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VC資金調達せずに創業10年…僕のアウトローな生き方(後編)

こんにちは!!(^^)

HR系コンサル 企業であるTRIPORT(トライポート)の代表・岡本です。

本記事は…

「VC(ベンチャーキャピタル)・CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)」から資金調達せずに歩んでいる理由って何なのか…

というお話の「後編」です(^^)

「前編」はこちらから!



【体験談】実際に経験したCVCとのやり取り

突然ですが、僕はラーメンが大好きです(^^)笑

本当にラーメンが世界を救うと思えば、そしてその実現可能性が高いと判断できれば、ラーメン屋自体をやるかはおいといて、きっとラーメンを軸としたビジネスも始めるかと思います!!笑

実際に、「前編」でもお話した某人材系プライム市場(当時は東証一部)上場企業の代表から資本提携(関連会社化)のご提案をして頂いた際も、私の考え方を下記のようにご説明しました…(^^;

(岡本)
極論かもしれませんが、例えば…(^^;

僕はラーメンが大好きなのですが…「ラーメン屋が世界を救う!日本経済を大きく発展させる!」と思ったら、(誰もやる人がいない場合には誰かがやらなきゃならないので…)きっと自分でラーメン屋をやります!!

上記、ラーメンというのは勿論たとえ話ですが…(^^;笑


勿論数値をあげることはMUSTでやっていきますが、価値観が異なる方から見た場合に、一見、遠回りに見えるような行動だったとしても、自分の信念に従って突き進みます!!先人たちの貴重なご意見は勿論聞かせて頂く前提で…

今、僕が手掛けている事業もこのような思考の下できたもので、そんな思考の人間に、それでも出資のお話を頂けるのでしょうか??(-_-;)

上記に対して代表は…

(代表)
事業シナジーを生みだせるという思いでの提案だから、その実現に影響がなければ自由にやればいいし、EXITのタイミングも岡本さんに任せる。

ただし唯一の条件は減損を出さないこと。あとは自由にやればいい。

うちの会社はポケットマネーで200億円以上、出資する予算として既に確保していて、TRIPORTさんへの提案が2社目です。だからEXITは自由に設定できるしその点は安心してほしい。

という、お話を頂きましたm(__)m


僕が何を懸念していているのか本質の部分をすぐに理解して頂けて、また資本提携に対する僕の「事業シナジー」による社会を前進させる、前向きな思いの部分もすぐに理解して頂けた、そんな印象でした(^^)

本当に魅力的な素敵な方でした!!(>_<)
(いつか自分もそうなりたい!!)

ちなみに、なぜ上記のようなぶっ飛んだ発言を、恐れ多くもプライム市場上場企業の代表に直接モノ申したのか(-_-;)

それは、当たり前の話ではありますが…

今まで出会ったVC・CVCの方々はほぼ全員、EXITの設定をVC側がする前提でお話されていたと感じたからです。

勿論計画性をもってスピーディーに事業を展開することは必須ですが、その際に…

「社会に対して1秒でも早く付加価値を届けたい!!」という思いに最大のウェイトを置いているという感覚が匂ってこない…

…というイメージです(-_-;)

前述のCVCの代表はそこが全く違い、ほぼほぼ社会に対する付加価値の観点のお話だったので、この時初めて「このような方もいらっしゃるんだなぁ~」と実体験ベースで知ることができ幸せでした!!

参考までにEXITを分かりやすく言えば、下記のような提案を受けることです。

(例)5年以内に〇〇に上場させましょう!!

ちなみにもしIPOを実現できなければ、M&Aによる他社への事業売却、または廃業になります。

上記のように、ゴール設定を他人にされてしまう、つまり、本当に信じた自分の信念、人生を懸けてやるべきことと違った道筋だったとしても、それを歩む義務が発生すること。

 「権利」と「義務」

 「自由」と「責任」

それぞれを考慮すると、僕は今のところまだ、自分の道を突き進んでいっている、ということになります!!m(__)m

(余談)
上記に挙げた資本提携のお話は、結果的には各種DD(デューデリジェンス)を実施していく中で、一部折り合いのつかない部分があり、最終的には業務提携という着地となりましたm(__)m


起業家目線での日本経済がなかなか発展しない資金調達フェーズでの大きな課題

つらつらと「前編・後編」の2回にわたってお話させていただきましたが、正直、昨今、起業家たちにとってVCからの資金調達が1つの目標になっているような見え方も少なくないかと思います。

「VCからの資金調達(エクイティ・ファイナンス)」は1方法論でしかなく、もし「金融機関からの借入(デット・ファイナンス)」で対応できるのであれば、自由度の観点から個人的にはそちらの方がベターだと思っています。

ただ、ベンチャー企業の場合、その企画・創造するアイディアは前例のない0→1のものであるため、それは起業を支援する政府系金融機関であったとしても、「前例がない」という理由だけでなかなか融資してくれないというのが現実です。

上記は僕の実体験で創業2年目に入った頃、上記理由で借入できず、本当に資金が底をつきかけて倒産寸前という状態でした…

その後、なんとか死に物狂いで経営を立て直してある程度事業を拡大させ、第3者権威ができた後に、事業拡大のために融資の相談にいったら、すぐに融資枠MAXでの借り入れができるようになった、という経験があります。

勿論金融機関目線で考えれば、リスクヘッジの観点から実績が何より大事で、諸々数値をエビデンスとして判断せざるを得ないというのは分かります(-_-;)

ただ、事業の未来の可能性に対してももう少しだけウェイトを大きくして審査してもらえると嬉しいなぁーと思ったりしますm(__)m


これが日本社会の発展が遅れている、資金調達フェーズでの1つの大きな問題であり、だからこそVCは世の中にとって必須の仕組みで、うまく活用すべきだと思っています。

ただ、その起業時における大きなハードルを自力でクリアして、事業を拡大していくということを最初から諦めるのは勿体ない。

起業する際は一番の理想として掲げ、どうしても借り入れによる資金調達ができない場合にVCに助けて頂く、というスタンスが理想なのでは?と個人的には思っています。

当然、借入の場合調達額に限界があるので、事業規模によっては最初からどうしようもないケースはありますが…(^^;


上記が机上の空論にならないように…

僕は自分が実践して結果をだせれば、後輩起業家たちに、このような選択肢もあるんだということを背中で見せることができると考えて、完全に自己満足の世界ではありますがこのようなアウトローな生き方をしていたりもしますm(__)m


未来の起業家たちの選択肢を1つでも増やすために

色々と話してきましたが、僕みたいなアウトローな生き方の経営者も一人ぐらいいてもいいんじゃないか(^^;と思って、これからも行けるところまで突き進んでいきたいと思っています!!

そうすることでこれから起業する方々の経営スタンスの選択肢が1つでも多く増えれば、それだけでも大きな価値があったと、未来の自分は思うのではないか…

そんな思いを胸に引き続き突っ走っていきたいと思います!!(^^)

拙い記事ではありますが、最後までお読みいただいた方、本当に有難うございました!!m(__)m



【余談】士業ビジネスのVC資金調達のしづらさ

現在僕は士業(弁護士・税理士・社労士等)関連のビジネス、特にHRマターの事業を主として行っています。

実際にVCの担当者からも士業ビジネスにおけるVC業界の投資スタンスについてお聞きしたお話ですが、士業界は…

(VC担当者)
労働集約型のビジネスモデルであり、SOMを大きく確保しつつ、サービス内容について属人性を低減したうえでのスケールが非常にしづらい世界観であるため投資対象になりづらい。


つまり、投資家にとっての数字、利益に繋がりづらい。
よって出資も消極的である。

投資家の立場で考えるとごもっとも。

上記のような世界観であるにも関わらず、「ヒト×IT(リアル×バーチャル)」の考え方を貫いてきた弊社、TRIPORT(トライポート)に複数のVCから出資のオファーを頂けたことは、本当に有り難く嬉しく思っています!!m(__)m

そして益々、この業界を発展させるために日々チャレンジし続けなければいけない!!と思っています!!(^^)

僕が見ている新しい「士業界」の未来

士業界では非常に珍しいことなのですが、私自身元々基幹業務系ITベンダーで約10年ほどシステムエンジニアをしており、かつ士業、そして経営者でもあり、そのようなバックグラウンドもあるため弊社は…

「ヒト×IT(リアル×バーチャル)」という概念で、士業の付加価値を完全オンラインで、かつ、ITのチカラで事業をスケールする仕組み構築にチャレンジしています!!

昨今ChatGPT等のAi活用が進んでいますが、士業のナレッジ・ノウハウ、顧客ニーズのビッグデータの確保が業界としてできていないため、弊社TRIPRT(トライポート)では、このビッグデータの構築から進めていたりします!!

僕が交流を持たせていただいている士業界の中でも、日本トップシェアを確保し、常に前進し続けている先輩経営者の方々も、同様のベクトルで動かれているのは、直接お話を伺っていたりします。

僕に何ができるのか、今後も必死に考え続けて、一歩一歩着実に、そして社会のためになる、大きな付加価値を創造していけるよう、日々精進してまいります!!m(__)m



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