インターネットにはオンラインカジノを紹介する偽サイトが溢れていたという話 #2 動物園編
2023年に神戸市立須磨海浜水族園の旧ドメインを使用した偽サイトが存在するというニュースが流れましたことを受け、このような記事を書きました。
世間に大きな影響を与えると思ったのですが、法人でも有名人でもない私が発信したところでという過去からの前例に漏れずネットの海に沈みました……。
あれから9ヶ月！
世の中には偽サイトがまだまだ溢れているのでしょうか。ちょっと調べてみました。
〇〇市動物園
結論から申しますと溢れていました。
動物園のサイトが素っ気ないブログ様式の偽サイトに変わり果てていました。
動物園のサイトにアクセスして最初に表示される内容が他の動物園を紹介する記事という時点でおかしさ120%なのですが画面をスクロールしますと
ありました。
「動物スロットテーマオンライン」！
記事を投稿した人の名前が「admin」（administrator、管理者のこと）というやる気の無さもポイントです。
さて、何が書かれているのでしょう……。
カジノソフトウェアプロバイダーは、人気のあるテーマを1つ1つ使用して、オンラインカジノゲームで使用しようとしています。
のっけから赤ペン先生がブチ切れそうな機械翻訳的日本語！
動物のテーマがそれらに含まれていないと、おかしいでしょう。誰もが動物を愛しているので、それを認めてください。
有無を言わさぬこの態度。X（旧Twitter）にいる一部の人が好きそうだなぁ。
あ、動物が嫌いな人もいますので、それも認めてください。
犬と遊んだり、YouTubeで猫の動画を見たりするのに何時間も費やすことができるので、動物への愛情でお金を稼ぎませんか？
猫の動画に何時間も費やすことが出来る人はなかなかレアな気がしますけどそれより何より唐突な「動物への愛情でお金を稼ぎませんか？」の意味不明さに痺れます。
子猫と遊ぶことでお金がもらえることはほとんどありませんが、動物をテーマにしたスロットゲームをプレイしているときは、まともな金額を勝ち取ることができます。
子猫と遊んでお金を貰えることはゼロと思いますが、1つでもあるなら教えて下さい。
「まともな金額」という曖昧過ぎる言葉もたまりません。まともって何円くらいですか？ 千円？ 5千円？ 10万円くらい？
そして、あなたがギャンブルにお金を使う気分でなくても、動物のスロットはハードな一日の後であなたをそらし、ほんの数回のスピンであなたを元気づけることができます。
「あなたをそらし」このあたりは機械翻訳の限界ですかね。原文は何て書いてあったのかなぁ。
ギャンブルなんですから「ほんの数回のスピン」で余計に落ち込むことも多そうですけどね。
動物をテーマにしたカジノゲームのリストは非常に長く、家族のペットから始まり、危険なジャングルの住人で終わるあらゆる種類の動物に捧げられたゲームがあります。
物騒だなぁ……。
野生生物をテーマにしたゲームの特別なリストがあります。ここでは、身近な動物を詳しく見ていきます。一緒に暮らしていて、背を向けたときに私たちを食べようとはしません。
物騒だなぁ！
ペットを飼うとき「背を向けたとき食べようとして来るかどうか」なんて考えませんよね。
動物のスロットは、キュートなインターフェースと動物のシンボルでほぼ同じように見えるので退屈だと誰かが言うかもしれませんが、私たちは同意できません。動物をテーマにしたスロットゲームには、非常に面白いボーナスラウンドがあるものや、プレイしやすいだけでなく、ギャンブルの世界の新参者に合うものもあります。
このあたりも機械翻訳の限界でしょうか。「私たちは同意できません」「新参者」もちろん日本語として誤りではないですが、使いませんよね。
猫が好きな人（そうでない人はいますか？）は、IGTのキティキラキラスロットを確認してください。この少し古い学校の動物スタイルのスロットマシンゲームは、動物をテーマにしたスロットの典型的な例です。
そうでない人もいますけどね……。私は好きですけど。
「少し古い学校の動物スタイル」も原文は何て書いてあったのかなぁ。
ゲームは明るく陽気に見え、ゲームシンボルはすべて猫であり、機能には基本的なワイルドシンボルとスキャッターシンボルが含まれます。
「ワイルドシンボル」「スキャッターシンボル」はスロットマシンの用語のようです。
それはそうと「ゲームシンボルはすべて猫」って先に書かれていました「同じように見えるので退屈」に通じる気がしますけどどうなのでしょうね。
このゲームは何時間もかかりませんが、コーヒーブレイク中に簡単なお金を獲得するための良い方法です。
獲得出来るかっての！
先程は「まともな金額」、今回は「簡単なお金」。簡単って……500円くらい？
しかしまぁカジノで簡単にお金を獲得出来るのであれば、カジノを運営したり紹介したりせずに自分が他のカジノの客となって簡単にお金を獲得すれば良いのです。
もっと犬の人なら、ライバルの犬のポンドをチェックすることを忘れないでください。ゲームはすべて犬についてです。ゲームのシンボルは、さまざまな品種のかわいい犬、ドッグフード、おもちゃで、とても明るく魅力的です。このスロットは、フリースピンボーナス以外の高度な機能を誇ることはできませんが、犬をテーマにしたスロットに期待するものではありませんよね？
犬のスロットマシンを勧めておきながらすぐにディスるの何なん？
私がスロットマシンに詳しくないからディスっているように思えるだけで、詳しい人には通じる話なのでしょうかね。
偽サイトになる前は
2018年9月の時点ではこのようなサイトでした。
しかし同年12月には
移転の案内になっていました。そしてドメインの有効期限が切れて第三者に取得されてしまった、と……。
〇〇市××動物園
動物園の偽サイトがもう1つありました。
……
めちゃシコ!!
ここは偽サイトのくせに本物のサイトへ誘導しよるで。
良心が芽生えたのでしょうか……。まぁ良心のある人間は偽サイトなんて作りませんけどね。
まぁそもそも他の動物園を紹介している時点で偽サイトを作ろうという気持ちさえないようですが……。
さて、画面をスクロールしますと
唐突に始まるゲームの話。
水と油というか、月とすっぽんというか、ネギとニラというか、この前触れなく空気が変わる感じが偽サイトの醍醐味ではありますね。
世界を変えるゲームの世界
最近よく思うのが、ゲームの世界の進歩ってすごいってこと。1970年代に日本で初の家庭用ゲーム機が発売されてから、どんどん進化していって、今ではスポーツと呼ばれる競技にまで発展しちゃった。
急なゲームの話に加えて、急にフランク、急に口語体。入れ替わっちゃいました？ 人格が。
それほど、世界の関心が高いってことですよね。日本ではまだあまり馴染みのないeスポーツですが、意外なことに家庭用ゲーム機発祥の地、日本よりも欧米諸国の方がメジャーのようですね。日本では今年になってeスポーツ協会が発足して、今ちょうど始まったところという感じ。これから期待値の高い業界ですね。
「今年」が何年のことなのかよく分かりません。ネットに末永く残すつもりで書く記事は「今年」「来年」「昨年」みたいな書き方をしてはいけないと思うのですよ。するなら、その記事が何年に書かれたものか明確になっていないといけません。
まぁここでそんな話をしても仕方ないのですが、ちょっと調べてみますと「日本eスポーツ協会」が2015年に設立されたとのこと。
eスポーツに関連する業界
スポーツ業界などが関連する中で、意外なことにオンラインカジノの業界も関連しているみたいです。というか、ブックメーカーかな。
「というか、ブックメーカーかな」なんか腹立つなぁ……。何で見ず知らずの偽サイトに馴れ馴れしくされなあかんの……。
eスポーツに早くから注目していたサイトを見てみると、この業界内での注目度が伺えます。今後、スポンサーとして選手をバックアップする企業も出てくるかもしれないですね。たくさんのオンラインカジノの最新情報と口コミレビューを掲載しているジャパニーズカジノでは、日本、世界のeスポーツの動向を追っています。ここにあるオンラインカジノ / ブックメーカーから世界のeスポーツ大会への賭けもできますよ。
eスポーツ情報も一緒にゲットしましょう！
「世界のeスポーツ大会への賭けもできますよ」うわぁ。まぁ合法か非合法かもありますが、サッカーや野球といったスポーツも賭けの対象にされるわけですし、eスポーツもそうなってもおかしくはありませんよね……。
最後の画像に実在する大手ゲームメーカーのロゴが入っていてさすがに気の毒……。謎の偽サイト製作者とバトルをして欲しい気持ちもありますけども。
偽サイトになる前は
2017年10月の時点ではこのようなサイトでした。
2018年3月には偽サイトになっていました。あれ、先の「今年になってeスポーツ協会が発足して」は2015年のことじゃなかった？ うーん……。まぁ真剣に考えても時間の無駄でしかありませんけど。
最後に
日本でオンラインカジノを利用して賭博を行うことは犯罪です。外国で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本から接続して賭博を行うことは犯罪です。
詳しくは警察庁のサイトをご覧下さい。
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