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【埼玉ウォーカー】厶ーミンバレーパークはオトナ女子が正解

 こんにちわ。お出かけ大好きTRIP_YUKOです。今週末は、前から一度行ってみたかった埼玉県飯能市の「メッツァ ビレッジ&ムーミンバレーパーク」に行ってきました!

 可愛いキャラクターのテーマパークというイメージです。しかし残念なことに、検索ワードに入れると予測で「ムーミンバレーパーク ひどい」「ムーミンバレーパーク 二度と行かない」という酷評な語句が並びます。

 そんな前評判に戦々恐々として向かったムーミンバレーパークでしたが、行ってみると…

割とイイ!(*´∀`*)

 たぶん、ファミリーやキッズには向かないですが、オトナ女子ウケするスポットだと感じました。他にはない世界観が上手く造られていて私(オトナ女子)には決して酷評な感じではありません。なかなか楽しかったです!

 今回はそんなムーミンバレーパークをご紹介したいと思います。

□ムーミンバレーパークとは

 ムーミンバレーパークとは、アニメ「ムーミン」を題材にしたテーマパークです。
 2019年3月に鳴り物入りで大々的にオープンしましたが、オープンから1年後にはコロナ禍に入ってしまったこともあって、いまひとつ盛り上がっていない感は否めません。 

 メッツァという商業施設の敷地に隣接してムーミンバレーパークがあります。別施設なのでメッツァだけなら入場無料でレストランやお買い物もできます。

■どんな風に酷評されている?

 WEBの検索ワードじゃ、行く気が失せるほど不評でもはや不憫…。多く見られるのは「コストパフォーマンスが悪い」「遊ぶところが少ない」という意見でした。
 入場料は大人3,200円(たしかに高い)。ワンデーパスポートという位置づけですが、ほとんどのアトラクションや体験は別料金。パスで入れるアトラクション(というか展示)は2〜3しかないといった理由が大きいようです。
 肩書が「テーマパーク」なために、ディズニーランドやUSJのような遊園地を想像して来てしまう人が多いのかもしれません
 そのつもりだと酷評になるのは仕方ないなと感じました。

■ムーミン好きじゃないと面白くない!?

 私もムーミンを知らない人は楽しめないのでは?と不安を感じていました。なぜなら私自身ムーミンが好きではないからです。。。

 小さい頃、NHK衛星放送で「ムーミン」が放送されていたのですが、雰囲気や色合いが暗い。ストーリーは特に何が起こるわけでもない。なんだかよくわからないアニメというイメージがあってどちらかといえば苦手でした。
 
 そんな私でしたが、ムーミンバレーパークに行ったらムーミン好きになっちゃったかも!!

 ムーミンって大人になったほうが良さが分かる作品なんだなと実感。知らなくても楽しめますよ〜。

□お出かけレポート 

■10:00 飯能駅

 最寄りは池袋駅から西武池袋線で約50分の飯能駅。「メッツァ行」の直通バスが飯能駅北口から運行しています。ムーミンバレーパークのラッピングバスなので分かりやすいですね。

メッツァ行き直行バス

 バス約10分ちょっとでメッツァバスターミナルに到着。自然豊かな散策路を歩いてメッツァビレッジへと向かいます。

青々とした新緑が気持ち良い 

 ちょっと遠くに来た休日の散策感があって良いですね。口コミでは、この道が遠いという意見を見かけましたが、さすがにそれは難癖すぎかな〜(^_^;) 
 たしかにちょっと距離はあるけどディズニーだって歩くじゃんねぇ。

緩やかな坂を越えると広いダム湖
ムーミン谷の世界観を作るため、ダムの側に造ったらしい

 ムーミンバレーパークは、メッツァの更に先にあります。進むとどんどん北欧っぽさが増していきます。設置してあるベンチや標識、電灯も北欧風でオシャレカワイイ!

標識も北欧感があってカワイイ!

 手入れされた道沿いの花壇にはパンジー・ビオラが咲いていて春らしい。お出かけにピッタリの良い季節で散策が気持ちいい。
 埼玉のダムって感じはあまりなく、ちゃんと北欧感が造られていて期待を超えました。散歩しながら「カワイイ!」を連呼し、テンションアップ。

美しく植えられた花壇、オシャレなベンチも雰囲気◎
スタバも北欧オシャレ

■10:30 ムーミンバレーパーク入場

 ムーミンバレーパークのウェルカムゲートには、フォトスポットになるモニュメントがあります。
 えっ…!カワイイ!くすみカラーがオシャレで素敵!

カワイイフォトスポット
イイじゃん イイじゃん!

 入場料は当日3,200円。前売りなら200円安く買えますが、きっちり前日までしか買えません。ちなみに5月から値上げされるそうです。この入場料は正直高いです。

チケかわいい。高いけど。

 パークではSPRING FESTIVALが開催中。イラストカワイイ。春の北欧散策はちょうどいい季節です。

SPRING FESTIVAL開催中

■謎解きで楽しむ

 今回、とりわけ好きでもないムーミンにも関わらずパークを訪れた理由のひとつは、謎解きがあるから。仮に前評判どおりイマイチだったとしても謎があれば、ある程度楽しめると踏み、予防線を張りました。
(このレポートではネタバレはしませんので謎好きな方ご安心ください。)

謎解きキット(目安3時間)

 この謎解きキットは全国各地で謎解きを主催している有名なタカラッシュ!という会社が作っています。価格がこれはこれで2500円しますけども、こういう謎解きを使うと網羅的に施設が楽しめるので楽しみ方の1つとしてオススメです。

■ムーミン谷の世界観が散りばめられている

 メッツァの時点で北欧感のある施設になっていますが、ムーミンバレーパーク内はムーミン谷の世界観が強まり、物語に迷い込んだ雰囲気です。テーマパークらしく、ムーミンのワンシーンを再現しているスポットが色んなところに散りばめられていました。

湖畔感がうまく出ています
トーベ・ヤンソンぽいやつ
ムーミンのワンシーンを再現

 私のようなムーミンを知らない人でも分かるように、スポットのすぐ側に映像が見れる小屋があったり、柵にイラストが埋め込まれていたり。その場でどんなシーンなのか知ることができます。
 ワンシーンと比べても、世界観を崩さずに(適当にやっていない)造られてることが伝わってきて、好感が持てます。

花が咲く小さな川。ムーミン居そう。

■ムーミンは、こどもには難しい

 メインエリアにある「コケムス」という施設では、作者のトーベ・ヤンソンやムーミンのストーリーについて知ることができます。ムーミンを知らない人はまずコケムスに来るのがオススメですね。私はここで作者のトーベ・ヤンソンが女性だと知りました。マジ無知すぎる。

 この展示施設では、ムーミンのストーリーを基にした展示物があり物語を体験できるのですが…。

物語の冒頭から不穏すぎる

 物語の冒頭、不穏な雰囲気の展示物から始まります。(ちびっこ怖いでしょ、これ。)
 展示物はたとえば、スナフキンの焚き火は雰囲気が上手く造られていましたし、手をかざすと仕掛けでニョロニョロの映像と連動したり、雰囲気も技術も工夫がなされていて展示物のクオリティは良いです。
 ただ施設が全体的に暗く、見た目もおどろおどろしいので、どう考えてもキッズにはウケません

スナフキンの焚き火。暗い
ニョロニョロ やっぱ気味悪い
絶対にキッズにはウケない色合いとテイスト

 文章もフィンランドの文化や言語からくるものなのか難解で理解するのが難しい。
 そりゃ、子どもには分からんわ!と長い年月を経て納得。子ども心にかわいく思えなかったのもあながち間違ってなかったな…と思いました。

■大人女子にはウケる北欧デザイン

 (キッズにはウケないだろうけど)展示を見渡すとすべてのデザインに北欧のオシャレな雰囲気が漂っていることに気づきました。北欧テイストの部屋は女子なら必ず憧れるもの。北欧デザインってオトナ女子の心をくすぐるデザインなんです。

単色で線画なのになんだかとてもオシャレ
色合い絶妙。オシャレ。カワイイ。
置き方もデザインもカワイイ 
このシンプルさのオシャレは大人向け

 素朴でシンプル。何も大きなことは起こらない日常を描くことで作者が伝えたいことは一体何なのか。大人になってようやく感じ取れたような気がしました。
 そう、ムーミンのターゲットは、大人なのです。

■来客の少なさがムーミンの世界観にマッチ

 幸か不幸か。来客数が多くないため混雑していません。その程よい静けさがムーミンの世界観にマッチしています。なんだか湖畔でムーミンたちが釣りをして過ごしていそうです。

人通りが少ないのが世界観にマッチ
スナフキンのテント。中から物音(BGM)がするスナフキンのテント

■体感アトラクションが侮れない!

 せっかく入場料を払っているので、アトラクションにも入ってみることにしました。

 シアター「海のオーケストラ」はムーミンパパの若き日の船の冒険のお話を体験できる施設です。シアターの両サイドにある座席から映像を見るスタイル。座席はなんの変哲もないロングベンチで、映像を見るだけっぽくて期待薄

両サイドから見るスタイル

 ところが、これが思いの外良かった!予想を裏切るアトラクションだったんです。
 この一見普通のベンチ、映像に合わせて振動したり、風が吹き抜けたりと予想以上に体感系アトラクションなんです。映像もリアリティがあって船良いしそうなくらい精巧でした。 

 こういう体感系のアトラクションって、車のようなシートに乗り込むタイプや、床が動く乗り物でしか無理だと思っていたので、こんなにも普通のシアターでここまでできるんだ!と驚きました。 

 フロア(床)にも映像が投影されているので、視界全体、足元まで臨場感が高いのもポイントです。ムーミンバレーパークのアトラクションは侮れません。

床の部分も映像が投影されているので臨場感が高い

■ビールも飲める

 レストランやショップではアルコールもあります。ベンチやテーブルもたくさんあるので気軽に空の下楽しめます。レストランはテーマパーク価格ですがテイクアウトのお店ならそんなに高くないです。

ハイネケンも飲める
レストランでも乾杯できる

 謎解きをしつつ約3時間。雨も降ってきたので退園。今回私は買いませんでしたが、お土産屋さんやグッズショップもとっても可愛くて欲しくなります。あらためて北欧グッズに惹かれちゃいました。

■メッツァビレッジでも楽しめる

 ムーミンバレーパークに隣接するメッツァビレッジには、レストランやファッションのお店がいくつも入っていて、まだまだ北欧を楽しむことができます。

北欧食器ブランド ARABIAのカフェ
ARABIAのお皿も買える!

 北欧の有名な食器ブランド「ARABIA」のカフェもあり、ARABIAの食器でいただけるようです。羨ましい〜!ARABIAの食器はいつか買いたい憧れ食器。どの百貨店よりもラインナップが多そうなのでココに買いに来るのもアリかも!

 そして、わたしたちがランチにしたのは埼玉のハム・肉メーカーの「サイボクハム」です。
 トンテキ、ソーセージステーキ、ベーコン+ビールのサイボクセット。埼玉ならではのグルメで大満足!ベーコンオイシかったな〜。

サイボクハムの3種セットとクラフトビール

□まとめ

 ということで、前評判に戦々恐々としていたムーミンバレーパークは全然良かったです!テーマパークというよりは、コンセプトのある大きな公園というのが適切かなとおもいました。
 たしかにちょっと値段が高くは感じますが、世界観はしっかりしているし、オシャレでとても良かったです。
 ムーミンは子供向けじゃないってことがわかった訪問。北欧テイストに憧れる「オトナ女子」ならきっと気に入るはずです。
 ガンバレ!ムーミンバレーパーク!

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