諭吉

世の中の被虐格闘技ファンの味方。 私の書いた文章は全てフィクションですので悪しからずご…

諭吉

世の中の被虐格闘技ファンの味方。 私の書いた文章は全てフィクションですので悪しからずご了承くださいませ。 website https://good-bye-world.webnode.jp/ twitter @chokeoutme

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エンターテイメントと僕の夢。5

※この文章は「エンターテイメントと僕の夢。4」の続編となっておりますので購入の際はご注意くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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    • エンターテイメントと僕の夢。4

      ※この文章は『エンターテイメントと僕の夢。3』の続編となっておりますので購入の際はご注意くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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      • エンターテイメントと僕の夢。3

        ※この文章は『エンターテイメントと僕の夢。2』の続編となっておりますので、購入の際はご注意くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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        • エンターテイメントと僕の夢。2

          ※この文章は「エンターテイメントと僕の夢。」の続編となっておりますので購入の際はご注意くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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        エンターテイメントと僕の夢。5

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          エンターテイメントと僕の夢。

           僕は真っ白に仕切られた小部屋の中でじっとしていた。 時間の経過もよくわからないこの部屋の中は、 絶望と激しい後悔ばかりが渦巻く。 こんなはずではなかった。という思念が時間の流れさえ歪めていくようだ。 外では明るい笑い声が響く。 薄い壁一枚向こうとこちらでは全く世界が違う。 表世界の歪みは、全てこちらで請け負うようなそういう世界だ。 「アレェ?この部屋は何?」 彼女らがテレビ番組でお世話になっている芸人が、 今日はライブ会場に潜入というていで取材しに来ている。 彼らは

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          エンターテイメントと僕の夢。

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          そこにある心は。

           きょとんとした顔。 どこかオドオドとしていて、喋りかけられるとぴょこんと飛び上がる。 彼女に対する僕のイメージはたったそれくらいだ。 静かで、優しくて。 そしてとても可愛い。 身長は160センチもないくらい。 肩までの少し長い黒髪をサラサラとさせて 制服はきちんと着こなしている。 学級委員長とまでは言わないが 真面目度でいうとかなり上位にランクインするんだろう。 うちの高校の女子の制服は可愛らしく、彼女はそれがよく似合っていた。 彼女の名前は今田伊織。 少し古風な名前

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          そこにある心は。

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          憧憬の極み。

           彼女は僕にとって、憧れだった。 好きとか、そういう恋愛に基づいた感情ではないのかもしれないが なにしろ生きていく上で、彼女という存在は常に僕にとって「必要」だった。 ついさっきまでそんなことは思っていなかったのに、 唐突に彼女が人生にインサートしてきたのは中学三年の夏だった。 友人は両親が共働きで夜遅くまで帰ってこない家だった。 中学三年ともなると何かと遊びまわりたくなる年頃で 僕は彼の家によく遊びに行っていた。 特に何をするわけでもない。タバコを吸うわけでもなければ、

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          憧憬の極み。

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          ファイナルアドベンチャー。

           タケルは草木をかき分けて前に進んだ。 邪悪な瘴気を放つあの城に目掛けて、ザクザクと道を急いでいた。 木々が鬱蒼と生い茂る道なき道はさっきも同じところを通ったのではないか、という疑心に駆られるほど同じ景色が続く。が、木になっている果実が、悪魔の巣食うあの城に近づくにつれて赤から紫に変化していくことが同じ道をぐるぐる回っているのではないことの証左であった。 空は木々の影に阻まれて見上げることも叶わない。 薄暗い風景の中をただ一心不乱に前に進む。 ガザっ!! と音がして、

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          ファイナルアドベンチャー。

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          暗躍。2

          ※この文章は『暗躍。』の続編となっておりますので購入の際はご注意くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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          暗躍。2

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          エリート。16

          ※この文章は『エリート。15』の続編となっておりますので購入の際はご注意くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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          エリート。16

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          暗躍。

           湿った風の吹く、夏だった。 蝉の声がまばらで去年までのような、 青く向こうまで澄んだ空ではなく どんよりと晴れた、濃度の高い青がうずくまる そんな夏の空だった。 この集落には、あまり人がいない。 学校も小中学校と高校がそれぞれ一つずつあるだけだ。 それも生徒がたくさんいるわけではない。 秋本蓮は今年高校三年生になった。 大学生になるとすればここを離れなくてはならないし、 そうでないとしても働き口は役場か、隣の街に出るか。 いずれにせよこの場所にとどまっているというのは

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          暗躍。

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          小さな侵略。4

          ※この文章は『小さな侵略。3』の続編となっておりますので購入の際はご注意くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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          小さな侵略。4

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          小さな侵略。3

          ※この文章は『小さな侵略。2』の続編となっておりますので購入の際はご注意くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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          小さな侵略。3

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          小さな侵略。2

          ※この文章は『小さな侵略。』の続編となっておりますので購入の際はご注意くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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          小さな侵略。2

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          小さな侵略。1

           目の前で、起こったこと。 自分の中にこんな怒りに狂うような感覚があるとは思わなかった。 田中亮一は、とある格闘技ジムの練習生だ。 今日は亮一と迫田という大学生のジム生だけだった。 「なんか今日人来ないっすね。」 まだ高校二年の亮一はがらんとしたジムの景色を見渡してそう言った。 「まあ、まだ時間早いしなあ。」 「そうですね。」 迫田は黙々と柔軟体操をしながら時計を指さしてそういった。 まだ外は明るい。ようやく夕方の5時になろうとする時間だ。 亮一はなるほどと納得して同意の

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          小さな侵略。1

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          歪んでいく感覚に気づかないまま。

           「な、お前もこいって。」 「マジでめっちゃ可愛いんだから!」 「俺らだけで独り占めしちゃうの勿体無いしさあ。」 「な、な。お前もくるべきだよ。」 「いやあ、、でも、、」 「今なら入会金とかいらないらしいさ!」 「な!?めっちゃいいだろ?」 「しかも美人のおっぱいとか触り放題だぜ?」 「今日から行こうよ!」 「マジで人生開けるからさあ!」 「そうかなあ・・・じゃあ、見学だけ・・・・。」 そう答えたのが、僕の運の尽きだったのかもしれない。 僕が、「じゃあこ

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          歪んでいく感覚に気づかないまま。

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