VC資金調達せずに創業10年…僕のアウトローな生き方(前編)
こんにちは!!(^^)
HR系コンサル 企業であるTRIPORT(トライポート)の代表・岡本です。
今回は結構色んな「経営者」や「メディア」の方から聞かれることが多い…
というお話。
というのも、僕は今まで4桁の経営者には会ってきてますが、今まで出会った経営者の中で同じベクトルの生き方をしてきた経営者はたったの3名(社)のみでした(^^;
と言いつつ…
うち1社は昨年、誰もが知っている某有名人材系企業にM&Aされ、もう1社も今年ついに金融系VCからではありますが資金調達を実施したので、結果的に今はうちの会社1社のみとなってしまいました…(-_-;)
改めて『うちって本当に稀有な事例なんだなぁ~(-_-;)』と再確認したので、折角なので記事にしてみようと思いましたm(__)m
僕自身まだまだ思考が足りず、勉強不足な点も多々あるのですが…
今後の人生において、いつか起業したいと思っている方
起業することは決意していて、これから起業する方
起業したがこの後どのように事業を拡大していくか悩んでいる方
…等々、そんな方々にとって、会社経営には『こんな生き方・歩み方もありますよ~!』という1選択肢としてシェアできたらと思います。
また、自分自身の頭の整理のためにも、今回の記事では僕なりの考え方も参考までにお話させていただきますm(__)m
【はじめに】VC・CVCに対する僕の思い
まず大前提として、後述している「VCから資金調達するメリット」にもある通り、VC・CVCの存在は世界が発展するためにMustで必要な存在ですm(__)m
日本を、そして世界を本当に良くするために大志を抱く起業家たちの背中を大きく押す存在であることは間違いありません。
僕自身多くのVCの方々、またCVCの代表等とお話させていただいた経験もあり、実体験ベースで心からそう思っています。
そんな思いを持ちつつ、今のところ士業(弁護士・税理士・社労士、等々)の世界で生きている僕ですが…
財務・会計、人事・労務等々の基幹業務の中でも、仕訳処理や給与計算のようなルーティン業務ではなく、税務や労務の相談、またあらゆる社内制度設計等のコンサルティング業務を対象に考えた場合、業界的に不可能(?)だと言われてきた…
<量的観点>労働集約型(マンパワー)ビジネスモデルからの脱却
<質的観点>士業サービス(付加価値)における属人性を極限まで排除
この2つの実現を、今は直近の目標として日々取り組んでいます。
そうすることにより、資本力の乏しい小企業・零細企業などを含めた日本全国のあらゆる企業に対して…
…を目指しています!!
ただ、本題の「VCに対する僕の思い」としては…
正確に言うと、「VC」というより「資金調達」という概念に対する僕の思いとして、ビジョナリーな観点だけではなく、実際に実現できるというエビデンスがある程度揃ったタイミング…
つまり、上場審査をクリアできる数値と共に、さらなるスケール(事業拡大)していくフェーズが見えてきたタイミングで、初めて上場等も視野に入れながら投資家の方々から助力を得たいと考えてたりしますm(__)m
さてさて、ここから少し昔話をしようかと思います(^^♪
【体験談】実際に経験したVCとのやり取り
2023年現在、僕の会社は創業10期目になりますが…
今まで金融系VC、独立系VC、事業会社系VC等、十数社から資金調達ニーズが無いか、お声掛けいただくことが多々ありましたm(__)m
弊社側から資金調達の相談に行くことがないので、ほぼすべて弊社の新サービスのリリース記事等をみていただいてお問合せ頂いてました。
…というケースがよくありました。その結果…
というご提案を頂き、(当時は未上場会社でしたが)今では上場している某IT大手企業様と業務提携することになりました。
CVCに関しては、有難いことに某人材系プライム市場(当時は東証一部)上場企業様から資本提携(関連会社化)のご提案を複数社から頂いた経験もありますm(__)m
最終的にはそれぞれ事業シナジーを目的とした業務提携という形でコラボレートさせて頂くこともありました。
勿論情報交換だけさせていただいて、特に何もなく終わるケースも多々あります(^^;
(参考)VCから資金調達するメリット
ご存じの方も多いかと思いますし細かいことは割愛しますが、一般的には下記のようなメリットがあるかと思います。
資金供給と成長支援・規模拡大(迅速なスケール化)
専門家によるビジネスアドバイスと戦略的サポート
業界ネットワークとパートナーシップの機会増大
リソースと専門知識の利用
社会的な評価と信用の向上
ただ注意すべき点として、VCからの資金調達は一般的に株式の一部を譲渡する必要があるため、経営権や意思決定権の一部を失う可能性があることを理解しておく必要があります。
上記は当たり前の話かと思いますが、ここで僕が何を考えているのか、この後つらつら述べていこうと思います(^^)
VC資金調達は最後の手段…僕のアウトローな生き方
僕は自分でいうのも変ですが、結構「頑固な人間」で、かつ、時には「偽善者」って思われるかもしれませんが、下記のような人間です…(^^;
当然、僕も欲がある人間なので「お金」は欲しいし、大切な人を守るためには絶対に必要で、そもそも生きていくうえで必要不可欠なものだと思ってますm(__)m
そして、大きなことを成し遂げるためには…
それは重々分かっているのですが…(-_-;)
自分にとって大事な信念を曲げてまで「お金を得る」という点だけにフォーカスするより、会社としての数値的利益、そして個人資産の成長率は多少緩やかでもイイと思っている人間です。
優先すべきは…
今、そして未来の日本、社会にとって何が必要なのかを考え、目先の利益(数値)でなく、どんな苦境にたっても明るい未来、理想を追い求め続けることが必要だと、僕は考えています。
勿論、社会に与えるインパクト・影響力は極限までスピーディーに右肩上がりにすべきだし、「お金」も「明るい未来の実現」も両立できる能力があればいいだけですが…(^^;
僕の能力では、今のところどちらかを優先せざるを得ないといった感じです(T_T)
上記のように考えていくと、VCのプライオリティがどこに置かれるのかという点が個人的に非常に気になるところで…(-_-;)
というのも、VCの資金源となっている投資家たちへの利益還元がVCには求められます。
つまり、VCにとって「出資を受ける者(ベンチャー企業)」と「資金を提供する者(投資家)」のパワーバランスは必然的に後者に強く作用することになります…
結果、VC自身もEXITを求められるようになり、どうしても「決められた期限までに数値をあげること」を優先することになります(◎_◎;)
勿論「社会から求められる付加価値提供ができる=数値があがる」ということができるかと思いますが、起業家たちは常に新しいことを考え続けている生き物であるためピボットもガンガンしていくケースがあります。
その場合、都度ステークホルダーへのお伺いが必要となり、それぞれの利害関係、プライオリティが異なれば、意見が食い違い、不要な摩擦が生まれてくる…
社会に対して実現したいことをやれる前提での期限設定、また数値をあげる構図なら良いのですが…(-_-;)
(後編に続く)
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