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待つだけでなく準備ができる時間として

 朝からすこぶる体調が良い。タスクをこなすためにデスクに座るまでの流れもとてもスムーズで、私の昨日までの体調の悪さは思い違いだったような気がしてきた。

水分を多めに取るようにしていることが良い結果につながっているのだとしたら、私の不整脈は単純に水分不足が原因だったのではないかと思われた。それでうまくいくなら、一日2Lでも平気で飲むよ、本気で。

この体調の良さは、昨日の夜の出来事にも起因するような気がする。

 前回、生きているうちに自分の野望や夢を実現するために色々考えているということを投稿した。

長い間温めていた夢なので、具体的に市場調査もかねて、ここ何年も仕事部屋開設のための物件をアプリで見るのが趣味のようになっていた。

そして、昨日寝る前に物件アプリを見ていたら、ずっと狙っていた物件がようやく賃貸に出されたのを知り、「ふぁっ」と急に大きな声が出てしまった。

 この物件は3年前にも一度出ていて、その時に強烈に夢をくすぐる物件だった。場所・広さ・設備と完璧だった。でもその時はすぐに借り手が決まってしまい、検索アプリから姿を消してしまった。

そう、好条件すぎて躊躇っている者には決して手に入らない物件なのだ。

 それがまさに今、私の目の前に現れたなんて、なんて皮肉なんだろう。来年の1月だったらすぐに契約したのに。

これほど切望しながら、次年度の家賃収入となる仕事がまだ未定なのだ。今契約したところで、有効に使える時間的余裕もない。

うう、今ではない、今ではないのだ。

 固定費に家具のリース代などを計算すると、次年度の収入が約束されていない今、契約することは無謀だと考える程に、冒険心より堅実さが際立ってしまうのが私なのだ。

 この物件を逃したらきっと後悔するだろう。3年前も同じように思っていたのだ。けれど、その時は明らかに基盤がなかった。経済的な余裕も。

しかし今は、できないことはない。継続できる約束はないというだけで。

「それでいいのか、私?」どちらを選択しても自分の愚かさを呪う気がする。

 まあ待て、それに、次の週末にホルター心電図を装着し、10月の後半には私の診断名と治療の方向性が決まる。それまではやはり不必要に心臓を弱らせてはいけない。

まずは、経済的基盤云々より、体力がもつのかどうかを確認してからだ。体が健康であれば、なんとでもなる。

今の私にはそれ以上迷う余地はないと悟った。

時空は曲げられないので、とにかくタイミングを待つ以外ない。

と、こういう思考プロセスを辿って今は落ち着きを取り戻した。


 おそらく、その物件は10月末までは残っていないだろうと予想する。

けれど、この昨晩の興奮が心臓に良い影響を与えた(と思い込んでいる)だけで、気分がとても良いと言ったら、おかしな奴だと思われるだろうか。

 今週の発作以降ずっと不安を感じていたのは、自分が長年の温めてきた夢をようやく実現できそうなところまで来ているのに、それができなくなるのではないかという焦燥感と絶望感からだった。

けれど、今日は体が楽で、気持ちも明るい。昨日までの不安と焦燥と絶望は鳴りを潜めている。明日月曜日だというのに、気持ちが軽い。

我ながら単純だなぁと思う。

まだまだ、下調べなどの準備がいる。心臓の不具合はその時間を作るためなのかもしれない。

ただ待つだけでなく、準備ができる時間として有効に活用することが、
結果として気持ちも明るくなり、体調も良くなれば一石二鳥だ。


まだまだ日常は続くし、夢は終わらない。
そう思える環境に感謝。
力になっている全てにありがとう。

今日もお疲れさまでした。

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