ニョッキ!
白いごはんが無いのである。
いや、正確に言えば無いわけではない。あるかないかと言えば「ある」。冷凍したご飯とか、一応何かの時のために、と備蓄しているものとか。
ただ、米袋の中に精米したお米が無いという話で。玄米はあるので精米すればいいだけの話だけど、今日はちょっとなー。軽いものではないし、暇な時に夫に行って欲しいなー。そして今日は、お米は炊いたものを用意したい気分なんだよなー。
お米を炊けないなら、何か他のもの。考えていたらひらめいた。
そうだニョッキだ!私はニョッキを食べたい!!
ニョッキ。もう名前からして楽しい。私の中で声に出したい日本語(?)である。
ついでに言うなら両手の人差し指を立てて、下から上に腕を上げる動作付きで「ニョッキ!」と言いたい。言いたいというか実際にやっている。これは昔からの衝動で。なんだろう。語呂がこう、植物がニョキニョキ伸びるのと似ているからだろうか。
独身時代はぼちぼち作っていたものの、結婚してからは一度も作ったことが無い。今なら息子も形を作れるだろう。やってみよう。
そんなわけで、休みの日でもないのに晩ごはんにわざわざニョッキを作った。恐るべきニョッキパワー。
じゃがいもをゆでて潰して小麦粉と混ぜ混ぜ。形を作るところからは息子に手伝ってもらった。
丸めてフォークで潰してもらった。力加減が難しいもよう。まぁ、生地も適当だしな。
それを茹でて
これまた適当に作ったミートソースもどきをかけて食べた。美味しかった。
じゃがいも感もありつつ、もちもち感もありつつ。私の中ではかなりいい塩梅だった。
実は私はちゃんとしたニョッキを知らない。お店とか市販のものを食べたことがおそらく無いのだ。だから本当のニョッキがこういうもので、世間で「ニョッキ」と思われているものと私のものが「ほぼ同じである」という自信は無いものの。
普段食べる他のパスタとはやっぱり違うし、ニョッキにはニョッキの個性があるなぁと思う。じゃがいも感と家庭感。お洒落さはないかもしれないけど、やさしい感じはある気がした。
息子も楽しかったみたいだし、パクパクだったし。またいつか作ろうと思う。
思いつきで作ってみたけど、やってみて良かった。やっぱりこう、響きからして何か楽しいのだよな。
ニョッキー!
ではまた明日。