草木染め(ササ)
昨日の記事で取ってきた笹で草木染めをしてみた。
まずは適当に葉を切って袋に詰めて煮出す。
今回、糸18グラムに対して笹は40グラムにしてみた。
前回のビワの感じから、葉っぱ系って色が出るのが遅いのかな?と思っていたのだけれど。
5分?10分?くらいでうっすら色は出始めていた。ビワよりは早い気がする。
30分くらい経過。ちょっと緑っぽい黄色という感じだろうか?
結局1時間くらい煮て、あまり色の変化が見られない気がしたので糸を投入。今までの液と比べると、何か色が薄い気はするのだけれど。
30分くらいつけたのがコチラ。緑にはほど遠い。これは黄色だ。全体的にやっぱり薄い気がする。綺麗な色だけどね〜。
今回も媒染液はミョウバンと銅である。
ミョウバン媒染後がコチラ。綺麗な色なの!綺麗な色なんだけど!どう見ても白っぽいし緑じゃないよなぁ、という。竹の断面に近い色な気がする。
銅媒染はコチラ。ミョウバンよりは色が濃い。けど、やっぱり黄色だよなぁ、という。
とりあえずどちらももう1度笹液につけ、媒染液につけてみた。
ミョウバン。
銅。
最終的に乾いたのがコチラ。
右から
である。
確かに今までの黄色と比べると、青っぽい黄色ではあると思う。「黄緑」と言う人も中にはいるかもしれない。でも大多数の人は「黄色(またはカラシ色?)」っていう色だよな〜という感じに仕上がった。
実は緑色に染めるって、難しいそうで。自然に緑!って感じにはなかなか染まらないので、黄色に染めた後、藍など青色で染めて緑色を出したり、ということもあるそうな。
葉をすりつぶした方が緑色になるという話もあるので、今度はそちらもやってみるかな。
葉を採取する場所や時期によっても色は変わってくるそうなので、いろんな場所、いろんな時期の笹で試してみたら、もしかしたらもっと緑色に染めることもできるかも。
兎にも角にも個人的には、綺麗なんだけど!欲しい色とはちょっと違う!という結果になった。
特に薄い色は、今持っているコングレス(こぎん刺しに使っている布)に刺しても目立たなくてね…。真っ白か、もしくは紺など濃い布に刺したら綺麗かなーと思う。
いろんな色の布も用意したいし、やってみたいパターンもありはするのである。
と考えると、夢は膨らむ。
緑色もまだまだ諦める気はなく。次は用意できたら人参の葉っぱか、ヨモギかなぁ。
草木染めの道は1日にしてならず。いろんな経験を積む旅は続くのであった。
ではまた明日。