底辺で挑むアロマの世界
私は筋肉オタク。
アロマのハードルを極限まで下げる為に産み落とされた。
過去より現在、昨日の飯が今日の筋肉の考えで進めていきます。
アロマとは芳香という意味。
今回は精油の簡単な楽しみ方の筋肉を鍛えていきましょう。
アロマといえば精油、それは植物から抽出した油。
その抽出方法は様々ですが、ほとんどの方は「マッチョの限界握力で絞り出したもの」と認知されているかと思います。
落ち着いて考えてください。
もしそうだとしたら、それはただの汁です。
絞り出された草花の水分と、筋肉を絞ったマッチョの、水分です。
精油は読んで字の如く、植物のあぶらです。
そんな簡単な話ではないのです。
精油はなんか・・ごっつい機械とかで抽出してて、そこはめっちゃ暑いです。
煮たり蒸したり、蒸留したりアルコール使ったりして、やってます。
それは炭からダイヤモンドを作るような気の遠くなる作業ですが、それを生業にして、明日のプロテイン代を稼ぐ作業員がいます。
グッと身近に感じてきましたね。
更に、香りがなくなった精油を処分する方法は、天ぷらの後の油処理と方法が一緒です。
めっちゃ庶民的やん。
暮らしとアロマは、プロテインと筋肉くらい生活の中に自然とあるものなのです。
プロバスケットチーム「ビリーバーズ」のキャプテンの宗谷有時(ポジションSG/SF、6ft 3in (190㎝))よりご説明いただきます。
君がアロマに目覚めたら
おはようございます。
前回の記事にてご質問を頂いたのでお答えしながら、気楽なアロマとの向き合い方を話していこうと思います。
アロマに興味を示してくださった人の中に、熱心にご質問をくださったニシローランドゴリラさんが一頭混ざっていたので、その質問にも出来るだけお答えしようと思います。
ゴリラは、ヒトやチンパンジーの様に反射で動かない思慮深さを持っている、平和主義で愛情のある生き物です。
森から降りてきたら挨拶してみましょう。
素敵なお絵描きも見せてくれますよ。
さて、ゴリラは一旦おいといて。
コメントの中に「気にはなるけど知識がない」「なかなか実践出来ていない」とお声もいただきました。
分かります、皆んなそれぞれの日常があって時間を割けないですね。
少々かしこまったイメージから、効能や効果、機材などを一頻り調べて満足してしまったり。
自分には無理だと判断したり、面倒になる方もいます。
続かないかもしれない。
近くに専門店がない。
家族との兼ね合いがある。
様々な憶測や配慮が、あなたの心の更なる重圧になるかも知れません。
そう感じたら、考えるのも調べるのもやめて、普段通りの生活に戻ってください。
と言いますのも。
何かに迷うと先ずはにネット検索に頼ると思います。
沢山の情報が得られて便利ですね。
僕もすぐに大好きなサウナのリサーチをしてしまいます。
突然ですが、こんな経験はないでしょうか?
これにはカラクリがあって『情報量が過多になると脳はそれだけで満足してしまい、行動に移さなくなる』のです。
やりたい時が始め時。
仕事の帰りや普段の買い物のついでに、思いつきでアロマは始められます。
「今必要だ」と思ってすぐに行動に移した方が、達成感も行動力も褒められて、それだけで前向きになれますよね。
使い捨てアロマを楽しむ
手軽なアロマは「スプレー」と「リードディフューザー」です。
スプレーは言わずもがな、ファブリック用のものでカーテンやカーペット、枕や寝具にシュッとするだけで気分を変えられます。
リードディフューザーは、アロマ液の入ったボトルに棒をさしているもの。
棒がアロマ液を吸い上げ、揮発して香りを室内に広げ、1〜1.5ヶ月香りを持続させます。
置いておくだけ、気が向いたらシュッとするだけ。
もう充分ですね!
ですが、もう少し本格的にやってみたい人は、瓶に入ったアロマオイル(以下、精油)が気になりますよね。
では、簡単で使い捨てれる精油の楽しみ方をお伝えします。
家にあるもので簡単に
・綿の化粧用のコットンはありますか?
肌に触れないので古いものでも大丈夫。安くて沢山入っていものでいいです。
ティッシュペーパーでもかまいません。
・使っていないお皿はありますか?
コットンがしっかり乗るサイズが好ましいです。
仕舞ったままのお土産や、手作り体験で作ったものでもいいですね。
この2つがあれが準備完了。
無い場合は、100円均一でどちらも揃います。
今は駅中にも入っていてとても便利ですね。
後は、エタノールがあれば更に良いです。
ドラッグストアで安価で購入でき、家の掃除にも使えます。
精油を買おう
専門店に行かずとも、精油は購入出来ます。
無印良品さんを頼りましょう。
生活の味方イオンモールには高確率で無印良品が入っています。
一般的な香りは一揃いあり、品質も良く、安価で挑戦しやすいです。
店舗内も広々としているので、子供さんがいたり、ご家族との買い物の時間でも立ち寄りやすく、店内でのドラミングが心配なゴリラも自由に香りを選べます。
調香師がシチュエーションや気持ちに寄り添って色んな香りを配合したブレンドオイルも取り扱っています。
分からない時や、香りに迷いすぎたらブレンドを選ぶのも手です。
香りの選び方
市販の芳香剤(トイレの芳香剤、柔軟剤など)と天然のアロマは全く違います。
人工の香りは強く長く香り、万人が好む香りを研究して作られています。
精油の香りは優しく短く香り、好みははっきりと分かれます。
まず思いつく香りは、生活の中心にある人工の香りが殆どです。
例えば、芳香剤の柑橘の香りは甘い果実を表現してますが、精油は皮や枝から抽出するので、どちらかというと、オレンジを剥こうと指を突き立てた時に感じる苦味のある香りです。
ラベンダーは甘みが少なくシャープ。
ローズは花粉のような濃厚さで、人によっては生臭さを感じます。
精油のブランドや産地で香りも変わります。
お試しが出来るなら必ずしてください。
・心を落ち着けたい時。
ラベンダーが好ましいゴリラさん。
ラベンダーは花に分類されますが、その中でも甘みの少ないハーブの様なジリッとした独特の香りがあります。
パチュリやセージ、ヒノキもいいかもしれません、お試しください。
就寝用のブレンドオイルはラベンダー主体がほとんど。
森林浴系のブレンドオイルもリラックスにお勧めです、故郷が恋しくなるかもしれないですね。
寝室でなら、甘さの中に苦さもあるフランキンセンスの崇高な香りも素敵です。
イライラした時の呼吸を深める効果もあります。
迷ったら柑橘が無難です。
ベルガモットはアールグレイ紅茶の香り付けに使われていて、リラックス効果も期待出来るお洒落な香りです。
オレンジスイートは甘く「みかん」を連想し、お子様にも人気です。
・集中力にはローズマリー・シネオールやペパーミント。
ペパーミントは、頭痛や、考えすぎて疲れた頭をスッキリさせます、執筆活動にいいかもしれません。
・明るい気持ちになりたい時はレモンやライム。
・女性のPMSや更年期にはゼラニウムやローズ。
・認知症の予防には「レモン、ローズマリー・シネオール」を日中に。
夜は「ラベンダー、オレンジスイート」
医師も勧めています。
・恋人をベットに呼びたい時は、イランイランやローズ。
でも僕はリラックスと誘淫効果もある・・・あ、これ以上は内緒です。
体調や気候の変化で苦手な香りが平気になったり、好きな香りが苦手になる事もあります。
その時に香りの効能を調べて、自分の気持ちの移ろいを知るのも面白いですね。
〜においとお化けの小話〜
大学時代は寮生活でした。
2人部屋で同室の巴がとても敏感な性格で、発作のように「臭い」とファブリーズを撒きだす事が度々ありました。
でも、僕にとってはいつもの自分達の部屋のにおいなんです。
そんな時は「声がする」「何かいる」とお化けに警戒したりもするんです。
不思議なので観察しながら振り返ってみると、ある法則に気がつきました。
季節の変わり目、満月の前、台風が来る、監督に怒られた日。
気候の変化で情緒が乱れたり、ストレスで匂いに敏感になっている。
そんな時は食べ物の些細な味の変化にも、顔を顰めていました。
嗅覚と味覚は防衛反応、毒を食べないために発達している。
ストレスも敵を認知する防衛反応です。
なるほど。
巴はとても野生的で、危機管理能力が高いんだな、と納得。
安心したところで一緒にお化けを探してみました。
共同トイレの洗面台と、2階に続く階段の踊り場にある消化器の裏を警戒していたので確認すると、交換し忘れたのかタオルからは雑菌臭。
消化器の裏でゴキブリが数匹臨終してました。
そんな巴も心に余裕ができたのか、今はファブリーズで匂いを消す作業から「香りを足す」作業にかわり、お化けも滅多に見なくなりました。
良かったね、と思う反面、少し寂しいですね。
子育てを終えた母が「お兄ちゃんは本当に〜」と、恥ずかしい子供時代の話をよくする気持ちが少しだけ分かります。
お家で実践
「明日やろうは馬鹿野郎!」と祖父がよく言っていました。
揃えて満足する原因のひとつですよ。
精油が手に入れば即実践です。
①用意した皿に、コットン(またはたたんだティッシュ)を一枚置きましょう。
②そこに精油を数滴(3〜5滴程から様子をみてください)垂らす。
③染み込んだらコットンの端を持って軽く振って空気と混ぜます。
*ヒノキやサンダルウッドは粘度があり、染み込むのに時間がかかります。
飛び散らないように注意するか、そのままで楽しんでください。
⑤刹那の香りを楽しみましょう。
*精油の瓶には中蓋が付いています。
外さないで1滴ずつゆっくり落としてくださいね。
この方法だと、香りの広がりは1m程度。
部屋全体を香らせないので、ご家族やペットがいても気兼ねなく楽しめます。
香りを楽しんだ後のコットンは、ビニール袋に入れて普通ゴミで出してください。
お皿の汚れが気になったらペーパーにエタノールを染み込ませて拭き取りましょう。
こぼしてしまった時も同様に。
家具を傷めたりシミを作ってしまうので、気がついたら早めの対応をしましょう。
好きな時だけ楽しめて、飽きたらすぐにやめれます。
もっと簡単に楽しみたい方へ
洗面器にお湯を張り、精油を垂らして楽しむ方法もあります。
お風呂場で気軽にリラックスでき、後も流してしまうだけなのでお手軽です。
温めると香りは強くなるので、濃厚な精油の香りを楽しめます。
使っていないマグカップでもいいですね。
火傷には充分注意して、使用後はエタノールで拭き取ってください。
精油は空気に触れると香りが変化し、時間と共に刻々とにおいを変えます。
移りゆく香りを楽しむ落ち着いた時間はとても贅沢です。
芳香機の選び方はまた次回に。
参考になれば幸いです。