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コロナ禍での旅行

自由に何も気にせずに旅行に行けていた時期が懐かしい。京都に訪れたのは実に二年半ぶりである。コロナ禍ではあったのだが、どうしても行きたかったのだ。コロナが終息したら(してないけど)一番に訪れる旅行先と決めていた。

京都に初めて訪れたのは高校の修学旅行だ。あの時の記憶はそこまでないので、王道の清水寺、伏見稲荷神社に行ったことくらいしか覚えていない。
京都は観光地としてもちろん有名だが、数年前までは別に京都なんて...と京都にさほど興味もなかったのだ。

そんな私が京都に興味を持ったのは、カメラを購入し、写真を撮るようになってからだ。写真を撮るようになってからは京都はどこも魅力的な場所が多く、まさにもってこいではないか!と気付いたからである。

そして今回、コロナ禍ではあるがどうしても旅行に行きたかったのは外国人観光客がいないこと。これに尽きる。
コロナ前に京都に訪れた時はとても楽しかったのだが、どこもかしこも外国人ばかり。それはもちろん京都が日本が誇る観光地であること。日本の伝統的な文化や景観、多数の世界遺産もある。日本人の自分ですら魅力的な場所だと思っているのだから、外国人観光客にとっても京都は魅力溢れる場所なのだろう。だからこそ観光客も多いわけなのだが、京都を観光して思ったことはなんだか日本にいるのに日本じゃないみたい。これが率直な感想だ。
日本にいるのに周りを見渡すと外国人観光客がとても多い。なんとも変な感じだったのだ。(もちろんこれは日本人からすればたくさんの外国人が来てくれるのは有難いことだとは思う。)だからこそこの外国人観光客がいない時にどうしても行きたかった。

コロナ禍ではあったので、もちろん感染対策はしっかり行い、一人旅ということで贅沢にも三泊四日の京都旅行にでかけた。

そしてこの判断が大正解だった!!!

京都の友達にも店員さんにも今は穴場ですよ〜。と言われるくらいに本当に穴場だった。

以前に来た際にはバス停にも観光客がズラリ。観光地ももちろん人が多かったのだが、今回は観光客もそこまで多くなく、見渡す限りの日本人観光客。まさにこの京都を味わいたかったのだ。

そして今回は贅沢にも三泊四日。そして一人旅だ。
何をするのもどこに行くのも何を食べるのも全部が自由。友人との旅行の時にはできない、人の少ない8時頃に清水寺周辺を歩いたり。人もいないので写真も撮りやすく、のんびり歩いたりとこれぞまさに朝活の醍醐味である。最高すぎた。

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ここで八坂の塔を撮りたかった!
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まだ人の少ない時間の清水寺
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産寧坂
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夜の清水寺周辺

京都三回目にして初めての祇園に八坂神社、鴨川などなど。超ド定番観光コースだったが、京都盛りだくさんで充実した三日間だった。
特に夕暮れどきの清水寺周辺は本当に綺麗だった。

そして今回一番行きたかった建仁寺。迫力のある二匹の龍が描かれている双龍図がものすごくかっこよくて圧巻だった。
ちょうどONE PIECEでカイドウやらモモやらを見ているからか、やっぱりかっこいい~。と眺めていた。笑​

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双龍図
法堂の天井いっぱいに阿吽の口をした2匹の龍が描かれる。阿形の龍は手に玉をつかむ。仏法守護として、また水の神として仏法の教えの雨(法雨)を降らせるたとえから、禅宗の法堂に描かれることが多い。建仁寺法堂は古くより龍は描かれず素木(しらき)とされてきたが、1年10ヶ月の歳月を経て、建仁寺創建800年を記念して平成14年(2002)4月に小泉淳作画伯の筆により完成したものである。
建仁寺HPより

ちなみにこの建仁寺は双龍図のほかにも有名な風神雷神図屏風がある。金箔で煌びやかである。

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風神雷神図屏風
本図には落款も印章もありませんが、俵屋宗達の真作として、しかも晩年の最高傑作とされています。二曲一双の屏風全面に金箔を押し、右隻に風神、左隻に雷神を描いています。現在は京都国立博物館に寄託しており、 建仁寺では、高精細複製作品の屏風画が展示されております。
建仁寺HPより

建仁寺は他にも、襖絵があったり広い庭園があったりと見るところ盛りだくさんで、とても良い場所だった。

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ここでひなたぼっこが気持ちよかった

まだまだ書いたらキリがないので、このへんで。

今回の旅行では桜の時期には少し早かったので、次は桜の季節に京都に行きたいし(京都の桜は日本で一番綺麗に見えると思う)今度は友人と一緒に着物を着て歩きたい。まだまだ京都の行ったことのない場所がたくさんあるのでまた京都に戻ってこよう。

かれこれ二年ぶりの旅行だったので、本当に楽しかった〜!!!

コロナが終息して、何も気にかけることもなく、安心して旅行に行ける日が早くやってきますように。


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