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除電とは? by 元テストドライバー

2022年2月からアメブロで記事を書いていましたが、徐々にNoteに引っ越しを進めて行きます。最初の記事から転載しますので、どうぞよろしくお願い致します。


まずは自己紹介から

このブログを始めるきっかけは、特許製品の紹介をするためです。
ネットでは表面的な事しか分かりません。ウソを書いても、ある程度はごまかせます。
自分の今までの経験をお伝えすることで、私の人となりをお伝え出来ると思い、そのバックボーンとなる「経験、モノ作り、考え方等を伺い知る事が出来るのではないか」と考えたのです。
ネットショップBASEで販売している「マジ軽ナット」は、親友が2018年に特許を取っています。実は2012年からその開発のテスト走行に協力していました。
彼が私に声をかけたのは、走行テストをし、それを評価出来るからだと思います。状態や変化を分析して人に伝える、テストドライバーでは必須の能力ですが、一般のドライバーではかなり難しいからです。
ですから、その理論や開発の流れや派生製品について詳しく知っています。ただ、「売れそうな物があるから、売ろう」というのとは違うのです。除電チューニングはまだ一般には広まっていませんが、自動車レースでは当たり前に使われている技術です。
マジ軽ナットは除電チューニングのあくまで入口です。タイヤのエアーバルブに取り付けるだけなので、工具が必要なく車でも2~3分で取り付け完了、なのに効果が体感出来る。そこで「おっ、本当だ。違うぞ」となったら、次の段階にステップアップする事も出来ます。除電のポイントは静電気が発生している近くで除電する。これを静電気の”地産地消”と呼んでいて、最も効果が高い。
フリースを脱ぐ時に静電気が起ると余計に力が必要になります。帯電防止スプレーで除電すると少ない力で脱げる、つまり除電すると物が効率良く動くようになる。
これはフリースに限らず、部品の動きも同じです。
乾燥した季節になると車に触れようとすると、パチッと静電気のショックを受けた事があるでしょう。これこそ、車体の静電気が溜まっていた(帯電)証拠です。マジ軽ナットを取付けるとこのような放電現象は、ほぼ無くなります。
まだ乗り物に静電気が帯電してしまい、無駄にエネルギーを使っている、いい走りが出来ていないという認識は一般的にはまだ浸透していません。
タイヤを除電すると専門用語で”転がり抵抗”が減って、タイヤが少ない力で回転するようになります、つまりエネルギーが節約出来る。分子レベルでゴムの動きが良くなるので、振動をより吸収して静かに走れる。帯電によりオイルやグリスの粘度が高くなる(硬くなる)のを抑制する(トヨタの特許文献より)ので、動きが改善する。結果的にエネルギーが節約出来て部品の寿命も延び、そして走りが楽しめるのです。

横浜タイヤのホームページから引用

タイヤにはゴムの強化と一定の導電性を持たせて、車体に発生する静電気を路面に放電させる目的でカーボンブラックを配合しています。燃費改善の要求が高まり、転がり抵抗を減らす為にシリカを配合するようになりました。ところが、シリカは導電性が低いので、カーボンの配合比率が減って導電性が低下、車の電気機器への障害が発生しています。この辺については、「特許解説シリーズ」テーマでやさしく解説していますので、読んで下さい。
このような問題はマジ軽ナットから放電させる事で解決します。乾燥した季節に「パチッとならなくなった」という報告もたくさん頂いています。
当ブログではテストドライバーの経験を生かした検証、除電に関する特許文献の解説、マジ軽ナットのお客さんの生のインプレション等も掲載しています。
帯電は物(部品)の動き、液体の流れの抵抗となります。抵抗が減れば効率が良くなるのは当たり前。
除電は少しのお金で結構な効果があり、元が取れるどころか浮いてしまう技術です。
そして、すごく多くの人の役に立つ。私の最終目標は、自衛隊や海上保安庁等に導入される事です。
両方とも国を護るために、予算が少な過ぎます。ちょっとした部品を付けるだけで動きが良くなったら、性能が上がります。それだけではなく、寿命が延びる部品もある。つまり、コストダウンにもなるのです。
是非、国のお役に立ちたいと思っています。
友人が特許を取ったと報告を受けた1週間位後に、ニュースで同じような理論で車にメリットがあると、トヨタ自動車が特許を取ったのを知りました。除電をするという目的は同じでした、それを達成する方法が違うだけでした。

世界のトヨタが着目していた分野で、それより前に別の方法で親友が特許を取得していたのです。それに協力出来て誇りを感じています。
親友は、世界一有名なオートバイチームの重要な部品を作る技術は世界トップレベル。私の知る限り、その技術は世界一だと思います。元々は、趣味のクラブの先輩でした。付き合いはもう、35年以上になります。しょっちゅうその工場に出入りして、部品を作ってもらったり、溶接してもらったりしていました。
そして私は、大手自動車メーカーの開発テストドライバーでした。試作段階の車のテストもしていました。当然、走行して問題点を見い出し、それを報告書にして提出します。つまり、メカニズムに詳しくないといけないし、走った時の感覚的なフィーリングも感じられなければなりません。
そして、所属していた部署のトップの勧めで、テストコースでのテスト車両 第1号車以降、その部署の全車両の評価データのまとめをしました。その仕事が評価され、役員へのテスト報告資料作成チームに編入されました。
それは、当時その自動車メーカーの命運をかけた、新型車の改善要件を役員に報告するためのチームだったのです。
守秘義務があるので詳しくは書けませんが、米国のテスト基地、西ドイツ(当時)のテスト基地、もちろん国内のテストコースや研究所を行ったり来たり…。いろんな所に行かせてもらいました。
帰国して報告書を作り、また出国する生活が始まりました。まだ、若干28歳の時でした。
今までの様々なエピソードを交えて、ブログを書こうと思っています。
どうぞ、お付き合い下さい。
静電気の除電は自動車業界の新たな効率化・省エネルギー化のフロンティア。この技術は自動車の技術情報サイトにも掲載されている技術です。
タイヤ用 マジ軽ナットは自動車、オートバイ、自転車(英・仏式)、車いす用がラインナップされています。

マジ軽ナット パンフレット表面

※除電は理論を基に原料をバランス良く配合しないと放電しません。
当ブログを盗用して市販の部品を「除電・放電する」と偽り、販売している事が確認されていて、弁護士に相談中です。
そのような詐欺商法に引っかからないようご注意下さい。

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