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「想いを継ぐ」ということ
モノとコト、どちらも続けるためには大事ですが、
私が一番守り継ぎたいのは「想い」です。
それに至った経緯をまとめます。
人から学ぶ
社会に出てからは「周りの人」から学ぶことが多く、
内容はその人の経験から得られた知恵もあります。
田舎暮らしの手仕事、味噌づくりや梅干し、農作業も
どれもが人を介して受け継がれてきたものでした。
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それが今では田舎に暮らしていても
普段の生活からは切り離されたものが増えています。
調べれば知られることもたくさんありますが、
誰かから学ぶことでより特別なものとして、
身につけられるような気がしています。
そうやって周りの人から学んだことは、思い出も含めて今の自分の糧になっています。
モノやコトの守り方
モノは土地や機械、資産として形のあるもの
コトは仕事や技術、形にはできない知財
になります。
いざ継ぐとなると何がどの状態で存在しているのか、
それぞれ棚卸しをして認識し直すべきでしょう。
特にコトはいわゆるノウハウで、カタチにするのが難しいものです。
1人が欠けるだけでも無かったことになる。
データに見える化し、遺せるモノにしておかないと失うのも一瞬です。
ノウハウは、見て聞いて、感じて学び、盗み真似る、という過程を経て、ようやく「継ぐ」に至ります。
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そして、「守る」ためには誰が見ても
ちゃんと価値があると認識できるものにしておく必要があります。
それぞれ何がどう大切なものなのか、より多くの人がわかるカタチにして
その価値を共有することで守ることができるようになるでしょう。
「想い」を守り継ぐ
私が関わる集落の加工所ができた背景には
農閑期の冬場に女性の方々が
「自分たちにできることを仕事にしよう」
という想いがあったと聞いています。
その物語を聞いて私はその意志、想いを継ぎたいと思うようになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1685360159654-Ry5VF7HMRD.jpg?width=800)
「想い」があると、そこに「共感」が生まれます。
その大切さや価値に気づくことで味方が増えて
次の世代につなげるキッカケになると信じています。
人もモノも限りのあるものだから。
何が大事で守って継いでいくべきものなのか
ちゃんと世代を越えて話し合い
地域で皆の共通認識にしながら
私は想いの部分を大切に伝え継いでいきたいと思います。
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