【化学】朝の目玉焼きとカリカリベーコン
チュンチュン チチチチ……
コンコン パカッ ジュワァーッ… … グツグツグツ……
できた! 目玉焼きとカリカリのベーコン。
目玉焼きにはお塩を少々。
窓からレースカーテンを通過して入る優しい朝日といっしょに召しあがれ。
ジブリに出てくるに出てくる目玉焼きをイメージいただければ幸いです。
さて、
卵はなにから構成されているか
先ほどイメージしていただいた卵を、化学の観点からみていきましょう。
白身の比率
白身(卵白)の構成比率は次のとおりです。
水…………………88%
タンパク質……10%
脂質……………… 0%
水がほとんどを占めていて、脂質は全くないのが特徴です。
黄身の比率
対して、黄身(卵黄)の構成比率は次のとおりです。
水…………………51%
タンパク質……15%
脂質………………31%
白身と比較すると、水の割合が少なく、脂質がタンパク質を超えて多いのが特徴です。
白身と黄身の焼ける順
アツアツのフライパンに卵を落とすと、先に焼けるのは白身です。端っこからカリカリになってく感じ、すぐイメージできますよね。
対して黄身はなかなか火が通りにくい。だからトロトロの半熟にしたり、お水入れてフタして蒸し焼きにしたり。
話が逸れました。繰り返すと、卵を焼いたときはまず白身が焼けて次に黄身。この順になるのは白身、黄身、それぞれの構成比率によるものです。
水分が飛んでから、特に脂質の割合により火の入り具合が異なります。脂質が多いほど火がとおりにくくなっているのですね。
ヒトを構成する物質
ボクが学んでいるのは鍼灸。先ほどは卵でしたが、今度はヒトの身体に当てはめて考えていきます。
ヒトを構成するメインの物質(原子)は以下のとおりです。
O C H N Ca P
酸素(O)
炭素(C)
水素(H)
チッ素(N)
カルシウム(Ca)
リン(P)
ちなみに、物質量はO>C>H>N>Ca>Pとなっています。
ベーコン
ベーコン、つまりお肉はN(チッ素)が含まれていることが特徴です。
骨
骨の構成要素はCa、Pつまりカルシウムとリンです。
ちなみに骨は古くなったイオンのゴミ捨て場的な立ち位置でもあります。
以上、今回は化学の授業からシェアしました。ジブリ的な雰囲気が台無しな化学の復習でした……!
国試の問題を解いてみよう
恒例の国家試験の問題を解いてみましょう。化学としては見つからなかったので、あん摩マッサージ指圧師の生理学から出題します。
筋細胞原形質の主成分となる栄養素はどれか。(あ第2回-44)[生理学]
蛋白質
脂質
ビタミン
炭水化物
答え
答え:1.蛋白質
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