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新天地の誤算

新卒1年半お世話になったスタッフサービスを卒業し、業界も違う新天地に飛び込んだソフトバンク。
私が入社と同時にホールディングス化され、私が入社したのはソフトバンクコマース株式会社でした。
ソフトバンクの創業事業である、コマース事業でPCやソフトウェア(今でいうアプリ)の流通を行っている事業です。そこのマーケティングの部署に配属されました。

入社してまず、1台のPCをポンと渡されました。
「それ、設定して!」
と簡単なIDとPWだけ渡されて上司はさっさと行ってしまい、意味が分からない。
何とか設定したものの、そこから私は何をすればいいのやら。言われたのは
「この商品の売り上げを上げて」
とだけ。研修なんていうものがない地獄のような状況でした。

そもそも、流通ビジネスが何なのかすら分からず、売り上げがどのように上がっているのかも分からない状態で、売り上げを上げろと言われても、右往左往しかできない状況でした。


まずは、仕事を覚えるためにひたすら言われたことをこなす日々。
それでもそこから得る情報はあるはずだと、それこそ無我夢中で業務を進めていました。

でもやはり得られる情報に限界があると感じ、まずはこの会社の営業活動を知りたいということから上司に相談し、入社半年後の4月に営業部へ異動。
そこで、新卒に交じって一から研修をしてもらいました。
この巨大事業をなんとか理解しようと懸命に取り組みました。
多少なりとも営業での自信はあったのですが、しょせん社会人2年目のプライドなんてあっさり砕け散った苦い思い出でした。


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