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夏を振り返り、次に向かう

こんにちは、Yukoです。
長かった8月もこれで終わり。
この夏はとてもシビアでエキサイティング、忘れられない夏になりました。

スペインにMBA留学、それ自体がなかなかない機会ではあるのですが、10年以上働いてきた身としては「学生」という吸収する立場だけでは時折物足りなくなるのも事実。
小さな形でもいいので、社会の役に立ちたいと思ってしまうもの。

その最たる方法が、自分にとっては「仕事」なんだと改めて気づきました。

プロジェクトを始めて、純粋な留学生活では出会えなかっただろうスペインの起業家やアーティスト達と仕事をさせてもらう機会を得て、活動をnoteに報告し、クラウドファンディングに挑戦し、オンラインショップを始めたり、どれもヨチヨチ歩きの連続ですが、全てこの一夏がさせてくれたこと。

今回の私達の「挑戦」もとい「新しい仕事」は裸一貫で始めたも同然です。

日本で会社員をしている時と違い、会社名も役職名もない、後ろ盾もない状況。

ですが、会社員の時に経験した「部署の方針が変わったから熱を込めていたプロジェクトも中断してしまう」なんてつらい思いは発生しないし、極端な話、自分達の志さえあれば進められます。

一方で会社員の時は、自分達の力だけでは先に進めない時は、「会社の方針」や「上司の指示」により他部署と連携を取れたり協力者を集めることが、できていました。
組織ではそれぞれの役割が決まっていて、お給料をいただく社員という立場上、「No」と言うことは難しいでしょう。
きっと心の中でご本人がいやだなーと思っていても、結果的に協力してくれていました。

裸一貫の自分達にはそんなチカラはなく、純粋に魅力を伝えて共感をしてもらい、協力者を募ることが最大限できること。

その大変さと、「会社」という先人達が築き上げたブランドが取り除かれた時の自分達の身の丈を、よく分かった夏でした。

プロジェクトの土台を作るにあたって、協力をお願いして断られたこと、大事な場面で梯子を外されたこと、なんでそんなことを頑張ってるのとあしらわれたこと、悲しい、悔しい思いもしました。

でも「No」と言われるのは、たぶん「仕方がない」。
忙しい、興味がない、メリットがない。
「No」と言われる理由はたくさんあります。

だからこそ、「Yes」と言っていただけた時の感動は大きいものです。
noteやクラウドファンディングを通して、がむしゃらな様子を共感?心配?してくださったのか、「Yes」と言っていただける方達に幸いにも巡り会うことができ、その有り難みをとくと感じた夏でした。

あまりにもたくさんの一喜一憂があったので、自分の中でこの夏を振り返り気持ちを整理できるようになるまでに時間がかかりましたが、冷静に見れるようになった今はなおさら、協力してくれる方達の有り難みを噛み締めています。

もし今後、自分が協力を求められた時には真っ先に駆けつけようと思うし、もし誰かが新しく挑戦をする時はできる限り力になろう。

何もない時こそ、差し伸べられる手ほどありがたいものはありません。

与えられるばかりの今ですが、いつかは自分が誰かのチカラになれるようにまで大きくなりたいと思い、次の季節を迎えたいと思います。

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