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【京都駅からの日帰り旅行】大垣へ水まんじゅうを食べに行く(約7時間半)

 先日、「グレーテルのかまど」という番組で、新日の棚橋弘至様が大垣の水まんじゅうを紹介されていた。前から大垣には行ってみたかったが、絶対行くぞ!に変わった瞬間。

 しかし、今日の京都も大垣も、予想最高気温39℃近く。さすがにちょっと考えた。お城まで歩く途中で息絶えるのではないか…。その上、寝坊もした。当初の予定では10時京都発。今から行ったら2時間遅れ。だが、思った以上、行かないと後悔するだろう。みどりの券売機が長蛇の列で、購入に20分要したが、青春18きっぷを使って、大垣に水まんじゅうを食べに行くぞ!GO!

青春18きっぷは12050円(5枚つづり)→1日あたり2410円
京都⇔大垣(通常料金:片道1980円)×2=3960円
3960円-2410円=1550円お得!

12:11 京都駅出発
 京都駅が暑すぎて、とりあえず涼を得るため、先に来ていた湖西線の堅田行きに乗ってしまった。山科で降りる。ここで降りないと金沢の方に行ってしまうので注意!

12:17 山科駅着

山科駅で新快速に乗り換え


12:20 山科で新快速野洲行きに乗る。
 京都駅12:15発の電車だ。もしかしたらと思い、時刻表(青春18きっぷ用にこの夏購入)を見ると、この電車が野洲に12:43に着いて、米原行き普通電車が12:44に出る。野洲で米原行きに連絡してるということだ!
1本前に乗れたことになる。ラッキーだ。
それにより、

13:19 米原駅着
13:30 米原駅発
14:06 大垣駅着

お城→水まんじゅう→輪中記念館
が可能になる。

 瀬田で少し琵琶湖が見えたが、湖西線じゃないので、湖から遠い所を通るのが残念!湖西線とは違い、琵琶湖線沿線はマンションが多い。

琵琶湖に通じているのかなといった川

 予想通り、野洲で向かい側に米原行きが👏「本日は気温が高くて冷房の温度が下がりきらない場合があります」と車内放送が流れた。暑さやばいな。野洲を過ぎると田園地帯に入った。近江八幡は駅前に大きいイオンがある。安土駅前に像があるぞ。これって信長様だよね?それにしても電車の中、結構混んでる。稲枝ってとこ、昔来たことあるぞ!彦根は米原に限りなく近いこともわかった。ひこにゃんの彦根城が遠くに見える。

13:19 米原駅着 
 米原駅のエスカレーター、超ゆっくり。米原で駅スタンプを押す。窓口に頼むと出してくれる。同じような人が後に続く。米原駅の簡易的なセブンが長蛇の列で買えず。お弁当も売っているが、普通サイズを食べてる時間がない。腹は減ったが、大垣まで我慢。仕方ない。

13:30  米原駅発 
 大垣行き、結構混んでる。次の醒ヶ井につく前に伊吹山が見えた。感動!他の山と違うからすぐわかる。近江長岡あたりは伊吹山に突っ込んでいくんじゃないかという方向を向いてる。伊吹山は近江長岡と柏原の間にある。その次は合戦の関ヶ原。駅前に櫓みたいのが見える。この路線は駅間が長い。

米原駅
伊吹山

14:06  大垣駅到着 
 大垣からこの折返し電車に乗る人の数がすごい。駅員さんに尋ねたところ、「大垣には駅スタンプはない」との回答。

 とりあえずお昼ごはん。駅ビルアスティの中の美濃味匠さんで、卵かけご飯ごはんをいただく。この時間に食べるのにはちょうどいいサイズ。コーヒー(アイスコーヒー)が無料でついて、お惣菜もちょいついて、600円は安い!卵かけご飯、最高に美味しい♡おかずも美味。
 
 しかし、赤だしといい、先程から色々なものが関西と違い、ほんの2時間で東海地方に来たなと実感。人々の話し方もも名古屋方言寄り。外はかなり暑そうだ。

大垣駅

14:30頃 大垣駅出発 
 矢印の方(養老鉄道の駅方面)に進むも、観光案内所がどこにあるかわからない。先日、テレビで紹介されていた水まんじゅう、駅前の金蝶園は長蛇の列なので、大垣城へ向かうことに。10分くらい駅前で諸々迷ってしまった。超暑いけど、その後は地下道とアーケードに助けられる。

アーケードに救われる

14:50 餅惣到着 
 テレビで紹介されていたと思われるもう一軒の水まんじゅう店、餅惣に到着。こちらも金蝶園と同じく長蛇の列。とりあえず並ぶ。

15:10頃  水まん氷にありつく
 みぞれのかき氷の中にこし餡の水まんじゅうが3つ入ってる。850円。これにして正解。暑すぎる。半日もつというので、土産として水まんじゅう5個入りも購入。氷はお店の前にテーブルと椅子があって、そこで食べる。 

 食べ終わって、大垣城へ向かって歩き始める。少し行ったところで、なんと、お城へ向かう矢印が反対を向いているではないか!引き返したところ、先程の餅惣のすぐ近くを入ったところにお城の入口があった。

水まん氷


水まんじゅう出てきた!


15:20 大垣城到着 
 大垣城と郷土館の抱き合わせチケットで200円。森の中にある大垣城は姫路城のような大きさはないが、内部の展示は結構充実している。階段を登っていき、映像展示等があるところは冷房が効いているので涼しい。戸田氏が城主だったようだが、関ヶ原をはじめ様々な合戦に関する展示もある。天守閣てっぺんは網戸からの風が涼しい。よく展示を見て勉強したかったが、当初の目的その2であった輪中の博物館の最終入館16時半を過ぎるといけないので、高速で見学。帰宅後、この城が関ケ原の合戦時に石田三成の本拠地であったことを知る。「杭瀬川の戦い」のジオラマはすごかった。

大垣城の入り口


戸田氏の像と大垣城

15:38 郷土館入館 
 お城から「郷土館」矢印の貼り紙が出ているのでそのとおりに行く。途中の公園の中に、馬に跨った戸田氏の像がある。とにかく暑い。通りの向こうに茅葺きらしき昔の建物が見えた。これだろうと近づいたところ、やはり郷土館。ここも残念ながら高速で見学。心に残ったのは、竹島町の朝鮮山車の大将人形(朝鮮山車は朝鮮通信使の行列を模したらしい)とお鳥屋敷(豊臣秀次)の邸宅が樹木が多い所に築かれ、後に池もでき、鳥が来るようになったとのこと。

郷土館

15:45 郷土館出発 
 郷土館の前に地図があり、ありがたい。ここから奥の細道むすびの所までは少しある。途中、山車を入れている蔵や立派な大垣市役所があった。奥の細道むすびの記念館に似ている建物があって、そこかと思い、入ったところ、大垣市総合福祉会館だった。そのまえの水辺が素敵だったのでパチリ。市民の方も数名いらっしゃった素敵な水場。これぞ、水都大垣!

水都大垣

16:02 奥の細道むすびの地記念館着 
 ここに到着した時点で、輪中の記念館行きを断念。輪中の所は養老鉄道で1駅行かないといけないのだが、その養老鉄道の駅まで1.2キロ、徒歩16分もかかる!Googleさんで検索をかけたところ、仮にここから輪中の記念館まで歩いたとしても50分かかるらしい。最終入館まで30分、もうだめだ。次回にした。入館料を支払う前に記念館から一度出て、通りの向こうにある奥の細道関連の像や碑を撮影。

奥の細道むすびの地

 その後、記念館に入り、20分くらい座って映像を見る。松尾芭蕉が東北地方を象潟まで旅し、最終的に大垣へ至ったという映像を、受付で手渡されたメガネをかけて観る。メガネをかけないとビミョーなので、これはかけるべきだろう。画面が浮き出て見える。

 いよいよ展示室へ。後から調べたら、この建物が芭蕉館というようだ。『奥の細道』のそれぞれの場所につき、一節が解説されている。古典の授業をノートに書き留めた形だ。高校生は学ぶところが多いと思う。

奥の細道むすびの地記念館

 奥の細道の展示の後に、現在の朝ドラの主人公である牧野富太郎先生と大垣ゆかりの飯沼慾斎氏関連の展示のある部屋があった。牧野先生と飯沼氏は時代としては被っていないようだが、牧野先生が飯沼家を訪ねたとあった。

 もうひとつ奥の部屋(先賢館)には、大垣ゆかりの偉人、小原鉄心、梁川星巌、江馬細香、先ほどの飯沼慾斎、江馬細香の父である江馬蘭斎についての展示があった。廊下から見える所に建物が。これは後で外から行ってみよう(その後忘れて帰ってしまった)。

 館内にお土産物屋さんがあったので、17:03のバスに間に合うように16:45頃に見学を切り上げて向かう。「大垣まつり」の山車が紹介されている手拭い、市のゆるきゃら「おがっきい」のボールペン、紫根の石鹸を購入。

おがっきいとおあむちゃん

17:03 「奥の細道むすびの地記念館前」前バス停出発 
 バス停の場所がわからなかったので、記念館の受付の方に教えて頂き、トイレ近くの裏口みたいな所から出て、大きい通りを右へ。バス停らしきものが見えず、一瞬探したが、竜宮城?っぽいお寺の門の前あたりにあった。記念館からはすぐ。「名阪近鉄バス」というのか。

左側にあるのがバス停

-バスに乗っていて思ったこと
 「OKBってなんなんだ?」バス停の名前にもなっているし、行きも何度かこの3文字を目にしたぞ。と思った瞬間、大きな「大垣共立銀行」の建物が見えた。もしや、大垣共立銀行の略か⁉
→ピンポーン、正解です!
<帰り、駅にOKB(大垣共立銀行)という看板があった>

17:12 大垣駅着 
 棚橋様が水まんじゅうを店内の喫茶でぺろりされていたのを真似したくて、駅前の金蝶製菓総本家へ。金蝶園、外の列は少し減ったけど、中すごく混んでる。水まんじゅう2つのセットはもう抹茶味が無いそう。よって、このままいけばこしあん2つになる。さっき餅惣の水まん氷でこしあん3つ食べたので、同じ値段ゆえ、ひとつは「はす餅」にしてもらい、結果的に、はす餅1つと水まんじゅう1つのセットを注文。追加で家に土産で金蝶園まんじゅうを買おうとしたところ、こちらももう売り切れとのこと。

駅前の金蝶園本舗さんと水都大垣を感じさせる像
水まんじゅうの冷やし方はお店によって違う

 席が空くまで少し待って、着席。テレビと同じ窓際席をゲット。写真も映える!そして、棚橋様のように一口では無理だったものの、水まんじゅうをぺろり。はす餅は少し水まんじゅうより固めだが、とても美味。

 持ち帰りは外で買うように言われたので、「撮影はご自由に」と書かれた水まんじゅうを撮影し、並んでいたところ、自分の前の人で今日の水まんじゅうは売り切れ。残念!さっき他の店でゲットしておいてよかった。

 行きに昼食をとった美濃味匠さんで延寿柿というお菓子を買う(美味しかった)。大垣駅ビルはアスティなので、1Fのレストランだけでなく、改札階には成城石井や八百屋さんもあり、関西では手に入らないであろう関東の商品や岐阜県の美味しい野菜や愛知や長野の野菜や果物なども売っている。岐阜県のトマトを買っていったら、本当に美味しかった。

18:05 新快速米原行きに乗車 
 青春18きっぷの日付スタンプがインクが乾かないうちにポケットに入れたせいか、かすれてしまい、日付がわからなくなった。次回から注意しよう。

大垣駅で同じホームをずっと行くと、旅情を誘われる美濃赤坂行きのホームが

 新快速は約3分遅れて到着。混んどる。米原からたしか管轄がJR西から東海になる。JR東海の在来線、行きも帰りもシートがふかふか。行きの車両は古かったが、帰りは新しい。新快速は豊橋から来ているのか?新快速は「ここから各駅停車します」といえども速度が行きの普通電車よりも若干速い気がする。吊り下げ広告で「ラグーナテンボス」ってあるけどどこだろう?関西で見ないねぇ。

18:39 米原駅着 
 向かいに新快速播州赤穂行きが!連絡完璧👏そんなに混んでない。

18:47 播州赤穂行き発 
 途中で混んできた。

19:43 京都駅着 
 もうすっかり暗くなり、意識していないと降り逃す。
暑かったけど、2時間弱で全く違う文化圏に行けた旅。お疲れ様でした!

※今日は趣向を変えて「ですます調」をやめてみました。
※ひとつひとつの施設をじっくり見学するには、もう少し余裕を持っていくことをお薦めします。