まさかまさかの第3弾です。
「何やこの記事は」と思われる方はまず第1弾と第2弾をお読み下されば幸いです。
名古屋城金シャチ特別展覧
「名古屋城金シャチ特別展覧」というイベントが2021年に開催されました。
名古屋城の金シャチが地上に下ろされ、実際に触れることも出来るというイベントでした。
イベントが終了し、公式サイトのドメインの有効期限が切れ……第三者に取得されてしまいました。
偽サイトとなってしまっても検索しますと普通にヒットするわけで
「名古屋城金シャチが2021年春」……何!?
なんとなく本物っぽい造りにしてはいますが、どう見たって途中で切れてしまっている日本語に怪しさを感じずにはいられません。
ちなみに本物のサイトはこのようなデザインだったようです。
あれ、偽サイトとは全然違いますね。
前回の動物園編のようないかにもブログのテンプレートというデザインな偽サイトならまだしも、妙にこだわったデザインですね。その写真はどこから盗んで来たんやろ……。
さて、画面をスクロールしますと「最新情報」として
本物のサイトからコピペされた文字列が並んでいます。
もうちょっとスクロールしますと
「READ MORE ABOUT Latest News and Information」最新情報のおかわりが現れました! いやいやいや、そこで手を抜いてしまったか……。
さて、何が書かれているのでしょう?
「綺羅びやか」……「きらびやか」ってそう書くんや。
多くの日本人が書かなさそうな漢字でわざわざ書くあたりに外国人感がありますね。機械翻訳でそう表示されたのかなぁ。
「正式には発表されていませんが」「言われています」って胡散臭さ満点の文字列ですが、こういう文字列に惹かれる層もゼロではないのですよね。「マスコミは報道しませんが~」みたいな。マスコミが報道しないことを知っているアンタは何者なんという。
まぁそれはともかく検索してみますと愛知県がIRの誘致を断念したというニュースもありますので、候補地の1つだと言われていたことは嘘ではないのでしょう。
え、そうなの?
まぁ「諸説あります」なのでしょうけども、1930年(昭和5年)に名古屋市でパチンコ店が開店されたそうです。
はい。賭博は法律で禁止されています。
ダウトー!!!!!
警察庁のサイトに
とあります。
お、おぅ、「オアシス21」……?
検索してみますと実在する施設でして、飲食などの色々なお店やバスターミナル、「水の宇宙船」と呼ばれる空中散歩が楽しめる場所があるようです。実際に行ったことはありませんので「空中散歩」がどのようなものかよく分かりませんが……。
なんか詳しくない?
先に「外国人感がありますね」と書きましたが……詳しくない?
本物のサイトに載っていたテキストなのかなと思いましたが見当たらず、またいくつかの文字列を検索にかけてみましたが、この偽サイトしかヒットしませんでした。
え、この偽サイトを作った人間のオリジナルなの? ……詳しくない?
だからオンラインカジノも違法だっての!
嘘を吐くコツは多くの真実を語ることだと言いますが、まさにそのお手本のような嘘ですね。
妙に読ませる文字列を投げて来るので
前回の動物園編に比べますと妙に読ませる文字列を投げて来ますねこの偽サイトは。
もう1つの記事も読んでみましょう。
ちょっと日本について詳し過ぎない?
あまり書くと怒られそうですが、そういう声があるのも事実のような気はします。
ここは偽サイトのくせに名古屋を推して来よるで。
この偽サイトを作ったのは名古屋生まれの外国人……?
「名古屋港水族館」を知らない私からすると文句の付けようもない普通の観光案内です。
いくつかのテキストで検索してみましたがやはりこの偽サイトしかヒットしませんでした。え、マジでゼロから書いたん? この偽サイトのために?
「観光立国としてこれから更なる観光国として」といった不自然な日本語からして外国人の機械翻訳という気はするのですが、それにしたって……何でこんなに詳しいの?
まぁもちろんカジノの話になるわけですが……。
謎の名古屋推し、そして観光収益の増加にまで言及する謎の視野。
人のことをコイツ呼ばわりするのもなんですが、あえて言おう、「なんやコイツ」と。
「日本の法律がそこまで及ぶかと言われれば、非常に難しい問題ですので、あくまでもグレーゾーンとして多くの方が認識して遊んでいます」
それグレーゾーンちゃう、真っ黒や……。
最後に
日本でオンラインカジノを利用して賭博を行うことは犯罪です。外国で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本から接続して賭博を行うことは犯罪です。
詳しくは警察庁のサイトをご覧下さい。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
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