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チェルノブイリ日記 24 ~ あつまれ どうぶつの骨

 前回のお話はこちら。

 日記の一覧はこちら。

あつまれ どうぶつの骨

 前回のあらすじ。
 チェルノブイリ産の野生のキノコを観賞しました。

 ガイドがフリーダムに寄り道をしてはいるものの、森の中を少しずつ進んで行きます。
 嘘です。進んでいるのか戻っているのか分かりません。行程表も地図も持っていないのですから……。

 森の中でまたまた何やら発見しました。
 木に隠れるように潜んで……いや、木が後から生えて来たのでしょうけども。

 例によって例にもよって何なのか見当も付きません。
 これ自体があちこちに移動するとは思えませんし……そもそもこれが完成形なのかも分かりません。

 足元にも注意しながら歩きましょう。白い箱のような物……? 何なのか、何故ここにあるのか、想像も出来ません。本当にここ数回は「分からない」ということしか書いていないように思います。ごめんなさいね。

 チェルノブイリを歩くときはガイドの足跡を辿るのが無難です。この白い何かも草の生え具合によっては気が付かずにつまずいてしまう可能性もありますからね。

 たまに振り返るガイド。私を心配してくれているのか? 「はよ来い」の意か。

 屋根のある通路。最初に訪れた冷却塔のあたりだったのかな……記憶がないのです。

 これは……縮小した写真では分かりにくいのですが、パイプなのですよ。何か白い物を巻き付けて保護しているのですが、それもボロボロになって来ています。
 何を通すパイプなのかな。水? またまた分かりません。

 ぎゃーす!

※ この記事はトリップウォーカーに掲載していた「チェルノブイリ日記」を書き直したものです。有料の設定にしていますが、全て無料で読めます。読み終わって面白かったと思われましたら投げ銭として購入の手続きを行って下されば幸いです。

 まさかまさかの突然の骨。どこから突っ込めば良いのか分からない状況です。
 この小屋は何なのでしょう。物置きではないでしょうし、この骨の主が生きていたときに入っていた小屋としても出入口が小さ過ぎるように思います。そもそも何故ここで動物を飼っていたのか……。
 またこの骨は誰かがここに置いたのでしょうね。この屋根の上で死んで骨になったとは考えられませんし。誰かが撮ったこの小屋と骨の写真がインターネットのどこかにアップロードされているかも知れません。
 そしてこの骨は本物の動物の骨なの? 40年以上生きていても動物の骨を見る機会なんてほとんどありませんでしたからね。手羽先くらいか……。

 近くにまたまた骨らしき物が落ちていました。あつまれ動物の骨……。

 骨……なんですかねぇ? 骨と言われても木の枝と言われても信じてしまいます。

 ガイドぉおおぉぉぉ! 何持ってるの!

 キノコやん!
 え、引きちぎったんですか? まぁチェルノブイリのキノコを採ってはいけないなんてルールはないんでしょうけど、いや逆にあるのか? というかそのキノコどうするんですか? 食べるの? 私には食わさんとってくれよ……。

スタンド・バイ・ミー、再び

 イケメンとガイドの後ろを歩いていましたら線路に出ました。18話で歩きました線路です。

 良い天気になって来た!
 男同士で線路を歩く非日常感というかスタンド・バイ・ミー感とこの青空にテンションが上がってしまいます。

 絵になるなぁ。ちょっとピクニック気分です。ビールでも飲みながら歩きたいところですね。ここはチェルノブイリなんですけどね。

 とても好きな写真です。

 お察しかも知れませんがイケメンとガイドは振り向きもせずどんどん歩いて行きますので写真を撮った後は走って追いつかないといけません。ただでさえ3時間近く休まず歩き続けていますのに走ってどうするの……。

再び冷却塔

 未完成の冷却塔に戻って来ました。18話でこの冷却塔を後にしてから2時間ほど経っているのですよ。

 せっかくだから撮っておきましょう。そして撮った写真は載せましょう。貧乏性なんですよ。

 恐怖のハシゴが見えました。背かごが設けられてはいますが、高いところで足を踏み外したら死ぬか大怪我ですよね。
 しかしこれ工事に携わっていた人は何分くらいで上り下りしていたのでしょうね。早い人はもしかして1分くらいでサササッと上っていたとか……さすがにないか?

 冷却塔はもう大きくなりませんが、周囲の木は育ち続けるのです。

 さらに未完成の冷却塔。こちらは15話で訪れました。

 来た道をどんどん戻ります。

 フォトジェニックだなぁ。行きでも撮りましたかね。

 しかし……高いなぁ。完成形はこの1.5から2倍ほどの高さになるはずだったと思うのですが、それでもハシゴで上り下りしなきゃいけないという話だったのかなぁ。多くの人はハシゴを上る時点でギブアップしそうですよね。私はようやらないと思います。職がなく所持金もなくて日給1億円なら考えますけど……それでも考えた結果やらなさそうですけど。金額の問題ではありませんよね。

 どんどん戻ります。

 森を抜けました。向こうに原発が見えます。写真の左下にちょっと見えます丸い屋根みたいなのが事故を起こした原発を覆い隠すカバーです。この当時は建設中でした。

 原発は後日見学します。この日記としては何話先になるか分かりませんが……気長にお付き合い下さい。

 自動車を停めたところに戻って来ました。犬!

 吠えられはしませんでしたが、さすがにちょっと怖いので近付きません。

 自動車に乗って移動します。ようやくちょっと休める……。
 原発のカバーが見えましたので写真を。

次回予告

 いよいよプリピャチの街へ。

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