アスパラガス

夫がアスパラガスを買ってきた。産直に行き、最近食べてないもの、と周りを見た時に目にとまったらしい。

確かに最近買ってないなぁ。まぁ今日はもう作るもの決めてるし、何なら作りはじめてるし、明日使おう。そう思っていたのに。

最近冷蔵庫を開けられるようになった息子。アスパラガスを取り出した。そして主に穂先の方を興味深く触っている。

「あんまり触ると悪くなるよ、ちょうだい」

「いや。アスパラガスたべるの」

「今日はもう作るもの決めてるし、作らないよー」

「だめ。たべるの」

「ベーコンもないしさ。明日食べようよ」

「いや!アスパラガス!アスパラガスたべるの!!」

息子は意地でも離さない。いやいや、君、別にアスパラガス好きじゃないやん?何なら残すことも割とあるのに。何でそんなに今日は食べたがるのだ。

まぁ、理由は明白で、単に料理したいだけなのである。普段自分が扱わない食材を使いたいだけである。スーパーでいろんな野菜をカゴに入れてくるのと同じ心理だと思われる。

根負けした私。当初作る予定だったもの以外に1品だけ作ることにした。アスパラガスとツナを炒めるだけのものである。

アスパラガスの皮をピーラーでむいたり、切ったり、炒めたり、全行程を横で見ていた息子である。料理が好きなのは良いことだけれど、こういうことが続くとちょっと大変だな。

買ったばかりのアスパラガスは瑞々しくて美味しかった。今度はベーコンも買ってきて、息子と一緒に巻くかなぁ。


ではまた明日。