気軽に時空を旅したい

『時空旅人』という雑誌を見つけた。

Kindle Unlimitedの対象本の中にあったのだ。

「時空を旅するように歴史、文化を紐解く雑誌」だそうで、面白そうなテーマが沢山あった。

その中で特に気になったのが「出雲と大和」。出雲と大和と言えば、個人的には「国譲り」である。

国譲りとは、古事記や日本書紀に出てくる神話の一部で。とてもとても簡単に言うと。

天の神様が「自分たちが地上を治めたいんだよね」と地上の神様に言って、何やかんやあった後に国を譲ってもらうという話である。「譲るから、代わりに立派なお家作って」と作ったのが出雲大社の元になったという話がある。

つまり、天の神様が大和の人、地上の神様が出雲の人ではないかな?という話で、当時出雲の辺りに力のある人がいたのではないかなという話である。

神話とはいえ、一応天皇家に繋がり、実際の歴史に繋がっていくもので、全てが嘘ということはおそらく無いと思われる。何かしら現実と繋がっている部分もあると私は思っている。どこが繋がっていて実際どうだったのかはわからないけど、そこが楽しいのではないか。国譲りの部分は「当時出雲にどんな人たちがいたのか?」という疑問に繋がり、特別調べることはなかったけれどもずっと気になっていた。


というわけで、雑誌を借りた。早速読もうとした。しかし。元が雑誌なのである。

雑誌を電子書籍で読もうとすると、大抵「これは大きいディスプレイが向いてますよ」という表示がされる。実際、小さい画面だと拡大縮小を繰り返さねばならず、とても読みにくい。

しかも時空旅人。思った以上にしっかりした雑誌だった。雑誌と言えば広告が挟まれまくっているイメージだが、全くそんなことが無い。記事の内容が、文字量がすごい。

スマホで読むことは早々に諦め、初めてパソコンで読んでみることにした。パソコンなら画面も大きいし、普通に読めるのでは。

しかしパソコンでも拡大縮小は必要で。しかもこのパソコン、何故か画面を見ていると物凄く疲れるのである。私と相性が悪い。読みたいから頑張って読むけれども、すぐに疲れる。他、他にないのか。

読書専用機は白黒なので、今回の雑誌には向いていない。あとは小さめのタブレットがあるのだが。結果的に、一番読みやすかったのはこのタブレットだった。やはり拡大縮小は繰り返さねばならないけれど、一番操作が楽だし目も疲れにくい。

本当は、紙の雑誌を読むのが一番手軽で簡単なのだけれどね。最新号も興味のある内容だったので、そちらはもうポチった。今日明日くらいに届くだろう。


考えてみれば、「時空を旅する」なんて気軽にできることではないわけで。ある意味雑誌タイトルにふさわしく、難しい旅であった。気軽に時空を旅できるのはいつの日か。Kindle Unlimitedで読めるの沢山あるし、読みたいんだよなー…。雑誌用に大きめのタブレットを買うか、悩む所である。



ではまた明日。