ソムリエ試験対策ここだけは!オーストラリア ~ワインの産地と特徴~
① 西オーストラリア州
・オーストラリア全体のワイン生産量のわずか2%だが、品質は国内トップクラス
1.スワン・ディストリクト(Swan District)
・西オーストラリア州最古のワイン産地
3.マーガレット・リヴァー(Margaret River)
・地中海性気候で一年通して温暖
・カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネで知られる西オーストラリア有力のファインワイン産地
・半島の長いところで、南北110㎞
・栽培面積5,840㏊
4.グレート・サザン(Great Southern)
・5つの小地区(サブリージョン)に分かれている
【サブリージョン】
◆マウント・バーカー
⇒1965年、最初にワイン用ブドウが植えられた地区
② 南オーストラリア州
・オーストラリアワイン生産量・収穫量最大で、収穫量は国全体の47.3%
・世界で最も古いシラーズのブドウ樹が現存する地
・AWRIでは最先端のワイン研究が行われており、シラーズの胡椒の香りの物質「ロタンドン Rotundone」を世界に先駆けて特定した研究機関
◇アデレード州6産地◇
・南オーストラリア州で最も重要な産地はこの6産地(バロッサ・ヴァレー、イーデン・ヴァレー、クレア・ヴァレー、アデレード・ヒルズ、マクラーレン・ヴェール、ラングホーン・クリーク)とクナワラ
・マウント・ロフティー・レンジズという弓なりの山脈がある
1.バロッサ・ヴァレー
・シラーズの首都といえる重要な産地
・イーデン・ヴァレーとは「バロッサ・レンジ Barrosa Range」という標高150∼200mの断崖で隔てられている
・ラングメールワイナリー(Langmeil Winery)が所有する1843年植栽のシラーズが、オーストラリア最古のワイン用ブドウだとされている
・2009年「バロッサ・オールド・ヴァイン・チャーター(古木憲章)」制定、ブドウ畑を樹齢によって区分、登録し古木を保存、維持、振興している
⇒樹齢125年以上を「バロッサ・アンセスター・ヴァイン Barrosa Anestor Vine」と呼ぶ
・イーデン・ヴァレーとバロッサ・ヴァレーの両産地のブドウを使ったワインは「G.I バロッサ」と表記できる
2.イーデン・ヴァレー
・シラーズとリースリングの重要な産地
・小地区「ピュージー・ヴェール(Pewsey Vale)」はリースリングで重要な畑
3.アデレード・ヒルズ
・高級スティルワインや瓶内二次スパークリングなどのファインワイン産地
4.クレア・ヴァレー
・ジェフリー・グロセット氏がリースリングの畑を買い取り、後にワインの評価が高まった
5.マクラーレン・ヴェール
・栽培面積7,173m
6.ラングホーン・クリーク
7.ライムストーン・コースト
巨大なG.Iでクナワラも含まれる
8.クナワラ
・カベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地
・スコットランド人ジョン・リドック(John Riddoch)が最初のブドウを植え、ペノーラ(Penola)という土地を開拓した
・クナワラのテラロッサ(赤い粘土質と石灰岩質)は、オーストラリアで最も有名な土壌で、最上級の品種はカベルネ・ソーヴィニヨン
③ ヴィクトリア州
・収穫量は国全体の17%を占める
1.ヤラ・ヴァレー
・1838年、ヴィクトリア州で最初にワイン用ブドウが植えられた地域
【語呂】「嫌味やらんビック」
嫌味や=1838 やらん=ヤラ・ヴァレー
ビック=ヴィクトリア
・栽培面積 2,536m
2.モーニントン・ペニンシュラ
・ピノ・ノワールの重要産地
・「オーストラリアン・ピノ・ノワール・チャレンジ Austrailan Pinot Noir Chellenge」を開催している
3.ジロング
・1877年、一番最初にフィロキセラが発見
・ベラリン(Bellarine)、ムーラブール・ヴァレー(Moorabool Valley)などの地区が存在
4.ゴールバーン・ヴァレー
・1860年に設立されたタビルク社(Tahbilk)は、オーストラリアで最も長い歴史を持つワイナリー
5.ピラニーズ
・カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズから造られたフルボディ赤ワインの重要な産地
・小地区はアヴォカ(Avoka)、カラカラ(Kara Kara)、ムーナンベル(Moonambel)がある
6.ビーチワース
・個性的なワイン生産者が集まっている
10.キング・ヴァレー
・オーストラリアで最も標高が高い産地のひとつ
11.ラザグレン
・マスカットとミュスカデル(豪州版トカイ)から造られる酒精強化ワインの産地
13.ヘンティー
・オーストラリア大陸で最も冷涼なワイン産地
④ ニュー・サウス・ウェールズ州
・オーストラリアのワイン産業の起源
1.ハンター・ヴァレー
・代表品種はシラーズとセミヨン
・1825年、最初のブドウの木が植えられた
・ハンター・セミヨンとして親しまれている
3.マジ―
・「丘のある巣」という意味
8.リヴァリーナ
・量販用ワイン向けの重要なブドウ栽培地域
・同州で栽培されるブドウの55%を生産
⑤ タスマニア州
・ピノ・ノワールとシャルドネの重要産地
・1823年にワイン用ブドウ樹がもたらされた
・テイマー・ヴァレー(Tamer Valley)はワイン生産量の5割を占める最大のワイン産地
・パイパーズ・リヴァー(Pipers River)はスパークリングワインの拠点
⑥ クイーンズランド州
・高級ワインのブドウ栽培において急成長を遂げている
【酒精強化ワイン】
生産地:バロッサ・ヴァレー/ラザグレン
・シェリーは国内名称「アペラ Apera」に変更、カテゴリーは「ドライ、ミディアムドライ、スイート、クリーム」
・ポートは「フォーティファイド Fortified」に変更、カテゴリーは「ヴィンテージ、トウニー」
・リキュール・トカイは「トパーク Topaque」に変更、カテゴリーは「ラザグレン、クラシック、グランド、レア」
・品種はミュスカデル
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