たこきちとおぼうさん
今日は今回借りてきた図書館本の中でいいな!と思った本の話。
『たこきちとおぼうさん』という本があった。
何故か値段がすごいことになっておる…。
この「たこきちの不思議な墨」で描いた「お坊さんの絵」が大活躍する絵本。
「絵が飛び出す」「一定時間で消える」設定を上手に使っていて、物語としてとても面白いなー!と思った。
作者の工藤ノリコさんは、『ノラネコぐんだんシリーズ』が有名だと思う。あちらはどこか漫画チックで様式美を楽しむ絵本という感じ。
他にも『ペンギンきょうだいシリーズ』『ピヨピヨシリーズ』も読んだことがあるし、シリーズじゃない他の絵本もいろいろ借りて読んできた。
どれも一定以上の面白さがあるし、「すごいな」と思う所はあったのだけれど。私が読んできた本は登場人物は動物でも、割と日常の延長線上にある話が多かったと思う。
今回はTHE昔話!冒険!ハラハラドキドキ、どうなっていくんだろう?っていう。純粋に物語の内容が楽しかった感じ。工藤ノリコさんの本の中で、今のところ私のイチオシはこの本だな!と思った。
続きそうな終わり方だけど、続編は出ていないっぽい。この1冊でとても完成されているなーと思うので、続編を作るのは難しいかも。でも読みたいなー。
私は、機転を利かせてピンチを乗り切る系の話が好きなんだなーと改めて思った次第である。
ではまた明日。