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ブラジルプロジェクト2日目 ブラジルの電力事情

どうも、Kamackです。

ブラジルプロジェクトも2日目に入り、猛烈な情報のインプットの情報を少しずつ整理しつつ、アウトプットの簡単なイメージを作っています。

以前も書いた通り、インターン先の会社とはNDAを結んでいるので公開できない情報が多いのですが、周知の事実になっているような内容であったり、一般公開情報に関しては情報を共有できると思います。


ただ、明らかに読者の皆様の興味ではないような気もしているので、自分の備忘録的な感じにしていこうかなと。。。


ブラジルの電力事情

ブラジルは、実は再生エネルギーの比率が70%を超えている、化石燃料に頼り切った日本の電力事情とは全然違う国です。

意外と思われた方も多いと思います。


ただし、再生エネルギーと言っても、太陽光や風力ではありません。


そう、アマゾンの巨大な河川から得られる水力です。

しかし、この水量の割合は年々下がっていて、2010年頃は80%前後だった割合も今は65%くらいに低下しています。理由はダム開発による自然破壊で、今後これ以上ダムを開発する事が難しくなっているそうです。

という事で、代替エネルギーを求めて他の発電手段を増やしているという事。なので、いわゆる再生エネルギーの代表格である太陽光と風力はまだ5-6%程度。

あと、日本とは違いブラジルらしいのがバイオマス燃料を使った発電。あとは化石燃料を使った発電も近年は増えてきています。


ブラジルの電力使用における課題

色々な課題があるのですが、家庭よりも大きな小・中規模事業者の観点としては料金体系の複雑さがあると思います。

ここ2日、その料金体系に関して勉強してきたのですが、いまだに正しく把握できておりません。。が、私の理解はこのような感じです。※プロフェッショナルの方がいたら、ぜひ教えてほしいです。

1. 使用量に応じた料金
2. 需要に応じた料金(日本の家庭のアンペア契約のような基本料に近い)
3. パワーファクターによるペナルティ

1. は非常にわかりやすく、使用量に対応した料金を支払います。ブラジルでは電力の自由化が進んでいるため、電力を購入する先は選択ができることに加えて、不足分を自由市場でスポット購入する事もできるそうです。

2. については、基本的には日本のアンペア契約に近い、瞬間最大使用予定の電流を配電業者と契約するもの。日本家庭での契約との違いは、家庭ではその電流量を超えると有無を言わさずブレーカーが落ちるので、契約電流以上は使えない仕組みになっているのですが、ブラジルでは使えます。ただし、その際は超えた部分について3倍の料金を支払う必要があるという仕組みだそう。このあたりが業者がどう設定したらよいかを難しくしている要因だそう。

3.については、正直専門的すぎて本当にざっくりとしか理解できていませんが、電力にはパワーファクターという概念があり、電力が実際に使える量と、使えないけど電力に含まれているものがあるそうです。そのため、実際に使える量(パワーファクター)がある一定以上の割合でないとペナルティが発生するという仕組みのようです。この値が低いときには特定の設備を導入する事により解決できるそうで、どのような時に導入すると最終的に電力料金が安くなるかどうかというのが素人には判断が難しいという感じですね。

お客様がやりたいことは、この3つを最適化する事で、電気料金を下げたいという事。そのために、どのようにITやIoTを活用するか、という事がカギとなります。

私がインターンで働いている会社は、このあたりを解決する手段を提供しています。ただ、残念なことに詳細は公開できません。

今日はこのへんで。また面白いことがでてきたらアップデートします。

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