯度

〇主なブドウ品種
栽培比率
【白】
1位 グリューナー・ヴェルトリーナー 32%
2位 ヴェルシュリースリング = リースリング・イタリコ 6%
【黒】
1位 ツヴァイゲルト 14%
2位 ブラウフレンキッシュ 6%

《白ブドウ》
◇グリューナー・ヴェルトリーナー
・オーストリア全体の約3分の1を占める
・1950年代に一般化、全産地で栽培
→特にニーダエスタライヒブルゲンラント北部

ノイブルガー
ヴァッハウテルメンレギオンで重要な品種

ロートギプフラー
・原産地はテルメンレギオン

《黒ブドウ》
ツヴァイゲルト
ザンクト・ラウレント×ブラウフレンキシュの交配
日常消費用赤ワインの代表、黒ブドウでは最も広く栽培

ザンクト・ラウレント
ピノ・ノワールの血縁





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