(介護職向け)コミュニケーションの話。
こんにちは。
四季を愛でるシニアエスコート ほな行こかです。
先日アップした「介護とビール売りとユニバ②」で介護職の方が利用者様に声をかける際のきっかけ作りとして、持ち物を観察するのも効果的だと書きました。
話の内容はもちろん大切なのですが、実はもっと重要なことがあります。
それは、表情・声の大きさやスピード・話しかける際の位置取り。
バーバルとノンバーバル(言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション)として聞いたことのある方が多いのではないでしょうか?
今日は、最後にある話「話しかける際の位置取り」についてがメインです。
最後まで読んでみてくださいね
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友達に近寄って話しかけたつもりが、すごく驚かれて「私って存在感がないのかな…」と感じたことはありませんか?
自分では普通に近づいたつもりでも、相手にとっては死角になっていたり、そもそも相手は別の物に集中していて気が付いていなかったりします。
複数の高齢者がいる場所で、「ヒロシです…今日は天気がいいとです…」と相手には気が付いてもらえないまま一方的に話している状況…というのは避けたいですよね。
誰に対して話しかけてるのかをはっきりさせるために、私は対象の方に真後ろから近づくのではなく、少し回って視界に入るようにしてから近づいてみたり、遠くからも笑顔でアイコンタクトを意識しながら近づくようにしています。
それでも驚かれてしまったとき、下記のように対応します。
①大げさに謝る&悲しそうに「ごめんなさい、私存在感がないもので」パターン
②これは人を選びますが、自分の胸元に手を当てながら「心臓とまりませんでしたか?よかった~取り返しつかなくなるところでした」パターン
(相手との信頼性が築かれていること前提)
③すみませんでした。次は歌いながら近づくようにしますね+童謡を少し歌うパターン
等等、少しでも不快感を和らげていただくように努めています。
大阪の施設だからか、上記のように言っていると、「存在感うるさいよ」とか、「医者呼んで」、「音痴」などなかなか手厳しいご指摘が入ることも。
最初はなかなか言葉が出ないかもしれませんが、まずは1000の仮面を持つ女/男としていろいろなコミュニケーション方法を試してみるのがおすすめです。
相手の警戒心を解いて、心の内に入る為には演技が恥ずかしいとは言ってられません。
コミュニケーションで必要ならば、飛んで跳ねて魅せますよ(笑)
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少し話がそれました。
椅子に座っている方や、車いすに乗っている方とお話しするときは、腰やひざを曲げて自身の目線が下げてから話を行う必要があります。
目が悪いから、耳が遠いからと甘く見ていると、高齢者の方は敏感に感じ取ります。
また、補聴器を付けている方は、補聴器側に話しかけた方が良いです。
一人一人の生きてこられた人生が違うので、
全員に好かれるコミュニケーション術、というのはおそらく存在しません。しかし、10人中9人に不快感を与えないことはできると思います。
今後いろいろな施設へ介護レクリエーションをしに行ったり、シニアエスコートを行う上で不快感を与えない+自分自身を印象付けるコミュニケーションを行っていきたいと思います。