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出産、退院から育休開始までが地味に長い②家庭編その3

写真は、先日の台風対策の記録である。

「不安だから窓ガラス全部にテープ貼ってくれ。」
嫁は言った。
それは夕方だった。
嫁は先日の子持ち友達同士のプチ旅行から帰ってきて早々に風邪を引いていた。
調子こいてやがる。いや、調子こいてはない。
生後5ヶ月ほどの赤子を抱っこして、台風の到来に怯えながら養生テープを買いに行く。穏やかでない様子の空模様に風に雨に赤子は泣く。

店頭ではガムテープも養生テープも品切れで、ビニールテープだけはたくさん残っていた。ビニールテープは格下扱いなのか。許せない。
なので、窓ガラスにビニールテープをしこたま貼りました。
おかげで私たちは何とか無事でした。
引き続き、皆様のご無事をお祈りします。


最近は行事が多く、noteから離れていたら、テンションも内容も全く思い出せなくなっている。
私は、それだけ育休の毎日が充実しているということにする。


“私は現代日本のいわゆる一般的な正会社員A、34歳です。
第一子誕生に合わせて育児休業を1年間取得しました。怖いです。
育休録を主な目的に、noteを利用しています。”


“出産、退院から育休開始までが地味に長い②家庭編その2”より、続き〜

そうした日々が過ぎ、あっという間に5月3日。退院の日。それは、今日からは本当に3人で暮らさなくてはいけないことを意味する。

先生や助産師さんのいない生活。

こんな状態で退院して、今日から3人で本当に暮らせるのだろうか?正直、恐怖や不安しかなかった。
まだ首もグラングランだし、手元を違えばコロコロとおむすびのように転がっていってしまいそうだった。

退院時のタクシー手配がスムーズにいかず、そのほんの少しの待ち時間でさえも夫婦2人にとっては爆発しかねないストレスであり、案の定ケンカになってもうた。お互い間違いなく高ストレス下だった。

何とか自宅に着き、予測できる限りを尽くした準備で赤子を迎え入れる。赤子をベビーベッドに寝かせ、私たちは椅子に腰掛けて一息つく。
今日から私が主に嫁と赤子の世話をし、嫁にはしばらくは赤子の授乳に専念してもらうことになる。


理想では、このタイミングから育休に突入したかったが、「出産、退院から育休開始までが地味に長い①会社編」でも綴ったように、どうしても区切れていない業務があり、1週間は通勤させてもらうことで嫁とは話をしていた。
今思えば、業務自体を引き継がせてもらえば良かったのかもしれない。

嫁はやはり1人では不安すぎるということで、GW明け5/7の週、区で助成している助産院に急遽ショートステイしてもらうことにした。たまたま空きがあって本当に助かった。

ショートステイ当日、午前休をもらって助産院へ一緒に向かう。
ひと通りの手続きを済ませた後、嫁はこのようなことを言った。
「思ってたのと違う。帰りたい。お前は今週やっぱり会社に行くな。」
いきなり悩ましい状況となった。
その後、毎晩立ち寄ることを条件に、何とか我慢してショートステイしてもらうことになった。

今思えば、何が一番重要かを考えればより良い行動ができていたかもしれないが、一方で育休直前に職場をかき乱すようなことは避けたかったので嫁には感謝している。

結果的に、病院では教えてもらわなかった添い乳(出産病院では任意であり、押し潰してしまいそうだからという理由で嫁は受講を拒否していた)やその他の具体的な日々の育児についてレクチャーを受けることができ、少しだけ嫁も強くなり、とても良いタイミングで助産院を活用できたと思う。
もしそういったサービスがあってまだ活用していないという方がいたら、ぜひ活用をオススメしたい。

4月の出産前から5月の育休開始まで、いや育休に入ってからも安定していないが、いわゆる仕事脳と育児脳(もしくは家庭脳)の切り替えが全くと言っていいほど上手にできなかった。常に意識がフワフワして脳味噌は溶けて味噌汁となり、眩暈がする日々を過ごした。
※このあたりは、他にもそういった感覚がある方がいれば話を聞いてみたい。


そんなこんなありながら、なんとか育休前最後の業務を終えた私は、本当の本当に、育児休業をスタートしたのだった。


◆本日の1冊◆
「ツレはパパ1年生」
著者: 細川貂々
発売日:2009年3月19日
「ツレがうつになりまして。」で有名な細川さんの育児経験を元にした漫画があったので読んでみました。1年生〜3年生まであるみたいです(私はまだ2年生までしか読んでない)。旦那さんが育児メインというスタイルで、10年前で既にこのスタイルって凄いなぁと思います。
自分が育児メインな位置だったら、、、という苦労が伝わってきます。今はミルクだって高品質らしいし、夫婦間の理解があれば本気でパパだってママできるのかもしれない。ですね。
https://a.r10.to/hfUuA8

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