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ひとり出版社をつくる⑫「法人設立完了」

本日2020年4月21日、神戸地方法務局に登記資料を提出し、ひとり出版社の法人登記が完了しました。提出した資料に大きな問題がなければ、本日2020年4月21日が正式な設立日となります。出版社名は改めてお伝えします。

登記書類は郵送でも受け付けてもらえます。なので神戸地方法務局に直接足を運ぶかどうか迷いました。私の地元・加東市の感染者数はごくわずか。自宅敷地内には高齢の両親も住んでいます。非常事態宣言で外出自主要請が強く出ている現状では郵送のほうがいいのではないか。

法人登記の書類提出のみであれば郵送を選んでいました。しかし別途進めている小規模企業共済の解約手続きのために取引銀行の三宮支店にどうしても行く必要があったのと、もうひとつ、外せない用事がありました。

ふだんの私は加東市の自宅内でほぼ過ごしていて、接触8割減どころか10割に近いほど家族以外の接触はありません。前回の記事でも触れたようにライターの受注仕事はことし3月で区切りをつけていたので、仕事で外出する機会もほぼなし。人と接触しない限り感染リスクはなく、医療従事者の負担を僅かでも軽減することにつながる。いまは自宅にいることが最大の社会貢献の時期です。

これでもかというほど意識を徹底しているからこそ、田舎の自宅から神戸に行くのは気が引けたのですが、合計3つの用事を1日に済ませること、車で移動すること、用事以外の空き時間は車中で過ごすこと(この記事も車の中で書いています)、アルコール消毒液と除菌ウェットティッシュを携帯してうつらない、うつさない対策に徹すること、当たり前だがマスクをすること、などを行うことで神戸に行くことを決めました。

ともあれ……数年にも及んだひとり出版社の設立準備が、登記上の会社づくりという意味ではひと区切りつきました。

これから、いよいよ出版事業を本格的に進めていくことになります。そのためにも流通・販売の方法を決める必要があったり、すでに出版を約束している2冊の本の著者さんとの打ち合わせをどうするのかを検討する必要があったり。

実際に本を出すためのスタートラインにようやく立った、ともいえます。スタートラインに立った限りは、もう走り出すしかない。そんな心境、覚悟です。

きょうは、ひとり出版社設立の記録を文字で刻んでおきたくて記事を書きました。

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