「豚舌」 なんて読む?
こんにちは!TRIPERIE SHIOTA の シオタです!
本日6/18(木)、釧路は曇り、平均14℃と過ごしやすい気温となっています。
釧路の夏は(寒いぐらい)涼しいんです。
「ブタタン」か、「トンタン」か
本日は「豚舌」の読み方について。
結論はありませんので(笑)、皆さんも一緒に考えてみてください。
「豚舌」は読んで字のごとく、豚の舌です。
豚1頭に対して1本(約200~250g)しかとれない、(豚バラや肩ロースなどの精肉と比べると)希少な部位です。
価格も安価で、牛舌と比べてもあっさりとしています。クセがないので、いろんな料理にも合います。
よく居酒屋さんでは串物として、またコンビニ等でもスモークタンとして見かける機会は多いかと思います。
↑写真のように皮付きでの流通がスタンダードですが、この皮を剥いた状態で提供する焼肉屋さんもあります。とっても柔らかいですよ!
当店でも、「豚舌スライス」として販売しており、夏場は特に人気で、売り切れることもよくあります(ごめんなさい)
この「豚舌」、店舗でご注文をお受けする際に、
・「"ブタタン"スライス」と呼ぶ訓読み派
・「"トンタン"スライス」と呼ぶ音読み派
の大きく二派に分かれるんです。
体感でいうと、"ブタタン":"トンタン"=7:3 でしょうか。
※"ブタシタ"と仰る方もたま~にいますが、今時MDで音楽聞いてる方くらい珍しいので、割愛します。
前者は訓読みで、後者は音読みですよね。
豚の副生物(ホルモン)に絞ると、以下の通りです。
訓読み:豚サガリ・豚ハラミ・豚レバー・豚耳・豚カシラなど
音読み:豚トロ(ピートロ)・豚足など
こんな感じで、訓読みが多いです。
牛舌で考えると、100人中99人くらいは「ギュウタン」と音読みなので、その流れでいくと「トンタン」なのですが、、、
なぜ豚舌は読み方が分かれ、"ブタタン"派が多いのでしょうか...
十勝名物「豚丼」の影響?
引用:Daphniaさんによる写真ACより
これは個人的な一考察ですが、釧路(もしくは北海道?)に限って言えば、
おとなり十勝の有名なご当地グルメ「豚丼(ぶたどん)」が影響しているのかなと思っています。
ちなみに私自身も例に漏れず「ブタタン」呼びです。
業者間では訓読みが一般的ですね。
前回のハラミ・サガリの呼び方と同じで、地域差があるんでしょう。
「とんたん」呼びもポップな感じでかわいらしいですけどね!
おわりに
皆さんの周りでは"ブタタン"ですか?それとも"トンタン"ですか?
余談ですが、この記事を書いている途中、1年ほど前にご来店された学生さん?が、
「じゃーとりあえず、ぎゅうぜつスライス200gで!(天然)」
と声高らかに牛タンスライスを注文していたことを思い出しました。
一緒に来ていたお友達2名はすぐに気づき、「そんな呼び方ねーよ!」と爆笑していました。
肉を切っていた私も、大変失礼ながら笑いを堪えられず、バックヤードへ逃げました。
※実話です。
低めのストレートを要求したキャッチャーに対し、全力のナックルカーブを投げつけるピッチャーのような天然っぷりを発揮した彼はいま元気にやっているだろうか…
それはさておき、居酒屋やコンビニで「豚舌」を見つけたら、ご家族や友人と呼び方で議論してみるとちょっと面白いかもしれませんね!
とはいえ、「豚汁」の呼び方ほど熾烈な争いにはならないかと思いますが…(笑)
ではまた!
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