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ソムリエ試験対策ここだけは! ポルトガル ~北部 ミーニョ / トランスモンターノ / ドゥリエンセ~

① ミーニョ Minho
○プロフィール
・ポルトガルのブドウ収穫量の1/8、栽培面積の14%を占める産地
ヴィーニョ・ヴェルデのヴェルデとは日本語で「緑」という意味であり、「緑の地」と呼ばれるほど自然が美しい場所

〇気候風土
・ここの気候は熟するのが早いアルバリーニョが向いていて、ボディがあり、熟成に耐えることのできる白ワインが造られる

◇DOP◇
(1) ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)
木に藁を絡ませる「エンフォルカード(Enforcado)」木から木へと枝を伸ばす「アルジョス(Arjoes)」花崗岩の支柱に木を絡ませる「ラマダス(Ramadas)」といった、伝統的なブドウの仕立てが特徴

② トランスモンターノ Transmontano
〇プロフィール
「山の後ろ」を意味し、かつては山々がこの地を他の地域から孤立させていた産地

③ ドゥリエンセ Duriense
〇プロフィール
・この産地は「バイショ・コルゴ」「シマ・コルゴ」「ドウロ・スーペリオール」の3つに区分けされる

◇DOP◇
(3) ポルト(Porto)
[プロフィール]
・世界三大酒精強化ワインのひとつ
◆シマ・コルゴ = ブドウ栽培面積はわずが2割程度だが、ポートワイン造りにおいて最も品質の高いブドウが算出される地域
[生産方法]
・畑はカダストロ(Cadastro)と呼ばれる土壌・気候条件について6段階に区分けされたポイント制度による格付けが特徴
・ポートワインを造る過程で、アルコール度数77%のグレープ・スピリッツを添加して、発酵を止める
・アルコール度数:19∼22%
【語呂】「ポートいく夫婦」
いく=19% 夫婦=22%
「ライト・ドライ・ホワイト・ポート」は例外として最低16.5%まで認められている
[タイプ・規定]
◆ルビータイプ◆
・平均3年間の樽熟成後に瓶詰される若いタイプのワイン
*L.B.V=レイト・ボトルド・ヴィンテージ・ポルト
ヴィンテージには達しないが、それに続くと思われる作柄のブドウを原料としたもの

トウニータイプ◆
・酸化が進み、ワインが黄褐色(Tawny トウニー)に変わったことから呼ばれる
*熟成年数表記トウニーポルト
・トウニー色になったもので、10年・20年・30年・40年ものがある
*コリェイタ(Colheita)
・瓶詰は7年後から行う



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