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生みの苦しみ。製品を海外で売る難しさ - もう一つの起業

どうも、Kamackです。

ブラジルプロジェクトでブラジル滞在中ですが、今回は、MBAの一環である起業プログラムについてです。学校のメンバーと一緒に、日本の良い製品をスペイン、ヨーロッパで売るプロジェクトを行なっています。

前回の下記の続きなので、未読の方はこちらからどうぞ。

プロジェクトで扱わせていただいている製品の一つ、おやさいクレヨンが、最近2セット売れました

が、ここまで到達するのにものすごい長い道のりがかかっています。

このプロジェクトではオンラインと実店舗の両方で売る事を考えており、オンラインではFacebookやGoogleの広告を売ったり、ストーリーとしての読み物を追加するなどして、色々と手立てを打ったのですが、この夏には全く売れませんでした。

広告はFacebook用広告で58ドル、Google用広告で25ドル(ただし、25ドルで100ドル分の広告が使えるキャンペーンを使ったため、100ドル分の広告を活用)使って売れないというのはなかなかにキツイ状況です。

さらに、海外のオンラインショップ用プラットフォームであるShopifyの維持費+多言語化が毎月47ドルのしかかります。固定費って本当に痛いですね。


そして実は今回売れたのは、実店舗の方です。

オンラインだけでなく実店舗でも売ろうという事を決めたのは、プロジェクトの前半で行なった、スペイン+ヨーロッパの方々に向けたアンケートの結果にあります。

アンケート結果では、スペインではギフト向けのものはオンラインよりも実店舗で見て買うという人が多く、またギフトの習慣としてもオンラインで直接ギフトを送るという事はやらないという結果が出たためです。

(ちなみにアンケート結果によると、国土の広いアメリカはオンラインでギフトを買って相手に送付する人が多いそうです。日本も最近ではオンラインで買う人も増えている様子です。国によって違いますね!)


このため、バルセロナにあるお店のうち、子ども用雑貨店やクラフトショップなど、製品と親和性の高い店舗を選び、自分たちでお店のオーナーと製品を置いてくれないかという交渉をしてきました。

結果として、今バルセロナの5店舗に置いてもらっています。

ようやくそのうちの1店舗で売れたのですが、ここまで至るまでに回った店舗は20店舗は超えます。

今回売るのが難しかった1つの要因として、時期の問題がありました。実はバルセロナで販売するにあたって、8月というのは良いシーズンではありません

なぜなら、かなりの人が避暑のためバルセロナからいなくなります。お店も8月は丸々1ヶ月閉まるお店が多いです。


そんな中買ってくれた方というのは、実は我々の友人と、オーナーの同僚でした。

でも、売り上げには変わりなく、また私たちが以前クラウドファンディングをやったときも、最初は友人や同僚が買ってくれたというところからスタートしています。

契約しているお店のオーナーによると、9月は休暇から戻ってきたスペイン人がクリエイティブになる時期という事なので、そこで何らかの動きがあるかもしれません。

協力してもらう実店舗など、もしかしたら新しい切り口があるかもしれないので、行動と検証を繰り返して、日本の高い品質の製品を広められるよう活動を続けたいと思います。

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