ズッキーニと開拓
冷蔵庫にズッキーニがあった。
いつもはトマト煮の一員になるのだが、前日カレーをしたばかり。似たような煮込み料理を2日連続はなぁ、と、カレーに決めた時点でその日にトマト煮をするつもりは無かった。ズッキーニをカレーの時に入れようか迷ったものの、変わり種は夫があまり好きではないので、入れなかったのである。ズッキーニは新たな料理法を開拓することにした。
さて、焼くか炒めるかどうするか。普通に焼いても味付け次第で美味しそうだが。と思いつつレシピを検索してみると。ズッキーニをくり抜いて器にしたものが出てきた。これは息子受けが良さそうである。
「今日はズッキーニ使うんだけどね。これどう思う?」
画像を見せると息子の目が輝いた。
「やる!ズッキーニをはんぶんにしておさらにするの!?」
やはり息子の場合、「食べる!」ではなく「やる!」。つまり「自分で作る」になるんだなぁ。
と思いつつ、料理スタート。くり抜くのもやらせてあげたいが、スプーンは意外と凶器なので今回は私がやってみた。思ったよりは柔らかくくり抜けた。これなら息子にやらせても大丈夫かもしれないな。次回やる時にはやってもらおう。
中身をその他野菜と炒めて味付けし。くり抜いたズッキーニに詰めるのは息子にしてもらった。1つのズッキーニを半分に切ったので器は2つあるわけなのだが、その2つに均等に上手に具材を詰めていた。仕上げにチーズを乗せ、最近息子がハマっているパセリを振りかける。あとはオーブンで焼くだけである。
私が作業している間も椅子を持ってきて常に見ており、隙あらば自分がやる!とアピールしてくる。相変わらずの料理好き4歳である。
無事焦げ目もついて完成。我が家にはあまりない、とても映える料理となった(しかし画像はない)。
私も仕事をしているわけで、仕事の日はそんなに手のこんだものを作れるわけではない。それでもなるべく息子が参加できそうなもの、息子の興味を引きそうなものを選べる時には選んでいる気がする。その分、私の料理の幅も広がる。
やはり人との関わりというのは何かしら世界が広がる可能性があるもので、できるだけ広げる方向で関わっていきたいなぁと思うのであった。
さて今日の晩ごはんは何にしようかなぁ。今日も美味しいものを作って食べましょうかね。
ではまた明日。